さようならG Pro wireless。
ようこそ Finalmouse UL2!
発売日にふもっふのお店から購入できて1ヶ月ほど試行錯誤しましたが、過去最高のマウス更新。どちらかというとかぶせ持ちだった僕は、このマウスでつまみ持ちの可能性も考え始めました。
G Proも80gですごく軽くていいマウスなんですが、47gの軽さと116mmの小ささはいろんな可能性があって大正義。
まずは海外の詳細レビューから
他のマウスとの比較
縦116mmというのは、G pro HERO やKone Pure owl に近い小型マウスですね。
Finalmouse AIR58 をそのまま小さくした感じなのでお尻が上がってなく、さらに小さく感じます。
18cmだとほぼマウスが手の中に収まり、手のひらがマウスパッドに付きますね。
Dafranがもう少し前目でマウスを手の中に収める形で持ってたのでかぶせ持ちも出来なくはないです。ほぼマウスを手の中に埋めるて存在を消すことができますね。しかし上手く手をのせないと手のひらが邪魔でぶん回しにくい。これはインフィニティスキンでマウスを太らせればなんとかなります。
つかみ持ちするにはちょっと116mmじゃ足りないか?
こちらもインフィニティスキンで対応可能。
やはりこの小さなマウスの真価はつまみもちかと。
かなり手の中で隙間が生まれるのでつまみの可動範囲が広く、しかも最小最軽量という初動やストッピングの扱いやすさ、つまみながらも窮屈にならない手首の持ち上げやすさは、個人的にまたひとつマウスが鉛筆に近づいてきたという感じ。
先日Sabagodさんの感度設定動画を紹介しましたが
HaksalのeDPI 24400のように指先だけで繊細なAIMするのにもこの小ささと軽さは活きてきて
MothのeDPI 2992 のように腕をひたすら高速にぶん回すにもこのマウスの軽さが余計な慣性を生まず活きてくる。
Finalmouse UL2はこういった極端な設定でも新しい体験がでてくるいじり甲斐のあるマウスです。
Finalemouse UL2発売後に始まった、2019OWL シーズンプレイオフでさっそくmoth選手が活用してるのが映ってました。本日のグランドファイナルでサンフランシスコ優勝しましたがFinalmouseも貢献したかもしれません。そういえばホイールとケーブルがサンフランシスコカラーですね。
指をかける幅が54mmと狭いので、インフィニティスキン貼らないとかぶせや、つかみは厳しそうです。つまみは何も貼らないほうがすし🍣をつまんでる感じ、、というには大きいですが、マウスをつまんでる感で動かせるのが良いですね。
高さ36mm
インフィニティスキンは3種類の厚み
全部重ね張り出来ます。
けど左サイドはサイドボタン押しづらくなるのでおすすめしません。
マウスソールは普通というか、汗の湿気を吸うと滑り落ちますね。カグスベール貼ると湿気に関係なく滑るので、僕はお尻の真ん中にひとつ追加して貼ってます。
インフィニティスキンは、ピッタリのサイズになってますが、ピッタリだと出っ張りやすくなるので一回り小さくカットした方が持ちやすくなると思います。もうひとついうと、サイドも斜めに切って2分割したほうがいいかと、サイドの後ろを膨らましてもフィット感高まるわけではないので。
僕の愛するじーぷろくんはヤスリで調教してるのでこれでもし逆らったら机にたたきつけてお風呂に沈めます pic.twitter.com/z2CtwYCdZF
— 【HP】こはく🐉 (@KHKNS___) September 29, 2019
先日こういうツイートを見かけましたが、他のマウスに貼るとちょうど一回り小さいスキンでしっくり来ますね。
しかし1万4千円のうち、7千円ぐらいはインフィニティスキンの開発やプレミア価格だよなと思うと、あまりハサミいれたくない感じもします。
そこでこういうコーナークッションを使うと自由に加工できるインフィニティスキンとして使えます。
TRUSCO(トラスコ) エッジクッションテープ 100mmX2m ブラック TEC100BK
- 出版社/メーカー: トラスコ中山(TRUSCO)
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
ダイソーなら100円、長さ2m、3.5cm,厚さ4mmぐらいのポリウレタン製、コーナークッションが売ってるので、Finalmouseと言わず、普通のマウスの幅や高さを調整するにもいい感じで、インフィニティスキンはほんと目からウロコのアイディアだと思いました。
かぶせやつかみを試してたときは、こんな感じでコーナークッションをインフィニティスキンとして加工してたのがお気に入りです。ポリウレタンでもスキンと同じく2-4gぐらいしか増えません。2mもあればマウス10個ぐらい自由に貼ってもまだ余ります。
ファントムケーブルもすごい柔らかく抵抗を感じません。
この軽さだとこれぐらい柔らかくないと抵抗ありそうです。
手持ち少ないながら持ってるマウスではRazerが一番やわらかいと思ってましたがFinalmouseはその上を行きました。世の中には断線リスクギリギリのパラコードという超やわらかケーブルもあるそうですが、たぶんその一つ手前の柔らかさといったところでしょうか。
実は基板もすごく小さいんですよね。
これだったら、あと2cm短く全長96mmまでバッサリ後ろカットしてくれてると「つまみ専用」としては究極だったのですが。
自分でカット加工すると強度が心配になるのでそこは諦めます。
マジでやってる人いるんだがwww
ちなみにFinalmouseはドライバーレスで、ボタンを変えるソフトウェアが付いてません。マウスの背中に付いてるボタンでDPIを400、800、1600、3200に順次変更。ポーリングレートは500hz固定となってます。が、、、
実は基板がDreammachines DM1ProS と同じらしくこちらのソフトウェアを入れると背中含む全てのボタン変更、ポーリングレート1000hz、ゲームプロファイル登録などができるようになります。非公式なのでおすすめはしませんが。
https://www.dreammachines.pl/en/drivers
上のDM1 Pro S Softwareですね。
僕はProfile2にオーバーウォッチ、Profile1にブラウザを設定して自動でボタン設定切り替わる様になってます。
ゲーム専用のマウスと、普段PCで手軽に使うマウスに小型のANYWHERE 2Sで使い分けてたのですが、 Finalmouseは普段使いにも軽くて小さく動かしやすいのでゲームとPCを使い分けなくなりました。
ちなみにマウスパッド NINJA FX シデンカイ での 500hz マウステスター
1000hz の方が最高スピードにちょっとブレがあるようにもみえますが、1msでテスター上ではちょいブレる1000hzか、2msでブレがより少ない500hzを選ぶか、どちらもプレイで感じ取れない違いですが、使ってる人のマウスパッドの相性や好み次第でしょうか。
1000hzになったかどうかはここでチェック出来ます。
Mouse Rate Checker
マウステスターのソフトはこちら
https://www.overclock.net/forum/375-mice/1535687-mousetester-software.html
さて、ここからは1ヶ月試行錯誤した持ち方の話。
インフィニティスキンはまだ使いません。
スタンダードで最強の「つまみ持ち」
■トラッキング95
■フリック95
■ストッピング 95
■360度対応 センシ、手首、腕、次第
■上下の対応 95
ローセンシでぶん回すのは慣れて無くて、eDPI 9600ぐらいのハイセンシだと手首と指だけで360度のかなりの部分対応できていいですね。つまんで文字を書くぐらいの気持ちで使えます。
マウスが消える「ファントム持ち」
■トラッキング 100
■フリック 100
■ストッピング 80
■360度対応 90
■上下の対応 90
△ただし手のスレあり
マウスを手の中にすっぽり収め、かつマウスの背に力はかけない。
「マウスは握らず、手の付け根そのものをマウスパッド上で動かせば、勝手に手の中のマウスがついてくる」
親指と薬指のマウス先端のみ固定で、手の付け根を動かすつもりで、手の中にマウスが消えるような感覚になります!
なんならマウスお尻が0.1mm浮いてるぐらい。
たぶんFinalmouseの軽さを極限まで活かした持ち方。
動かすときはマウスパッドにあまり手の付け根の荷重をかけず、マウス止めたいところに手の付けねを置くと精度も安定性も抜群です。
マウスは握らず手に収まってるだけというのは、逆に親指、小指、手の付け根すべてがグリップとなり、手がスレます。その手の皮すら微調整の一つの要素ですが、マウスパッドを選ぶかもしれません。
指一本でマウスパッドを自由になぞる「中指ドローイング」
■トラッキング 100
■フリック 80
■ストッピング 100
■360度対応 90
■上下の対応 80
中指1本とその付け根を47gのマウスと一体化させて押さえつけます。
中指の動きがダイレクトに軽いマウスと一体化した動きをします。
薬指と小指は手を開くかのように軽く浮かすていどに。
手のひらや手首はマウスパッドにつかず浮いてます。
中指は右クリックも担当するので、親指がマウス左側の支え、微調整の指となります。
適度にマウスを押さえつける圧力が正確なトラッキングと、キビキビとしたフリックを可能にします。
中指1本でマウスパッドを自由に移動できるので360度広い対応と、正確なトラッキングが容易になります。
普通のマウスだと持ち上げるのが難しいですが、47gなので手をすぼめるぐらいで持ち上げが可能です。
△ただし右クリックをメイン射撃、盾ホールド、スコープホールド、トラッキングに設定する必要あり。
指先でガッチリ固定できる「ナナメ持ち」
■トラッキング 95
■フリック 80
■ストッピング 95
■360度対応 100
■上下の対応 80
薬指と小指、親指でマウスをガッチリ固定するナナメな握り方。
手のひらや手首はつかず浮いている。
この小ささだからこそ、この軽さだからこそ、このボタン配置だからこそできた変態スタイル。マウスを横に持つかのように指先で固定する様は、指の繊細さとかぶせ固定での広い振り向き能力の両方の特性を得ます。
△ただし普通に横に振ると右下ナナメになるw
30分ほどボット撃ってると感覚的に慣れますが、毎回慣れが必要かも。
つまみ以外のどの変態スタイルもこの小型軽量マウスだからこその特徴があって、つまみよりいい感じもあり、いまだ甲乙付け難いです。これにいろんなDPIや、インフィニティスキンまで考えるとほんといじりがいのあるマウスです。
以上、Finalemouse UL2のレビューでした。
ふもっふのお店では当然売り切れ。
再販あるかもしれないので欲しい人はメールで通知登録したほうがいいかも。
あるいは、買ってみたものの軽すぎる、小さすぎて手に合わない、つまみはしないなどの人も多いようなので、ヤフオクやメルカリでプレミア価格で探すか
代替としてはModelO-(マイナス) 58g がGloriousから今後出てきます。
こちらは正規代理店じゃない輸入マーケットプレイスで価格が高いですが、Gloriousは日本の正規代理店が決まっててModel Oのマイナスじゃない方は販売始まってるので、Oマイナスもすぐ正規販売はじまると思います。
とはいえ一回り大きくなりますかね。Air58の128mmより小さく、UL2の116mmより大きい58g。
充分な軽さなので、1万4千円でUL2買うよりは、こちらが正規販売されたあとクッションコーナー加工した方がコスパ良いかと。この全長ならかぶせや、つかみもやりやすそうです。
しかし、よりFinalmouse UL2 に近いのは同じ116mmで52gの CoolerMaster MM710でしょうか。
こちらはアメリカで50ドルで発売されたばかりということなので、日本で販売されたら7千円以内で買えるかも? 正直こちらのほうがコスパ良いですね。