beansgunのOverwatchメモ

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小型ゲーミングマウスの新星? ARMAが発表

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www.elecom.co.jp

 

ちょっと気になるマウスが発表されました。
これまで小型マウスというと、

 

Finalmouse Ultralight 2 - Cape Town ゲーミングマウス

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XANOVA Mensa Pro Gaming Mouse ゲーミングマウス G-XM3BKB6OPRG2G-XANG

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(MM710は日本でまだ未発売)

この辺が思い浮かぶのですが、だいたい全長115mm-118mmですね。
僕の認識だとゲーミングマウスは
130mmが大型マウス。
125mmが標準で、
120mmが小型
上の4つはさらに手のひらに収まる最小型だと思ってましたが、

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幅72.9×奥行106.6×高さ43.3mm
重さ84g。

なんとARMAは 106mmとさらに10mm短い超小型ゲーミングマウス!
ただし高さは43mmと上のどれよりも高いのでかなり丸っこく、かぶせもできそうな小型右手エルゴノミクスマウスとなってます。全長が短くて高さがあるなんて、まさに僕が求めてたマウスでは!?

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右側面もいいかんじに薬指置けそうですね。


これはELECOMという日本のメーカーが、日本市場をターゲットにしたからこそ作れるマウス。欧米メーカーで106mmはニッチすぎてなかなか企画通らないでしょう。ELECOMはオフィス向けにさらに小さなマウスとかたくさん作ってますしね。


そう、、 ELECOMなんですよね。

オフィス向けにコスパ良いマウス作ってるメーカーですが、ゲーミングマウスというイメージはないのでこれまでスルーしてました。オフィス向けマウスはゲーミングほど耐久力も精度もないだろうと。僕はオフィス用もゲーミングマウス使ってたぐらいですし。


 

一応2015年、MMOゲーム向け多ボタンマウスを出してわりと高評価です。そしてついにFPSマウスに参入。



となると気になるのは精度や耐久性といったところですが、実はもういろんなメーカーのゲーミングマウスがPixArt社のセンサーと、オムロン製スイッチを採用してたりしてそんなに精度とスイッチの耐久性に違いは無いんですよね。センサーの画像をArmなどのチップでどう素早く正確に処理するか? というドライバーソフトウェアで違いは出てきますが、それもチップ性能がどんどん上がってて正直体感レベルの違いは感じない。

でも、ホイール関連では設計の違いが結構出るでしょうか。

PMW3335DB は調べると低電力センサーで
解像度 16000DPI
ラッキングスピード 400IPS
加速 40G
と充分ハイエンドですね。

低電力は有線だと関係なさそうですが、スペックからしてこれからのワイヤレス時代に対応する、PixArt社の「ロジクールの低電力 HEROセンサー」へのカウンターといったところ。今後いろんなメーカーからPMW3335を採用したワイヤレスが出てくるかもしれませんね。

メインスイッチも2000万回耐久のオムロン製。

今回ゲーム向け新ブランドということで、価格も¥12,694円という強気の値段。
ELECOMが1万超えなんて初めてでは?
ホイールやドライバーも値段通りきっちりしてると期待したいです。


ここから脱線。

光学式スイッチといえば、、、 

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ELECOMは去年6月にすでにFPS用マウスを出していて、そのウリは8000万回という「光学式スイッチ」の採用でした。店頭にモックあったの触りましたが握りもIE3.0によったオーソドックスな形で悪くなかったです。なぜこの自社スイッチを採用しなかったのでしょうか?

Amazonレビュー見ると 128.5mmという大型マウスなことと、光学式のためかクリックのストロークが長いという2つの点でいまいちだったようです。せっかくの光学スイッチが逆効果に。だからいったんオムロン製に変えたのですかね。

光学スイッチは1ヶ月前にもRazerからViperが発売され話題になりました。

とはいえViperの高評価はスイッチではなくRazerの形状と115mmで69gという軽さのようです。光学スイッチも耐久力というより、デバウンスタイム(バネの跳ね返りでチャタリングしないよう開ける時間)をmS単位の反応速度まで詰めるための採用のようですね。そんなViperの光学スイッチも返りが弱いとか、奥行き(ストローク)が長いというレビューもあります。

www.youtube.com

マウスの反応速度は、ロジクール、Razer、Roccat, Endgame Gearでしのぎ削ってますね。僕は体感でわからないけど。

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この動画で初めてスイッチの中身がどうなってるか分かりました。
金属板のバネを叩いて通電してるわけですね。
このバネが弱ると微振動で1度で2回叩いてチャタリングを起こす。
微振動がおさまるデバウンスタイムを長く取るほどチャタリングは起こりにくいけど、クリックの反応速度が悪くなる。

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光学式も金属板を使うのは一緒ですが、光をバッサリカットする(通す?)ところまで押すので金属板の微振動程度は関係なくなり、デバウンスを無視できると。

まあ、だからチャタリング起こさないけど、現状の光学式はスイッチが気持ち深めになる傾向があるのでしょうか。


えっ、金属板使わず直接スイッチと接点すればいいじゃないかと?
みんなのマウスをクリックする力だとそれじゃすぐ接点摩耗して1万回も持たないですよ。金属板という緩衝があるから強いクリックにもスイッチが耐えれるわけで。


ただ光学式はこれから改良の余地ありそうですね。
ロジクールG903hや、ROCCAT Kain120 などはスイッチ以外にクリックボタンにバネを仕込んでたりしますし。

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ROCCAT KAIN 120 AIMO BLACK - RGB GAMING MOUSE (正規保証品) ROC-11-612-BK

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ROCCAT Kain 120 AIMO

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光学式が金属板以外の反発力をスイッチに使えれば、静音化もできそうですね。ゲーマーには必要ないでしょうけど、ストリーマーには好まれるかもしれません。

反応の速さをつきつめると、ストロークの長さはそのうち解決して光学式が主流になりそうですね。

話脱線しましたが、ELECOM製品なら大型電気店でもモック触れそうですし、発売も10月中旬のすぐで店頭に並ぶのが楽しみです。

 

 

 

おお、希望小売価格1万2千円台ながら、現在実売6569円とかなり手を出しやすい値段に!
実際の卸価格は5000円切るぐらいでしょうか?
まだリアル店舗では見かけないので早くモック触ってみたい所。