beansgunのOverwatchメモ

ブロンズプレイヤーがAIM研究やオーバーウォッチリーグを楽しむブログ

Overwatchが今後どんどん面白くなっていく理由

Anser
「パッチ当てなくてもメタが回るようになったから」



以下はシーズン9にいたるOverwatchとしての記録と雑談

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クランクさんのレポートでKRの第1週、第2週でのメタの違い、KRより先行しOWCS開幕を切ったJPから考えてもメタは毎週少しづつ変遷していってます。そして先週末からのEMEA NAでも変化が

KR第1週はこのダイブラッシュが支配的でほぼミラーマッチに。シーズン9で根本的にメスが入った「HP250」「ダメージ阻害20%」「弾でっか」という条件の最終的な回答かと思われました。OWの競技シーンはこうと決まったらでかいパッチ来るまでみんな同じ構成使います

だったら、トレ、エコー、ドゥーム抑えるためにキャスディ出したるわと第2週になってキャスディが支配的に


そんなにキャスディ出るんだったら「シグマで距離置いてアッシュ使うわ」とさらにカウンター当てるチームもちらほら


競技としてもランクマとしても試合観戦としてもメタが回ると面白いです。

シーズン9始まる前にHP250やワンコンボ減るという情報聞いたときは、このへんからピックして「JQ Goats」か「マウガ Goats」ばかりにならないか?
と心配したのですが全くの稀有でよかった。


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OWのメタがパッチ無しで回るようになったのは2023年8月のシーズン6 イラリーとフラッシュポイント、ストーリーPvEが実装されたときから。開発もコロナや社内パワハラ問題、別ゲームと言える大型スキルツリーPvE開発のキャンセル、大量離職など、度重なる困難を乗り越えやっとライブ運営の目処がたったとの報告。シーズン6が本当のOW2リリース日といってもいい

シーズン5以前の2023競技シーンはみんなこればかり使ってました
ブリギッテのインスパイアで細かいヒールを回し、ウィンストンに飛び込まれバリア分断されてもブリギッテはバッシュで味方に合流でき、アナにはバリア越しにパック投げれるため莫大なヒール量のサポートが落ちない。


シーズン6でアナブリ鉄壁ヒールが破れたのはオーバーパワーで入ってきたイラリーと、シーズン6に至るまでの数々の火力アップです

火力が上がり、ヘッショやワンコンボが通るほどヒール量の価値が下がる。極論すればHP100のゲームならあまりメタに縛られず自分たちのこだわりの構成を磨けばいいよね?



ってことでオフメタだったロンドンのハルト構成すらプレイオフアトランタを倒す大金星。ハンゾー、メトラ、メイ、バティスト2倍窓からの右クリやファイアストライク事故が幾重にも重なりアトランタ相手には10回に1回勝てるかどうかの試合を勝ちきり。2023後半の競技シーンはチームごとにいろんな構成とカウンターが出て過去最高に盛り上がりました。

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火力を上げてメタが回るようになったOWですが、ワンショット、ワンコンボの個人技に依存しすぎるのも問題。せっかくスキル絡めたMOBA要素あるゲームなのにチーム連携よりも個人技とワンショット、ワンコンボが重要に。キャラなんでも出せる環境はシーズン5より良くなりましたがコンセプトはズレていきます


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そこでまさかの大改革シーズン9!!
「HP250!!」
「全員自動自己ヒール追加!!」
「弾でっっっっっっっか!!!」
「ダメージ阻害20%!!!」

オーバーウォッチ 2 - 2024/2月 Patch Notes


ランクマのリセットと改善や、チャンピオンの追加、細かなところではレティクルの自由度アップとちまたではOW3とも呼ばれるほどの変更

少し触ってみると弾当てやすくなって気持ちよく、HP250でいろんな「ワンショット、ワンコンボ」はできなくなって、でも狩りきれないかというとこれまでのようにバーストヒールが回らずむしろ相対的に火力アップ! とてもカジュアルにゲーム体験が向上しました
 

しかし「ダメージ阻害20%」はやり過ぎにも思え、体でダメージ受けて前に出るタンクは立ち回りをかなり工夫しないと難しい印象。ウィンストンやDvaが戻って体力回復するのも大変。自分のタイムライン見た限りはシーズン9のタンクかなり好印象な人多いですがもともと被弾しない意識が高いんでしょうね


遮蔽物に隠れてもダメージとヒールのリソースレースが成立しないので、遮蔽物向こう側まで追撃できるラッシュ&フランカー最強時代がきたかと。対するカウンターは述べたとおり


ヒール回らないシーズン9でサポートがバリュー出すには「自身が火力出せるか?」「敵フランカーから逃げ切りながら味方をサポートできるか?」という選択に狭まってきました


ヒール量多くてもどうせヒール回らないとか、移動スキルに乏しいとか、攻撃手段が乏しいとか、元々ナーフされたタイミングとか、シーズン9の改革で相対的にバリュー落ちたサポート


シーズン9でわりを食った一部のサポートとタンクは「ダメージ阻害20%」がコンセプトレベルの問題なため改善が難しいです。そういう意味では当初否定的でしたが、「ダメージ阻害20%」という火力アップがメタを上手く回してる要因なため1ヶ月たって肯定的に受け取るようになりました

この後3月13日にはヒーロー半数に調整が入る中間パッチもあり、いったん「ダメージ阻害15%」に減らされるようです。今後このパッチとシーズン10のパッチで環境に入れないヒーローたちを救って欲しいですね


Overwatchが今後どんどん面白くなっていく理由という雑談でしたが、OW史上パッチあてずにメタが回るようになって、ワンショットワンコンボ問題を解決し、カジュアルになったシーズン9。「ダメージ阻害」という要素はメタ回す火力調整として重要な変更

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コンテンツとしては13日にくるカウボーイビバップコラボや


overwatch.blizzard.com

シーズン10、ポルシェとのコラボ

公式から発表済のシーズン10 モグラDPS (後1ヶ月後だけどまだ情報無し)


シーズン12 サポート スペースレンジャー (こちらは順当に行けば8月)

モグラ実装前の現在は39キャラですが、キャラが追加されるほどカウンター構成や組み合わせが乗算されメタ回転がよりハチャメチャになっていく


シーズン6から原神やFortniteに負けない怒涛の運営アップデートが続き、毎日進行してるOWCS大会観戦も含め過去最高に幸せなOWライフを満喫しています。(むしろ自分のプレイ時間が欲しい)


昔の停滞した空気が嘘のようにTwitterで話題になり、これまでOverwatchを触ってなかった人気ストリーマーも次々と遊び始め、日本大会含め各種視聴人数の盛り上がりとOWの波を感じざるをえない。約束された神ゲー。ずっと遊んでたOverwatchがここまでくるとは思ってなかったよ!