beansgunのOverwatchメモ

ブロンズプレイヤーがAIM研究やオーバーウォッチリーグを楽しむブログ

【AIM考察61】振り向き3cmのメリット

振り向きに「腕」や「手首」を頼らず「指」で完結する

つまり「腕や手首を扱う難しさを無視」して「指」の違和感だけを取り除く事に集中できる



AIMは腕や手首でフリックや振り向きをして同時に微調整するものだと考えてます。しかしRyanguruコーチの動画にあるように、敵を追い続ける事で手首がロックしたり指や腕の筋肉が硬直すると無理が生じる。手だけならマウスパッドの上を自由に動かせるのにマウスをセンサー基準で動かすのは様々なクセやロックがかかって難しい

振り向きがうまくできないのか、敵を追い越してしまうのか、上下の対応が苦手か、トラッキングが難しいのか、腕と手首の連動が難しいのか、手首から指の連動が難しいのか、マウスを持つとどこかで本来の手の動きが自然に動けなくなりロックしてしまう。自然に動かない違和感を取り除いていかないといけない

でも3cmなら、ウルトラハイセンシなら「腕」と「手首」の事は考えず「指」の違和感だけに集中すればいいのです

sens.zerda.jp

 


宇宙一高速なゲンジNecrosはeDPI 8000 振り向き8.66cm
振り向きには腕を使います

チート疑いかけられ、後にリーガーにもなったGeguriはeDPI 15200 振り向き4.56cm
これだと手首だけで振り向きできます


Haksal - Liquipedia Overwatch Wiki

リーグ最強ゲンジHaksalは昔25000DPIぐらいあったはずですが、今見たら 800x 26.5の eDPI 21200。ほぼ指だけで対応可能。リーガーとしては一番のウルトラハイセンシかも

振り向きは3.27cmになります。

22400(800x28) あたりが振り向き3.09cm。関優太も3cmぐらいだとか。


指だけですませるようなウルトラハイセンシはブレブレすぎて普通とても扱えません。また、ハイセンシのデメリットとして「調子の良し悪しが日によって上下する」事が上げられます

あまりに感度高すぎて指で動かす感覚を忘れたり、ちょうどうまくハマったりするその日その時の感覚のブレがある。マウスパッドの湿度にも影響します。雨が降ったらAIM良くなったり悪くなったり。ローセンシが安定して好まれる理由


僕も昔何度もウルトラハイセンシ試したんですがとても扱えたものではなく毎回すぐ断念。しかし、今回ちょっと試したいことがありました

過去のAIM考察でやった
「コントロール系マウスパッドを水で濡らして滑らないようにする」
のと
「100均で買った女子高生がスマホをデコるハートのプラスチックをソールにしてパッドに食い込ませる」

(こういうプラスチックは滑らないし食い込む。一番小さいハートも思ったより厚みがあったのでリフトオフディスタンス最大に。今度薄いやつ買いなおしたい)

www.youtube.com

(カスタムコード HKK3H9)

高レートのようなすごいAIMとかではないですが全く扱えなかった振り向き3.09cmで一応トラッキングできるようになりました。重すぎて日をまたいでも感覚が違うとかなく、操作が楽なので実戦で使えそう


「水で濡らす」と「デコプラスチック」を組み合わせて消しゴムぬるっとを動かしてるような激重マウス環境を実現。消しゴムこするレベルならウルトラハイセンシでもマウスが全然ブレない。練習や調整次第でもう少しうまくできそうです



先日Geguriぐらいのセンシでまず試して珍しく10連勝とうまくいったんですが、振り向き5cmだと手首まで使う必要があり、手首でフリックしたとき着地して指で再調整するのが重く難しい。指で再度走り出すのに力加減がゼロスタートになるからかも。3cmだと精度落ちますが全て指で脱力して扱える範囲に収まるのでAIMの全体的なフリックとトラッキングをカバーしやすい

このとき初めて3cmのプレイヤーが居ることに納得しました。ウルトラハイセンシのスイートスポット。ウルトラハイセンシやるならいっそ全部指で対応できるところまで上げたほうが全体的なAIMとして良くなる人もいる


3cmだと振り向きも360度上下の対応も全て対応早くなり、脳のリソースがキャラコンや振り向きに取られず判断や狙う余裕が生まれるのもいいです。マウスを置き直す必要もない。

ただこの激重マウスパッド、激重ソール設定はデメリットもいろいろあって

「マウス圧力で滑りが極端に変わるので慣れないと脱力して動かすのが難しい」
「力入れすぎると指が腱鞘炎になりそうで、マウスにかける加重の感覚を覚える必要あり」
「力加減間違えて食い込ませすぎるとソールが外れる」
「マウスパッド濡らすのは衛生面の問題あり?」
「マウスパッドの乾き具合で滑るようになるためウェットティッシュなどで適宜マウスパッド拭き直し水分補充する必要がある」
「濡らしてプラスチックで擦るのだからマウスパッドはヘタるの前提。ただこの環境は滑りを目的としないのでヘタっても維持できる」
「振り向き3cmでほんとにうまくなったらチート疑われる (振り向き3cmをコントロールできるHaksalや関優太みたいな人は極めて少数なので)」

といった感じで一般の人や競技シーン目指す人にもオススメできないのですが、「腕」や「手首」でひっかかる違和感、うまくマウス扱えてない違和感をなくして「指」のマイクロコントロールだけに集中するというのはカジュアル勢としてとても楽です。感じの良いコントロールマウスパッド選びと100均のデコシール買って水濡らすだけで済む

※ 別にHaksalや関優太が湿度高すぎる環境でプレイしてるわけじゃないだろうしこんな激重環境用意せずともデフォルトのまま3cm扱えるのが一番いいです


ちなみに僕はX-raypadのEQUATE使ってますがQUAOARのNeutronが最強に滑らない静電気マウスパッドとの噂

www.youtube.com

NeutronとTELOSソールなら水に濡らす必要もないでしょうか?

QUAOAR NEUTRON Premium – LIT
残念ながらこれ書いてる時点は在庫切れ



大きなマウスパッド置くスペースないとか、机が低くて腕を置いてテコのように動かせないとか、プロを目指すのではなくカジュアルに楽しむぐらいだったら3cmAIMありかもしれません