ヨーロッパNo.1のトレーサー使いDafran。
ブリギッテ実装前のランキング。
3位にDafran。1位はDafranのサブアカウント。
そのトラッキングAIMはオーバーウォッチリーガーの中でもトップレベル。
2週間前に配信復帰したばかりと思いきや、シーズン13最終日前に今度は北米ランクマで15位まで猛追。今のメタでトレーサーが食い込んでるのはすごいですね。
OWにおいてDafranのマウスの持ち方がひとつの正解ではないだろうか?
かぶせ持ちで、指がマウスの先端まできていて、小さなマウスを完全に手のひらにすっぽり収める持ち方をしている。
使ってるマウスはZowieの小さなマウス EC2-A。
BenQ ゲーミングマウス Zowie EC2-A 小サイズ右手持ち専用/プラグ&プレイ設計
- 出版社/メーカー: ベンキュージャパン
- 発売日: 2016/09/30
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
Dafranの持ち方のメリットは2つ。
1.かぶせ持ちなのにどれだけ素早く振ってもマウスがぶれない
指でマウスを挟んだり抑える持ち方だと素早く動かすほど微妙にブレて安定しない。
安定させるには基本的にサイドをガッチリ固定するつかみ持ちよりになるが、Dafranはマウスを全部手の中に覆ってしまってるので、サイドの指に力を入れなくてもブレようがない。
2.マウスを深く掴むことでマウスセンサーと手首支点が近くなり設定以上のローセンシになる
普通大きさのマウス、かぶせ持ちで動くセンサー支点がこの幅だとしたら
Dafranは小さなマウスを手の中に収めてるので、同じように手首を振ってもこの幅しか動かない。両者がもし同じDPIとセンシの設定だとしても、Dafranは実質的により手首の範囲が精密でブレないローセンシということになる。これは結構大きな差だ。
違うのは手首の精密さだけで、同じセンシなら腕を振って振り向く距離はおなじになる。
例えば前にトレーサー使いのセンシ設定を調べてみた。
以下 DPI x センシの Effective DPI。
soon(7200)
Profit(6600)
sinatraa(6000)
munchkin(6000)
Bunny(4800)
Danthe(4800)
Snillo(4800)
Saebeolbe(4800)
Fl0w3r(4800)
LINKzr(4400)
Striker(3600)
EFFECT(3600)
Dafran(3400)
Kabaji(3200)
Kragie(3200)
Surefour(3200)
birdring(3120)
Stitch(2900)
carpe(2808)
最もローセンシなcarpeはG903をつかみ持ちで机いっぱいに腕を振る。
Dafranは3400なのでcarpeほど腕を振る必要はない。
それなのに、センサーと手首の半径が狭いので実際の精密さはウルトラローセンシのcarpeと変わらない可能性がある。
つまり、センサーの位置を意図的にリアに寄せることで
腕の動きは eDPI 3400、
手首の動きは実質 eDPI 2800 という
完璧なトラッキングを実現してるのではないだろうか?
僕自身実際に小さなマウスでこの持ち方を試したり、普通のマウスで深く持つとDafranとはいかないけど、この効果を実感できる。
また、今使ってるNaga Trinityというマウスは個人的には手持ちのG900よりずっとAIMがしやすいのだが、その理由の一つが「リアよりのセンサー」にあってこの持ち方の原理に近い効果を発揮してることがあげられる。
「別にガッチリ持てたら、carpeみたいに普通のマウスでセンシ下げればいいんじゃないの?」
そのとおりなんだけど、この持ち方は「手首に合わせてセンシを決める」ときではなく「ローセンシにおける腕の限界に合わせたセンシから、さらに一段階精密な手首センシを手に入れる」ことにある。
だからハイセンシ、ミドルセンシ、あるいはつまみ持ちには関係ない話で、自分の限界のかぶせ持ちローセンシのさらに一段下のブレなさ、精密さを得るための持ち方となる。carpeがEC2-Aでこの持ち方をしたらJjonak(eDPI 1800)に近づくかもしれない。
いろんなキャラが飛び回り上空や背後が簡単に取れ、正面の精密さと上下左右360度振り向きを妥協せず両立させねばならないOWらしい事情もあるが、かぶせ持ちローセンシで、小さなマウスを所持してる人の参考になるだろうか?