beansgunのOverwatchメモ

ブロンズプレイヤーがAIM研究やオーバーウォッチリーグを楽しむブログ

シーズン9のファラがなぜやばいのか!? Overwatch中級者向け解説

ファラリワークされたじゃないですか?


今までリージャンタワーとか高い遮蔽物に隠れながら高高度のポークしてたでしょ?
でも、もう滞空むずかしいよね?
んで敵も弾当てやすくなって全然飛べなくて弱いよね?
HP250に対しても遠くからのポークは弱い。この程度はもう体力で強気に展開される。


じゃあ浮かずに地上からスパムする?
防衛でチョークポイント抑えるなら敵にいくつかスキル使わせるぐらいにはなるかも。
でもみんなと一緒に固まってると先に仕掛けられてしまうし、攻めで拠点取り返すときににこんな悠長なことしても打開できない。





シーズン9、ファラのベストポジションは敵の「直上5m」

確実に弾が当たり、ヒットスキャンに対して無類の1vs1性能!
真っ直ぐ飛びこむと撃ち落とされるので、遮蔽物や味方タンクに隠れ、乱戦時から地形無視で飛び込む!
これであなたの勝利!

遮蔽物なければ、相手が見てないときに飛び込む。
あるいは味方のタンクと一緒にポークしながら間合いを詰めて飛び込む。

敵複数のカバーが入るところに一人で飛びこむのではなく、浮いた敵の直上を取ったら勝ち。複数いても乱戦中に直上取ったら勝ちです。タイミングよく直上5mを取るための動きをしましょう。


これまでもファラの最強ポジションは直上5mでした。
イリオスこの辺りの高台をファラに占拠されると、ヒットスキャンではどうしようもなくDvaやエコーで追い返してもらわないと進めなかった。


しかし、S8まではこういう地形以外でファラが距離を詰めるのはむずかしかった。横に移動する手段が「コンカッションしかない」ため、敵の頭上を取るために使うと片道切符で生きて戻れません。敵のカバー入って失敗もありえるかなりハイリスクなプレイ。

ホバーでゆっくり裏に回って直上取るのも強かったのですが、正面にファラ(のポーク弾道)がなければ高台の建物から回ってくるのが予想できるので、ゆっくり回られてる間にバックラインは立ち位置を変えたり裏を警戒し牽制できます。


そこでシーズン9

●10-11mぐらい水平に飛べるダッシュ!
(トレーサーのブリンク2回分)


●コンカッションのクールダウンが7秒に短縮!!


●ホバーのスピードが+40%に増加!!!
このホバーは水平方向にもスピードアップします!!!!

比較でソルジャーのスプリントが+50%ですが上空を飛べるホバーの方が断然ショートカット性能高い。

シーズン9は水平移動が3つもある!!!!!
加えてホバー燃料を50%回復できる垂直ジャンプジェットもあります!


同じアサシングループとしてエコーもフライトを持ってますが1度しか使えません。

ゲンジも2段ジャンプ、壁登り、風切り、木の葉で耐えながら下がることもできますが、2人ともセットアップ時に大事な風切りやフライトを使うわけにはいかない。

ファラは急なアサシンムーブにひとつスキル使っても水平ダッシュかコンカッションが残ってるか回復してるのでかなりローリスク・ハイリターンかつ広い範囲でアサシンが可能になりました。


1発120のバズーカを機を見計らって直上5mから6発うちこみ離脱!
なんなら殲滅!!
みんなが新しいファラに慣れてない今なら誰もがジェネリックYZNSAになれます。


ヒットスキャンの距離減衰かかる高高度を飛ばないファラじゃマーシーはついていけないかもしれない。地上を飛んでたらトレソンに捕まり、弾でかいのにマーシーひとりだけ垂直ジャンプしたら蜂の巣。調和やキリコ、ライフウィーバーの援護が通る場所ならより強気のムーブができるでしょう。なんならグリップでバレッジ引っ張る?


シーズン8までの「高高度ポーク」という概念は捨てる!
シーズン9、敵の弾は当たる! 迂闊に飛ぶな!

直上5mのポジションに繋げるため遮蔽物使って潜り込むアサシンムーブ。あるいは乱戦中に直上5mを狙うため、あえて遮蔽物へ追い込むためのポークなどを意識するとよいでしょう。水平ジェット、コンカッション、40%ホバーの3つを駆使したら11m内は一瞬、20m内でも地形無視から2秒で急襲やフォーカスが可能!


さらにホバーだけで直上スニーキング成功した場合、モイラがスキルで遮蔽物へ逃げても空にいるファラからは丸見え! 水平ジェットとコンカッション2つ残ってるため追撃可能! これがやばい!

足の遅い浮いた敵を見逃すな!
移動スキル切った敵を見逃すな!
味方が追い込んだ敵を見逃すな!


もはやフィニッシュブロウはトレゲンソジョーンの専売特許ではない
S9ファラは上からフィニッシュブロウを狙えるようになった!



ひゃっほー!! 本物の鷹になったこいつはとんでもねえぜ!


中級者向けとしてはここまで。
以下は初級者向けになぜ直上5mが強いのかもう少し解説




利点1.
マウスは上下90度しか追えねえ!



どういうことかというと水平じゃなく真上に動かれるとマウスは90度までしか追えない。ファラが92度で頭ちょっと追い越すと180度水平に振り向く必要があり、これがめちゃくちゃ難しい。ゲンジが頭上を2段ジャンプして狙いづらいのも同じ理屈。


シーズン8までは、警戒しまくって下がりながら撃つことでなるべく真上を取られないようにするという戦い方もありましたが、、、

はい、もう無理です。
移動スキルないキャラは逃げられません。
移動スキルあっても全部追撃に使われたら逃げれません。
あなたの頭上は一瞬でファラに取られます。
直上を行ったり来たりしたらもうどうにもならない。


利点2. 敵は空を見上げて視野を奪われる

下に撃つファラは周りの状況を把握しやすいですが、、

上に撃つキャスディはファラしか見えません。
周りの状況が分からなくなり、いつフォーカスされるかもしれない。
この視点は相当危険です。一瞬でファラ落として周り見ないといけないのに当てづらい。
乱戦中ならなおさら。


利点3. 直上にいるとヘッショ狙われにくい

真上にいるから当然足しか見えません。
少し角度ついても頭が全部見えず隠れがち。

利点4と5。
下からソルジャーがヘリックス狙っても直撃以外ダメージは入りませんが、ファラが上から狙えば直撃じゃなくても爆風があたります。また爆風のちょっとしたノックバックで敵はAIMがズレやすくなる。直上から強気で近くで当てに行っていい理由の4つめ、5つめが爆風とノックバック。


利点6。
ファラはプロジェクタイルだが近距離ならヒットスキャンと変わらない

プロジェクタイルは弾はでかいけど弾速遅いのが欠点。
逆に近くで撃つほどプロジェクタイルは弾でかく当てやすく弾速はヒットスキャンと変わらないのも有利です。

さらに今回のパッチで「弾速UP」「自傷ダメージ25%」「プロジェクタイルの弾が大きく拡大」ともうYZNSAばりにゼロ距離射撃とパンチ40ダメージを同時に重ねても全然大丈夫!!


敵が展開し浮いてたら遮蔽物使って忍び寄り直上へ!
敵が固まってても乱戦に持ち込んだ後直上取るのは利点しかない!
6発撃つか、敵のカバー入ったらいったん離脱!
こっちがヒット&アウェイした以上に敵のスキル無駄に使わせるだけでもOK!
ひとつエリア削るだけでもOK!
敵スキルとの駆け引きミスったり敵が全員上に反応し自分が死んでも、みんなが上を見たでかい隙に味方がULT決めてWave勝てればそれもOK!
S9のファラはマウスを使ったFPSの弱点そのものを突ける仕様!


S8のファラはコンカッションで突っ込むには距離感も難しいうえ片道切符のハイリスクでしたが、シーズン9のファラは水平移動3つ+ジャンプジェットもあり、いつでも機を見て獲物を狩る鷹!!


獲物をどこまでもおいかける狩りの時間だ! ファリーハ!


www.youtube.comこちらは2023年にコミュニティからアップされたYZNSAのモンタージュ

モンタージュなので「空中偏差」や「コンカッション偏差」のスーパープレイばかり納められてますが、ここでは「形勢有利からの殲滅力」に注目してください。コンカッションと20%ホバーしかない仕様で敵の直上近距離を追いながら殲滅していくのがイメージの参考になります。今のファラが機を掴んだらこれ以上のことがより楽にできる。

オフメタのファラで世界中のサーバーランク1位を取ってるYZNSAの凄さはAIMやキャラコンもそうですが、形勢有利からの圧倒的な殲滅力も持ち味。S8まではジリジリとしたスーパーポーク戦からこの近距離殲滅戦に移るタイミングを使い分けてましたがS9はどうなるか楽しみです。


実はYZNの強さは相方Duoのスペシャマーシーに支えられてる所も大きいです。しかしS9の軌道じゃスペシャマーシーに頼ることができないかもしれない。S9も1位とれるか見ものですね。


単発ヒットスキャン以外のファラカウンターに要注意

さて、遮蔽物むこうまで広範囲な先手をとりやすくなったアサシンファラですが、この3人の直上は取れません。トレーサーにはブリンクがあり、ソンブラはステルスで逆に先手ハックを取られる。エコーは同じように空を飛びフォーカスビームがあるため分が悪い。

高レート帯の単発ヒットスキャンは90度直上急襲に対し、どんな体制からでもファラの頭撃ち抜くやばいプレイヤーもいるでしょうがそんなProperみたいな変態よりも、やはりファラカウンターとして、S9メタになるかもしれない可能性としてもトレーサーソンブラエコーに要注意でしょう。


タンクではDvaに追い回されマトリクスカバーで弾やコンカッション消されるのもつらいです。この4人のうち2人揃ったら引っ込めるタイミングかも。1人ぐらいならなんとか?

新しいファラに慣れていくほどこの4人全部に対抗できる経験を積めるかもしれない。この4人全部攻略できたらあなたが次のYZNSAです。最大3人しか同時には出ません。第2のYZNSA目指すならS9始まった今かも?



と、いうのも

これまではトレーサーも遮蔽物に隠れるのが簡単でしたが、S9で水平移動3つあるファラが帰り道考えなければリーコル切らせブリンクガス欠になるとこまで互角に追えます。(嘘、互角はいいすぎた) ソンブラも最初のハックさえ味方からカバーもらえればロケーター先を追撃するのはファラ。その追撃キャラコン反応速度を身につければ勝ち。


絶対的に不利だったエコービームとの空中戦も水平ジェットで距離を取れるようになりました。エコーもフライトフォーカスビーム使った直後は脅威じゃなくなります。駆け引きとしてはエコーがフライト使ったのを見てから飛べば移動できなくなるエコーの着地地点を強撃可能。ポークしかできないファラではハイリスクで不可能だったことが今は離脱機能付き。

 

S9ファラをマスターすれば、もしかしてこいつらも狩れんじゃね?
狩るのは難しくても追い返して敵がパック取りに行ったり自己回復してる5秒間、5vs4の有利もっていけるかも?

 

Dvaいたらまあ、コンカッション消されるかもしれないので水平ジェットは逃げるために残して、マトリクスもそう長く貼れないので他の敵を牽制しつつ、先にDvaフォーカスでメック割ったら勝ち。

遮蔽物使いながら距離詰めて浮いた敵を強撃したり、牽制して帰ってくるのはS9ファラとも似てるが1ブースト程度の機動力でこの体の大きさはS9の環境に見合ってない。というよりOW2の1タンク環境Dvaとしては高台へ回避するコンセプトがMapを選ぶのでファラというより立ち回りの駆け引きでチームみんなで勝てれば。(Dvaにはエコー出せって?? ファラの解説だっつーの) 



ここまで読んでくれてありがとうございます。

元々高火力なファラは「横に移動しづらい」という制限でバランスが取られてました。
空中キャラが横ブリンクで直上急襲して簡単に離脱できたらぶっ壊れるからです。
マウスが動かせなくなる頭上をバズーカキャラが一瞬で取れてはいけないというFPSゲームの制限でもありました。(
その点はゲンジもインチキ)


なのに全員が高HP+弾が大きくなることと引き換えにそれが許されてしまった。
(まあ、カウンターの4人もいるし? スリープ、マグネティックグレネードやバイザー、デッドアイとかヒーローそれぞれのスキルで駆け引きすればなんとか?)
昨日はじまったシーズン9ゆえ今はみんな「ポーク戦術ファラ」しか知らないからNAやKRの有名所もD-Tire評価なのですが、もしかしてナーフもありえます。

なので今のうちにぜひポークではない新しいファラの可能性にチャレンジしてください!


僕はDva出しときますね^^