NA1週分のソジョーンスタッツが出てきたのでレビュー。
その前にタンクの使用率。
NAでザリアとウィンストンの使用率が極端に下がった分、シグマが急上昇。
ドゥームフィスト、レッキンボールも使用率を10%以上あげてます。
ダブルフレックスメタにゼニヤッタ不破までついてくるとウィンストンは耐えられない。
ゼニヤクザキックのノックバック効果で接近戦の駆け引きもしづらくなりました。




OW2のプロシーンで問題なのは、ザリア、Dva、ホッグ、オリーサが全く役に立たないこと。機動力で場を荒らす事ができず、シグマのような2重のバリアスキルもないこの4キャラは、あくまでオフタンクであり単独でタンクの役割をこなせません。
前回のKickoff Clashでザリアが採用されたのは、リーパーが2重のバリアをもらい、さらにHPスチールで耐え、レイスフォームで安全に帰ってこれるというメインタンクリーパーがザリアで成立したからです。ゴーストダイブNo1の使い手ダラスは、NA決勝でこそGLAに破れましたが、ソジョーンやダブルフレックスサポにナーフが入れば再び登場するかもしれません。
Dvaも高台のヒットスキャンを追い返しつつ拠点を踏むイリオス-ライトハウスやドラドでこそ採用されますが、敵を追い返し味方を守るDvaでは前線へ圧をかけれず受け身になりジリ貧。他の高台多いマップではヒットスキャンに逃げられ、遠くから撃たれ厳しい状況。
マトリクスもセルフバリアも持たず機動力までなくてOW2でどう戦うんだという2人。
どこかのチームがうまく活用するのを期待したいですが…
プロレベルの連携がないランクマならあり?
オフタンクという概念が崩れ去って役目のない3人と、リワークに失敗したオリーサ。リーグ基準だとバフ調整するか、みんなリワークする必要ありそうですが今後どうなるでしょうか。
本題のソジョーンスタッツ
ファイナルブロウでソートされてます。
NA1週分、10分以上のプレイヤー。
we had to make some corrections to the Overclock numbers, which has been updated below and in Grav Bag! the small sample size for Kilo jumps out even more now https://t.co/IPvYuiHh08 pic.twitter.com/9oMU1DloNr
— EG (@emgtfy) 2022年6月22日
オーバークロックキルに修正が入ったのでこの記事も修正。
総合的な順位で並べかえます。
1.Kai
レールガン命中率 60% (1位)
ファイナルブロウ 12.45 (2位)
オーバークロック 2.14 (7位)
ダメージ9097 (1位)
試合中リーガー達みんな「KaiのPCをチェックしろ!」とドン引きのTwitter流れるほどのキルログを出したKai。ウィドウやアッシュだとオフアングルはあまり狙わず正面の安全な場所からガンガン撃ち抜く珍しいタイプのスナイパーです。しかしソジョーンとここまで相性が良いとは。
安全に立ち回り正面火力を出すスタイルですが、人数有利をソジョーンで追い込むアグレッシブさは、これまでのKaiにはないイキリっぷりを発揮して珍しくイキリ死んでしまうことも。ダラスとボストンを抑え、今週文句なしのNo1ソジョーンでした。
Kaiのダラス戦個人視点が上がっていました。
Kai with over twice as many final blows as anyone else in the server in the win over Fuel. wowee pic.twitter.com/1XBbOWLxmT
— excitingcontent (@excitingcontent) 2022年6月18日
この試合2位にダブルスコアつける異常なファイナルブロウ数。
2.Kilo
レールガン命中率 56% (3位タイ)
ファイナルブロウ 14.74 (1位)
オーバークロック 7.37 (1位)
ダメージ8758 (2位)
スタッツはKaiに負けないハイスコア。
オーバークロック 7.37はダントツで1位。
ただし下位ボストン相手に10分出場の参考値となります。
ショックはViol2tがルシオから開放され狙い通りのダブルフレックスサポメタとなったことで、NA一番の優勝候補となり、ハワイ頂上決戦が見えてきました。
3.Hydron
レールガン命中率 56% (3位タイ)
ファイナルブロウ 10.92 (4位)
オーバークロック 2.09 (8位)
ダメージ7712 (7位)
ULTのオーバークロックキル1位はHydron。
高いレールガンACCでチームをキャリーします。
メイヘムはXziが調子取り戻すまでHydronで安定しそうですね。
4.Mer1t
レールガン命中率 53% (5位)
ファイナルブロウ 10.03 (7位)
オーバークロック 2.26 (6位)
ダメージ8152 (5位)
スタッツは平均以上で、Pelicanエコー、Dantehトレーサーとともにワシントン、ヴァンクーヴァーを撃破。ヒューストンはシグマOTPのPiggyがいることもメタの追い風です。
5.Flora
レールガン命中率 51% (8位タイ)
ファイナルブロウ 10.32 (6位)
オーバークロック 3.01 (3位)
ダメージ 7973 (6位)
シーズン通してまだ1勝しかできてないNYにしてはかなり健闘してる数字のFlora。ソルジャーのときのようなファーストデスもしないので勝てないチームにしては悪くない数字です。今回NYにも待望のダブルフレックスサポメタがきたのですが、それでもサポのパフォーマンスが上がらず第3のフレックスサポ Ho1加入を発表しました。
We're happy to welcome Ho1 as our newest addition to the team. He will strengthen our backline as a flex support. 💉 pic.twitter.com/yIOBhTmmMV
— NY Excelsior (@NYExcelsior) 2022年6月18日
中国の方のTeamCCで活躍してたフレックスサポ。
今のValiantに元TeamCCのDiya inovation EZhan そしてNohilコーチがいますね。
7/28で18歳になり試合に参加可能。
MidseasonMadnessには間に合わないようです。
6.Heesu
レールガン命中率 51% (8位タイ)
ファイナルブロウ 11.9 (3位)
オーバークロック 3.09 (2位)
ダメージ 7357 (10位)
ファイナルブロウ3位、オーバークロック2位となかなかの好成績ですが、ULT頼りでダメージ出てないのが惜しい。Heesuはソジョーンというよりソンブラ使ったマップを全て落としてるので、現パッチ最弱候補のソンブラは早々に諦めてほしいですね。
7.Sparkr
レールガン命中率 52% (6位タイ)
ファイナルブロウ 9.27 (8位)
オーバークロック 1.81 (10位)
ダメージ 7694 (8位)
ここから平均下回るかなというところ。チームはHadi Landon Shax Backbone らとキャリーして下馬評覆す健闘をしています。ロンドンはメタと違ってハルトを押し通して連勝してるのが好印象。
8.Patiphan
レールガン命中率 52% (6位タイ)
ファイナルブロウ 10.63 (5位)
オーバークロック 0.91 (12位)
ダメージ 7444 (9位)
ファイナルブロウこそ悪くないですが、オーバークロックの使い方で悪い数値出てます。VALORANTジェットで世界8位まで上り詰めたPatiphan。まだOWの勘が戻ってないのでしょうか?
個人視点が見れないので囮としてうまく活用できてた可能性も?
Patiphanはプレーオフまでにソルジャーを改善したのでもう少し様子みたいです。
9.Happy(ワシントン)
レールガン命中率 57% (2位)
ファイナルブロウ 8.01 (9位)
オーバークロック 2.04 (9位)
ダメージ 6805 (12位)
スナイパーでトレーサーも扱うHappyにとって扱いやすいソジョーン。レールガン命中率2位からももっと上位になれる素養がうかがえます。ただオフアングル狙いすぎなのか死にすぎたのか、ダメージ、FBは下位。あるいはAssasinソンブラのセットアップで足を引っ張ったかも?
10.Kevster
レールガン命中率 46% (13位ワースト)
ファイナルブロウ 7.28 (11位)
オーバークロック 2.57 (3位)
ダメージ 8315 (3位)
なんでもトップクラスでこなす天才AI Kevsterですが、さすがにハードヒットスキャンまでは使いこなせずちゃんと人間だったようで一安心。ダメージ値が高いのはさすがの立ち回り。しかし一番重要なレールガン精度でワーストなのが響いてます。今週はヴァンクーヴァー、パリと最下位2チームを下してますが、KickofClash優勝チームとしてはPatiphanともに不穏な数値。
ここでハードヒットスキャン担当ANSに期待したいところですが、ANSはリーグの中でも特にオフアングル狙いで弾数少ない一発必中型スナイパー。アグレッシブなソジョーンとして登場するかが見どころです。
11.Guriyo
レールガン命中率 51% (8位タイ)
ファイナルブロウ 7.41 (10位)
オーバークロック 0.57 (13位ワースト)
ダメージ 8196 (4位)
ダラスのハードヒットスキャン担当Guriyo。ダメージこそ出てるものの、オーバークロックがダントツで低いです。
Guriyoはリーグで経験積むほどウィドウクラッチを決める場面も出てきて少しづつ慣れてきてますが、スナイパーで撃ち負け、マップを落とし続け、キルログ無しでHanbin Fielder Chiyoにキャリーされ、化け物ウィドウ揃いのオーバーウォッチリーグにはまだついていけてない印象。KickofClash準優勝チームのヒットスキャンとしては頼りなく、今後手のひら返しさせて欲しい所だけど年内の急激な成長は期待薄でしょう。
ダラスは去年Xziが手術で離脱し、ヒットスキャン不在だったのが逆に功を奏し、リーパー、メイ、シンメ、エコー、ドゥームが去年はメタの正解としてそれを得意とするSp9rk1e DOHA共に大暴れできました。
KickofClashはHanbinがリーグNo1のザリアとして、死にたがりトレーサーEdisonがリーグNo1のリーパー専として大活躍しましたが、ゴーストダイブは終わり、頼れるヒットスキャン不在のダラスは今後のOW2で苦戦が予想されます。今後ハードヒットスキャン補充はあるでしょうか?
12.Shockwave
レールガン命中率 50% (11位)
ファイナルブロウ 5.44 (12位)
オーバークロック 2.27 (5位)
ダメージ 7090 (11位)
0勝絶不調のヴァンクーヴァーゆえ引きずられてる数値でもありますが、キャリーしきれません。新コーチDpeiと、MirroRドゥームでGLAに内容ある戦いできたかと思いましたが、数値見るとGLAのソジョーン2人とも不調だったため結局ヴァンクーヴァーのポテンシャルが見えない結果に。
13.Wub
レールガン命中率 49% (12位)
ファイナルブロウ 4.42 (13位ワースト)
オーバークロック 1.53 (11位)
ダメージ 6566 (13位ワースト)
今週、対NY戦で初勝利を得てやっと0勝から脱出したパリ。
2人のルーキーDPS Wub Doveがチームに馴染むまでまだ時間かかりそうです。
Glisterで勝てないのは分かるのですが、なぜ昨年大活躍したNagaをたった2試合のゲンジ不調で第1週最速リリースしたのか。オーナーの気分でチームがやる気失ってないか心配です。
10分以上使ってないのでスタッツには上がってませんが、シーズンMVP、ルーキー・オブ・ザ・イヤー、ダブル受賞最有力候補のProperもサウンドバリアを撃ち抜く大活躍でした。
Proper woke up this morning and chose violence.
— San Francisco Shock (@SFShock) 2022年6月16日
We're up 2-0 against the Fuel! pic.twitter.com/8ZdKTJIjzK
でもトレーサー担当でもあるので
さっそくトレーサーひとりでサポ二人をソロキルするゲームクラッシャーな場面をまたまたまた演出し、Proper Kiloの最強DPSラインがOW2でどこまで上り詰めるか見ものです。
Overwatch League 2022 - Midseason Madness - Qualifiers - Liquipedia Overwatch Wiki
来週 日本時間26日午前5:30頃に、ATL vs SFS のソジョーントップ対決があります。
ここがNA優勝を占う争い。
SFSにとっては去年、今年と2連続でプレイオフを蹴り落とされた相性悪いリベンジ戦でもあり、熱い戦いが予想されます。