俺が使ってるお気に入りモニターはLGのこれ。
27インチワイドモニターをさらに横へ1.33倍広げた
ウルトラワイドゲーミングモニター。
発売日に購入して2年ぐらいかな。
IPS液晶の144hzなので、OverWatchを極めたい人にはTN液晶 240hzのこっち↓がいいはず。

BenQ ゲーミングモニター ディスプレイ ZOWIE XL2546 24.5インチ/フルHD/DisplayPort,HDMI,DVI-DL搭載/240Hz/1ms/Dyac技術搭載
- 出版社/メーカー: ベンキュージャパン
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: Personal Computers
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現時点でどちらも5万8千円。
とりあえずLGのウルトラワイド 34UC79G のFPS としてのデメリットから。
34UC79G のデメリット
●IPSモニターなので、グレイtoグレイは 5ms
公式で1ms と書いてるのはモーションブラーリダクションの速度。いわゆる黒挿入と言うやつでTNモニターのGtoG 1msとは違う。
●黒挿入で残像低減は感じない
画面少し暗くなるので明るさ上げる必要があるけど、ブラーが減ったようには全く感じられない。マウスカーソルを勢いよく動かしてブレる数が減るとか見やすくなるとかもない。個人的見解です。
●黒挿入したら余計反応速度遅くなる
余計な画像処理せず画面に1msでも速く反映させる、ゲーム用のDASモードは自動対応だけど、黒挿入とは排他仕様。黒挿入がそもそもFPS見やすくするためのものじゃないのかと小言を一時間いいたくなる。
モニター売るための機能だけど、使わないほうが1ms反応早くなる機能。
●ただし黒挿入で輪郭は見えやすくなるかも
Ghostingテストだと黒挿入したほうが微妙に輪郭がハッキリします。
よく見ないとわからないぐらいですが、OWの動いてる敵の輪郭と考えると、、、黒挿入付けてもいいかな?
●21:9で画面は広がらないし OverWatch で使わない
公式でこのような宣伝文句がある。
もしかしてMMORPGやレーシングゲームなど何か効果あるゲームがあるかもしれないが、OverWatchを比較してみよう。
3つの画面比率を比べてみる。
通常の 16:9 1920x1080 モニター向け。
16:10 ほぼ有意な差は見られない。 1920x1200 のモニター向け。
21:9 2560x1080
左右の視野角は同じ。まったく広がらない。
そのうえ上下の視野角が狭まっている。
これは何が起こってるかと言うと、
左右の視野角POVは103設定のままだけど、上下のPOVが狭くなって、画面左右端にいくほど引き伸ばされてる状態。
(16:9でも、画面端にいくほど引き伸ばされてるが、21:9はより顕著になる)
視野角が狭まるということは、ちょうど比較画面で高台が見えなくなったように、上下の敵、高台から狙う敵や、ファラ、近距離で飛び回るゲンジを捉えにくくなる。
とはいえ、視野角が狭まることにメリットは有る。
1.2倍の簡易スコープを覗いてる状態といえばいいだろうか、視野角が狭くなるほど敵が大きくなる。画像をよく見るとクロスヘアのカーソルが完全にボットの体の範囲に収まるほど大きくなってるのがわかる。
拡大率は設定で視野角を標準の103から 86 にするのにほぼ近い。
視野角(POV) 86 の 16:9
しかし86にすると、縦横も同じ基準で拡大してるので、左右を認識できる場所が減ってしまう。21:9 のPOV 103は 、横を103で維持したまま縦を86まで拡大した設定と言えるだろう。
また、21:9 は少しだけ「横に太る」ので、その意味でも当てやすくなるかもしれない。
ただし、1.2倍のスコープを覗く戦いというのは倍率4倍ぐらいありそうなウィドウのスコープをイメージして欲しい。
1.2倍程度でも「敵が大きい分当てやすくなるが、上下の視野角が減った上、近距離の敵が高速に動いて当てづらくなる」という最大のデメリットが発生する。スコープを覗いてるようなものだから当然だ。
トレゲンファラの対応も、いろんな近距離戦が辛くなる。キャラごとに視野角を設定できないし、近距離戦が多いOverWatchに関しては16:9 視野角103 でプレイするのが無難だろう。
21:9 は普通のモニターでも選択できる。その場合、上下に黒帯が入る。
試したい人はそれでどれだけやりにくいか試せるだろう。
もしかしてその方が近距離戦もやりやすい、という人が稀にいるかもしれない。。。
●でかいので置き場所確保しないといけない
モニターだけで横83cm。縦37cm。
を置ける机でないといけない。
ま、そういうことでガチ勢は、BenQ ZOWIEのTNモニタ、240Hz買っとこう。
むしろこのモニターはカジュアルゲーマー向けにメリットが大きいと思う。
34UC79G のメリット
●Twitchのコメント欄が見やすい
21:9モニターでブラウザをF11押してフルスクリーンにするとこう表示される。
16:9だとプレイ画面が小さくなるが、21:9では画面いっぱいに表示して隣にコメント欄表示する余裕がある。
これはYoutubeGaming,OPENREC などのコメント欄も同じ。
配信者の中にはゲーム画面と重ねてコメント表示してくれる人もいるが、やはりゲーム画面に重ねるより直接コメント欄ある方が見やすいし、書き込みもしやすい。
OverWatchはプレイする楽しさもあるが、大会などを「見る楽しさ」も大きいので、ウルトラワイドゲーミングモニターは、総合的にゲームを楽しむのに非常にバランスの取れたモニターだと言える。
●ナチュラルアイシールドがある
このガチ勢御用達、240hzモニターの耳はスピーカーではなく「アイシールド」。
サイドを黒で覆うことで画面に集中できる取り外し可能なパーツ。
これはプロゲーマーにも画面外の光が気にならず、集中するのに好評らしい。
そこで改めてウルトラワイドモニターの画面を見てみよう。
そう、1920x1080 設定で横に黒帯が入るので画面がそのままアイシールドになる!
しかもただのプラスチックではない。
FPSのときはアイシールド。
普段のPC使いにはちゃんと画面解像度として利用できるのだ。
●レーシングゲーム、MMORPGは大迫力で、たくさんのUIを置く場所に困らない。
これは公式でも宣伝してること。
MMORPGとかチャット欄やマップ、スキルとかいろいろUI複雑なので自由に配置できるのはウルトラワイドならでは。
●3440x1440 100Hz より現実的な2520x1080 144hzモニタ

ASUS ゲーミングモニター ROG STRIX XG35VQ 35インチ曲面パネル(WLED/100Hz/FreeSync/DP/HDMIx2/昇降/フリッカーフリー/ブルーライト軽減)
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/03/22
- メディア: Personal Computers
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実はウルトラワイドゲーミングモニターとしては、より4kに近いタイプも人気だったりする。
しかしこの解像度を動かすにはゲームによってGTX 1080でもちょっと足りない。それよりは2520 を144hzで動かすほうがミドルクラスのグラボでもいけて現実的だろう。100hzよりなめらかだしね。
また、文字やアイコンも小さくなるので、使い勝手のためわざわざ拡大しないといけない。WindowsのUIによっては拡大不可能な文字やUIも多い。ブラウザだって170%で表示してわざわざ高い負荷をかけるよりは、2520x1080 で拡大無しで使うのが現実的と言えるだろう。(DTMで広く使いたいとかグラフィックデザインにも使いたい場合は解像度優先でいいかも)
文字は解像度高いのを拡大したほうが綺麗かもしれない。
(Macだったら解像度関係なく綺麗なんだけど)
●大きさは1ヶ月で慣れる
個人的見解。
ハイコントラストで目を悪くしないよう、部屋の壁の明るさと同じぐらいの輝度に抑えよう。
ブルーライトカットモードもあるが、青成分がかなりカットされて黄色画面になるので、グラボの画面設定などで自分が許せるぐらい青の明るさを下げるだけでいいと思う。
●IPSモニターは発色がいい
TNモニタは反応が1msで早い、、、しかメリットがない。
デメリットとしては白浮きや発色の悪さ。
当然PCの普段遣いには色の再現度的にもIPSモニタが綺麗。
34UC79G は1800Rの緩いカーブがついた曲面モニタだが、正直正面から見てそうわからない。IPSモニタは画面端が見づらいということもないので、曲面でなくても問題ないだろうと思う。
●フルスクリーン横長表示ができる
グラボがGeforceの場合ではこちら。
全画面表示と、ゲームプログラムのスケーリングモードの上書きを選び、ゲーム内は1920x1080、16:9の設定にしても引き伸ばすと
通常のこの設定が、
こうなる。
ただ全部が横に引き伸ばされただけで、POVは縦も横も変わらず。
設定上もマウスの影響も変わらないはずだが、横に太った画面を見やすい、当てやすいと思う人もいるかも知れない。(僕としては横に太るのはちょっと見にくく通常比率がやりやすい) 設定上は1920x1080なので録画すると元の比率で録画されたりする。
あとはブラウザ2つ開いても2画面分ぐらい余裕もって並べられるとかだろうか。
サブモニタ1個あると3画面分ぐらい自由に使える。
ま、お金とスペースがあればZOWIEと両方買ったらいいじゃんとなるんだけどね。

LG ゲーミング モニター ディスプレイ 34UC79G-B 34インチ/21:9 曲面 ウルトラワイド/IPS 非光沢/144Hz/DisplayPort×1,HDMI×2
- 出版社/メーカー: LG Electronics Japan
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: Personal Computers
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