beansgunのOverwatchメモ

ブロンズプレイヤーがAIM研究やオーバーウォッチリーグを楽しむブログ

OWL2022 Week9 ドゥームスタッツを見る

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week9 のGrav Bag。
この週はMapスコア0-6だった上海が復活しWeek10を前にMidseasonMadnessのプレイオフが全て確定した。



ゼニバティがバフされたとはいえ、必ずしもシグマでなくていいのではと見直され始める。単独でキルを取りにいけるドゥームはやはりメタ。ボールの扱いは難しいままで(パイルドライバーが逃げに使えずハイリスク)、ウィンストンは強力なのに使用率低いのは、ソジョーンにバリアを撃たせたくないからだろうか?



ノックバックキル(パンチキル?)でソート。20分以上18プレイヤー。

ファイナルブロウで改めてランキング。



1.Muze
ダメージ 6958 (9位)
ファイナルブロウ 7.60 (1位)

コーチといざこざあって一時期控えになってましたが、追い出されたのはコーチでした。キル性能が高くチームキャリーし、ウィンストンでもSFSマップ無敗だったMikeyyに初黒星となる大活躍。チームがもう一つ勝ちきれてないもののトップメインタンクです。

トロントはHOTBAもキル性能が高く、Hesuuはソルジャーもソジョーンもウィドウも上位スタッツで、Twilgihtは実績あるのですが、第7週までHesuuがソンブラにこだわったこと。(ソンブラ勝率10%) Although が期待ほど活躍しなかったこと。起用に関するコーチとのいざこざ。 Finaleトレーサーは悪くないキルログなものの、相手はProper Decay  Venom Shaxなどバケモン揃いで、メインサポChorongがゼニ差付けられたり、ブリギッテでファーストデスしたり、ルシオサウンドバリアが早すぎて救えず、遅すぎで救えずのミスが目立ちます。

このパッチでラッシュを扱うにも対抗するにも苦手とするのが向かい風ですね。


2.Reiner
ダメージ 7003 (7位)
ファイナルブロウ 7.49 (2位)

GLAを優勝に導いたメインタンク。
こちらもドゥーム使いとして文句なし。



3.Daan
ダメージ 6056 (17位)
ファイナルブロウ 7.15 (3位)

ダメージは低いものの、今や0勝VANよりもNA最下位と噂されるパリのDaanがまさかの3位。去年はサポのKaan、DPSのNaga一緒に大健闘しましたがその実力は健在といったところでしょうか。パリはDPS2人ともリリースして補強しましたが、まるでうまくいきません。Nagaをたった2週でリリースした運営は見る目がなく、チーム運営能力で勝てないと言ってもいいでしょう。


4.Marve1
ダメージ 7239 (5位)
ファイナルブロウ 7.06 (4位)

EAST最下位VALをMollyと一緒に立て直したメインタンク。
OW1の頃からオフタンクも高レベルでこなす汎用性はOW2に適した人材といえます。
Marve1をリリースし、自身のチームが勝てないボストンゼネラルマネージャー Hukはこの活躍後クビに。



5.Hawk
ダメージ 7436 (4位)
ファイナルブロウ 6.68 (5位)

去年Dvaでダメージトップを叩き出しATLを準優勝までキャリーしたHawkはドゥームでもその実力をいかんなく発揮しダメージ4位。後半はウィンストンでも活躍。チームは(オリーサ専の)Gatorを使い分けるより、Hawk一人にスクリムリソースを集中させたほうがよいと好判断。



6.Smurf
ダメージ 6694 (13位)
ファイナルブロウ 6.56 (6位)

リーグ1汎用性の高さといえばsmurf
前回ソウルを優勝に導き、SFSもsuperが辞めるの分かってたらぜひとも引き止めたかった所。



7.Danteh
ダメージ 6734 (11位)
ファイナルブロウ 6.53 (7位)

いつの間にかNAのドゥーム専となったDanteh。(最近DPSでも出場)
キル性能は高いがその貪欲なまでのアグレッシブさで戻ってこれないのが玉にキズ。



8.MirroR(ヴァンクーヴァー)
ダメージ 6671 (14位)
ファイナルブロウ 6.38 (8位)

MirroRとDpeiコーチが来てからのVANはスコアはともかく上位チームとも惜しい内容の試合が続いている。WASとはC9がなければ勝ってた試合でもあった。今大会は他に(SFS GLA HOU ATL DAL )上位チームとしか当たらなかった事も含め、次の大会さらなる補強で初勝利への期待がよせられる。


9.Punk
ダメージ 6705 (12位)
ファイナルブロウ 6.32 (9位)

ここからは平均以下でドゥーム負けしてる事が今大会での成績にも響いている。



10.Someone
ダメージ 7018 (6位)
ファイナルブロウ 6.04 (10位)

今大会は仲良しHydronからXziにスターティングメンバーが変わったためかイマイチ本領発揮できないSomeone。タンクはSomeoneのみで、メインタンク出身としてはシグマメタも向かい風。それでもダメージは7000台上位。



11.Ga9a
ダメージ 6558 (15位)
ファイナルブロウ 5.14 (11位)

中国のボール使いGa9aはドゥームだともう一つ。
しかしパンダの本領発揮はむしろウィンストン構成で、ウィンストンマップでの極端な攻撃力は上海、ソウルを圧倒して制するほど。勝てる構成あるがゆえに、ボールにこだわって一人死んだり、DPSが火力出せるエリア取れずにプレイオフ進出逃したのはとても残念。



12.Void
ダメージ 6166 (16位)
ファイナルブロウ 4.79 (12位)

今大会BEBEと共に出た2週間は0-6Mapとシグマも合わせて散々。
レギュラー最終の対VAL戦でおこぼれもらって勝利をおさめる。
第8週までの上海を反省するようMoonコーチがビデオレターだして、9周目の上海は去年の圧倒的勢いを取り戻したかのように全員が復調。中国のロックダウンで練習はおろか、回線などの環境が整わなかった事もあるのでロックダウン解除された上海に期待したい。(ゲーミングハウス光回線4本のところ200M1本しか開通せず、ときに300ping記録したとか)


13. Fearless
ダメージ 6909 (10位)
ファイナルブロウ 4.63 (13位)

前大会のゴーストダイブではEdison Hanbinのゴーストダイブで準優勝まで圧倒したダラス。今回は早々にFearlessへ交代し、メタのシグマやドゥームではなく得意のウィンストン構成を主軸に展開。また、ボールでもトップレベルのスタッツを納めている。



14.Mag
ダメージ 8135 (1位)
ファイナルブロウ 4.30 (14位)

14位なわりに、ダメージが8100超えで堂々1位のMag。
このメインタンクと、バケモンDPS抱えて勝てないのは去年に続きサポートと合わせるチーム力が足りないか?



15.Kellan
ダメージ 8010 (2位)
ファイナルブロウ 4.20 (15位)

ContendersKR 2度の準優勝(優勝は2度ともO2)のTalonから来たメインタンク。ダメージ2位と合わせ、実力は保証済み。戦線が間延びしてみんな個人技で戦ってる印象あったNYだが、今大会後半のダラス、HOU戦は 2-3と惜しい内容まで迫る。Gestureコーチ就任が効いてきたか?


16.Kalios
ダメージ 5752  (18位 ワースト)
ファイナルブロウ 3.86 (16位)

ワシントンのオフタンク担当。
初期ボストンにいてNoteの控えだったが、Contendersで鍛えて戻ってきた。
しかしOW2ではいまいち結果を出せず。ドゥームのダメージトップとダメージワーストがともにワシントンというのは興味深い。



17.Coluge
ダメージ 7541 (3位)
ファイナルブロウ 3.79 (17位)

AmericanTornade オフタンク出身ながらウィンストンもこなすColuge。
ダメージ3位で、ファイナルブロウ低いのはProperに全部持っていかれてるからと思われる。



18.Belosrea
ダメージ 6983 (8位)
ファイナルブロウ 2.56 (18位 ワースト)

FusionアカデミーであるT1 から昇進したメインタンク。
同じT1のDPS。ZEST MN3が優勝しかねない爆発力を備えているが、タンクはもう一つ心もとない気がする。


補足:
ファイナルブロウでのランキングですが、メインタンクはキルだけでなくヘイトを買う役目も、ダメージ出す役目もあるのと、最低20分で参考値レベルの選手もいるかと思われるので、実際のドゥームフィストの価値は正直分からないところです。

OWL 2022 Week8 ゼニヤッタ、Eastソジョーンスタッツ

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第8週Grav Bag。
まずはサポートの変遷。

バフ通りゼニバティストがトップ。

バティストは必ずしも回復しづらいボールエコートレーサーなどでも採用されますが、ULTがソジョーンと相性よかったり、バフされた自衛能力、高台へのアクセスでゼニヤッタと合わせて実質4DPS、ドゥームといっしょなら5DPSのような構成がOW2にピッタリフィットしてますね。

他、第7週から手のひら返す3キャラ。


ソンブラ

そこまで採用多くないですが、最弱ダメージキャラだったソンブラが各採用チームで大活躍した週でした。個人視点見れないのでなぜ急にソンブラのキルログが増えたのか謎ですが、ひとつ仮説。

ステルス中いつでもハックできるので、ステルスセットアップから1秒以内でのフォーカスワンキルが狙いやすいキャラでした。しかしリーグでも1秒以内にフォーカスキルするのは難しく、いなされるとチャンスを失い負けターンになるのが弱い。

もうひとつハック中にソンブラ自身が与えるダメージ40%アップという特大パッシブがあるのですが、ソンブラはEMP含めすぐ追い返されるためこれを活かしきれませんでした。

でももし、去年のLIPのようにソンブラ自身の火力を出せる立ち回りで、ハック1秒を活かすのではなく、ハック40%の方を活かすとしたらどうでしょうか?

OW1のソンブラはハックでスキル封じても、DPSとは素の火力で差が付き1vs1では勝てない場面が多々ありましたがステルス中1v1になる射線から40%火力アップで1vs1するなら話は変わります。

1秒ハックでスキルを中断させるのではなく、オポチュニストを活かす立ち回りが今後のソンブラ採用のキーになりそうですが、LIPはまだ今季一度もソンブラを採用していません。第9週以降のソンブラに要注目。



ザリア

ゴーストダイブの採用が無くなったため、メインタンクリーパーのいないザリアは役に立たないと7週では判断してたのですが、8週はトレーサーソンブラエコーアッシュソジョーンのプールで採用して勝つ場面が多々ありました。

拠点を踏むことはできないので、ハイブリッドAの防衛、コントロールなどはきついですがA攻めで使ったり、ペイロードやプッシュでは充分活用できるタンクの可能性があります。



レッキングボール

ドゥームがヒット&アウェイ、ヒット&ヒットの選択できるスラムパンチもってるのと違い、移動にリキャスト6秒のフックしかないボールはヒット&アウェイからの再攻撃に回復込みで時間がかかり、ゲームスピードが早くなったOW2では使うと負ける感じのボール。先に自分が落ちるかキルとっても味方が全滅してしまうパターンが多かったです。

ですが今大会からショックが採用したMikeyy(実は2020元ボストンの控え)はコントロール限定のボールでこの2週間無敗を記録。

スタッツもトップクラス。下手に回復するより死んでもキル取って復帰で回復する感じですね。

ショックはコントロールで他がやらないハイダイブ構成(ソジョーン含む)を好みつつ、Properが一人でゲームをぶっ壊しがちなのでボール単体での評価は難しいのですが、要注目なボール選手。



もう一人、Fearless。
スタッツは出てませんが場を荒らし、キルを取り、かつ死なないトップレベルのボール使い。去年も個人視点で見る限り優勝したFateよりもうまいと感じさせる使い手。ボール採用マップは多くないものの、7週で噛み合わなかったHanbinに変わり8週での復調を支えてます。チームとのフォーカスはもちろん、いなされたときチームとしてのヒット&アウェイがうまいかもしれません。この2選手のボールに注目。



逆にボール使いといえば、Amengからメインタンクの座を奪ったGa9a。しかしAmengもGa9aもタイミングが早く先に一人で荒らしがちで、あまりチームとフォーカスあいません。これがウィンストンになるとJinmuのゲンジエコー、Leaveソジョーンと完璧にタイミングがあって圧倒。ボールでマップを落とし、ウィンストンでマップを圧倒する第8週となりました。

Philyを下し、ウィンストンなら前回優勝のソウルすら圧倒するその力を、ボールでもタイミング合わせて発揮できるといいですね。


ここからはEAST ソジョーンのスタッツ。


ファイナルブロウでソートされています。20分以上9人。


 


1.Shy
レールガン命中率 61% (1位)
ファイナルブロウ 9.82 (2位)
オーバークロック 3.44 (1位)
ダメージ 8041 (2位)

中国一のスナイパーShyがKAIの60%を超える61%で1位。
ソルジャーではちょっと立ち回りで死にすぎた感のあったShyですが、AlphayiとダブルハイキャリーDPSとなりSpark快進撃です。


2.Stalk3r
レールガン命中率 57% (2位)
ファイナルブロウ 10.09 (1位)
オーバークロック 2.52 (3位)
ダメージ 8938 (1位)

27分スポット参戦の参考値ですがこれまで控えだったStalk3rがトップスタッツの結果に。ソウルの今後を占うまたまた期待感あふれるルーキーです。

 


3.Fits
レールガン命中率 53% (4位)
ファイナルブロウ 8.71 (4位)
オーバークロック 1.91 (6位)
ダメージ 7456 (3位)

ここまでレギュラーでソウルを支えてるFitsも安定の立ち位置。
ソジョーントップ争いとはいきませんが安心の2番手として火力を出し続けます。



4.Leave
レールガン命中率 49% (6位タイ)
ファイナルブロウ 9.31 (3位)
オーバークロック 1.72 (7位)
ダメージ 7363 (4位)

昨年のシーズンMVP Leaveが中堅の位置。
ただパンダは、Ga9aがボール使うかウィンストン使うかで、DPSの火力が全然違ってくるのでタンクとの連携が安定するともっと上位狙えるかも。



5.MN3
レールガン命中率 56% (3位)
ファイナルブロウ 6.49 (8位)
オーバークロック 2.78 (2位)
ダメージ 6881 (6位)

Carpeとポジション争いするルーキーMN3も21分参考値。レールガン命中率、オーバークロックが高いので素養あるものの、 Furyとうまく噛み合わなかったか?



6.Ezhan
レールガン命中率 48% (8位 ワーストタイ)
ファイナルブロウ 7.89 (5位)
オーバークロック 1.28 (8位)
ダメージ 7071 (5位)

ソジョーンとしてはもうひとつのEzhan。そんなソジョーンを抱えながらもチームは今週2連勝。開幕の立ち上がりから考えるとMarve1 Mollyの加入で生まれ変わった奇跡。


7.Carpe
レールガン命中率 51% (5位)
ファイナルブロウ 7.31 (6位)
オーバークロック 2.31 (6位)
ダメージ 6269 (8位)

前回のソルジャーの高スタッツ、得意のウィドウ、マクリーから考えるとかなりいまいちな結果のCarpeソジョーン。Marve1ドゥームや、Ga9aボールウィンストンに手こずったか?


8.Develop
レールガン命中率 49% (7位)
ファイナルブロウ 7.08 (7位)
オーバークロック 2.24 (5位)
ダメージ 6814 (7位)

最下位チームとしては仕方なしか、Choisehwanと一緒にそこそこキルログ出すDevelop。Chargeも問題はタンク陣にあると思われるので一刻も早い補強が望まれる。


9.Lip
レールガン命中率 48% (8位 ワーストタイ)
ファイナルブロウ 5.89 (9位 ワースト)
オーバークロック 0.56 (9位 ワースト)
ダメージ 5934 (9位ワースト)

まさかの天才Lipが最下位Charge選手すら超えるワースト記録。
相手が絶好調のソウル Spark とはいえ去年の優勝チームが2試合6map全敗。Lipのソジョーンがそこまで悪いかというと、このスタッツでチームとして一番キルログ出してるのもLipだったりするので、他のメンバーはさらにまずいことに。

今回メンバーは3人入れ替えて、Fate WhoRU RJG から、Void Fleta BEBEへ。
これまで控えとしてダブルフレックスサポ用として採用されたBEBEだが運悪く出場6mapの勝率0%状態。


前大会も上海はLipソルジャーだけZestゲンジが押さえれば3-0で抑えれるほどLipに依存してたが、もうひとりのハイキャリープレイヤーWhoRUゲンジが通用するときはなんとかなっていた。



今季のFletaは不調に見られがちだがいつもどおり仕事をこなしてるともいえる。彼は「まれにすごいクラッチプレイを魅せるなんでもAランクでこなせるプレイヤー」でTivQ Libero Rascalの上位版。しかしソウル時代含め、ファーストキル取って流れを作るプレイヤーではなく、それはLipの役目だった。(2020年のFleta MVP 受賞はデビューしたてのLipソンブラに全然注目が集まらなかったからとも言える。)

カウンターしやすいOW2でこそ、Fletaのような「なんでもAランクでこなせるプレイヤー」が重宝されるかと思いきや、Lip Proper AlphaYi Smurf などでリーグの上限がさらに上がったことでそのうち「なんでもSランクでこなせるプレイヤー」と「なにかに特化してSランクでこなせるプレイヤー」に絞られるかもしれない。

今季メタを掴みきれてない上海の未来はいかに?
はたしてLipソンブラは出てくるのか?


EASTで注目のソジョーンは1位のShyと、期待値のStark3r。
LeaveやLipはチーム次第ですね。


補足でNAも。

先週勝ちはしたもののも、最下位2チーム相手にもうひとつパッとしないソジョーンスタッツだったPatiphanは、Hou戦できっちり修正して大活躍。ソルジャーの時と同じく成長の早い有望選手。

先週酷評したGuriyoもソジョーンでMVPもとり2試合大活躍。
ゴーストダイブ終えたHanbin Edisonコンビを控えに回し、FeralessとSp9rk1eトレーサーでパッチの汎用性に対応したのも大きい。


しかしどちらも3-0とはいえ、メイヘム、ヴァンクーヴァーとも内容は大接戦でDPSで圧倒してるとはいえず、ここからまだ厳しい戦いが予想されるダラス。Guriyoへの手のひら返しは保留である。


次にやっときたゼニヤッタスタッツ。
配信観戦ではわかりづらい各チームのサポート評価がこれで少しわかる。

ダメージでソート。30分以上20人。


キル取って、ダメージ出して死なないのが当然一番。
この環境なので死んでもキルダメージ出してればよし。
キル取れなくても生きて調和不破付けてるのはまあ最低限の仕事をなんとか。
キルも取れず、死んでるのが一番ダメ。
という順番で並べ直し。


1.Crimzo
ダメージ 5557 (1位)
ファイナルブロウ 6.67 (1位)
デス 4.12 (生存率 5位)

ファイナルブロウが圧倒的で、攻撃特化サポのCrimzoらしいスタッツ。
これでMCDとのフレックスサポ争いは決着か?


2.Molly(Valiant)
ダメージ 5167 (4位)
ファイナルブロウ 4.75 (4位)
デス 3.76 (生存率 4位)

Valiantで2戦連勝と現在勝率100%ゼニ。
その2試合のMVPはMollyとMarve1で、Philyも下しちゃんと戦えるチームとなったValiantの今後に期待。



3.Fielder
ダメージ  5473 (2位)
ファイナルブロウ 5.28 (2位)
デス 6.09 (生存率 14位)

デスこそ多いものの、飛び抜けたファイナルブロウ、圧倒的火力を叩き出し現ダラスの火力DPS。

 


4.Skewed
ダメージ 4758 (7位)
ファイナルブロウ 4.63 (6位)
デス 3.57 (生存率 2位)

上位3人に火力は劣るものの、なかなかのキル率でGLAの勝利に貢献。
本来のブリギッテ担当ながらに高い生存率を誇るメインサポが扱う異色のゼニヤッタ



5.Finn
ダメージ 4619 (9位)
ファイナルブロウ 4.07 (8位)
デス 3.58 (生存率 3位)

こちらも高い生存率で実直に仕事をこなすように見えるFinn。
Proper S9mm Coluge Mykeyy が前線を瞬殺させなければもっと伸びる余地はある。


6.Aztac
ダメージ 5299 (3位)
ファイナルブロウ 4.70 (5位)
デス 6.81 (生存率 17位)

唯一の0勝チームながらに高いダメージ力を誇るAztac。
この2週間、期待の持てる戦いを繰り返してるのでいつかは。


7.Aimgod
ダメージ 5149 (5位)
ファイナルブロウ 4.50 (7位)
デス 5.72 (生存率 13位)

スイッチャーに嫌われてるのかあまり目立った場面が映らないが、悪くないダメージ上位を維持するAimgod。



8.Ultraviolet
ダメージ 4724 (8位)
ファイナルブロウ 4.78 (3位)
デス 7.68 (生存率 19位)

キルダメージは悪くないが、生存率が低いのはメインサポがやるOjeeバティストのカバーの問題だろうか?


9.Krillin
ダメージ 4324 (11位)
ファイナルブロウ 4.03 (10位)
デス 4.21 (生存率 5位)

キルダメージは平均。生存率の高さで貢献しロンドンにいたときより多くの見せ場を作っている。(というか本当にワシントンは宣材写真下手だな。プロ使わずマネージャーが撮ってるでしょ?)


 


10.Irony
ダメージ 4236 (12位)
ファイナルブロウ 3.49 (17位)
デス 3.49 (生存率 1位)


ファイナルブロウ順位が低いように見えて18位までは団子なので、そう差はない。
生存率1位でSparkの快進撃を支える。


11.Landon
ファイナルブロウ 3.74 (13位)
ダメージ 4791 (6位)
デス 5.40 (生存率 11位)

ダメージが高く、キルが少ないのはラッシュ構成のロンドンらしいゼニということだろうか?



12.Mmonk
ダメージ 4195 (13位)
ファイナルブロウ 3.84 (9位)
デス 5.18 (生存率 8位)

パンダが勝つマップは、Ga9aウィンストン、Jnimu、Leaveの3人が一瞬で勝負決めるのでMmonkももう少し伸びる余地あり。



13.Kaan
ダメージ 4405 (10位)
ファイナルブロウ 3.45 (18位)
デス 5.34 (生存率 10位)

ファイナルブロウは順位ほど悪くはない。
去年DPSからのコンバートでリーグ参戦したわりに健闘してる数値。
しかしチームは柔軟なカウンターが必要なOW2に適応しきれてないようだ。



14.Farway(Charge)
ダメージ 3912 (15位)
ファイナルブロウ 3.78 (11位)
デス 5.67 (生存率 14位)


勝てないCHARGEでかなり見せ場を作ってきたFarway。
タンク補強が入ればあるいは。

 

15.Lastro
ダメージ 3907 (16位)
ファイナルブロウ 3.57 (15位)
デス 5.27 (生存率 9位)

これまでのValiant、トロントでの活躍を思えば物足りない数値のLastro。



16.SirMajed
ダメージ 4058 (14位)
ファイナルブロウ 3.62 (14位)
デス 6.63 (生存率 16位)

攻撃的な性質がたたってか数値がでず、現パッチに1-3で苦戦中のメイヘム。
Anamoでもカバーできず、補強で参戦したRupalの数値もいつかみたいところ。


17.Myunb0ng
ダメージ 3862 (17位)
ファイナルブロウ 2.55 (20位 ワースト)
デス 5.17 (生存率 6位)

ひとりだけ2.55台のファイナルブロウはダントツで低く、それでいて生存率高いのはもっとリスク取らなければいけないレベル。7/28に18歳の誕生日を迎えるHo1と入れ替わるのはMyunb0ngかGamnamjinか。



18.Izayaki
ダメージ 3640 (18位)
ファイナルブロウ 3.50 (16位)
デス 6.13 (生存率 15位)


トップゼニヤッタ候補と思われたIzayakiがまさかの18位。これも6Map全敗のため。
イキリがちな上海サポに対して、BEBEとポジション合わないということはあるだろうか?


19.MCD
ダメージ 3365 (19位)
ファイナルブロウ 3.80 (10位)
デス 7.89 (生存率 20位 ワースト)

Crimzoに大きく水を開けられたMCD。
実はここ3戦でMCDがゼニヤッタ出場したのはSFS戦のみ。対Properトレーサーでの成績となる事は補足しておきたい。Proper相手ならどのゼニヤッタもこうなる恐れがあり、それでもファイナルブロウは10位。MCDゼニの評価は保留にしておきたい。


20.Ch0rong
ダメージ 3043 (20位)
ファイナルブロウ 3.33 (19位)
デス 7.58 (生存率 18位)

メインサポ担当のCh0rongなのでこの数値は仕方ない。
むしろGLAのSkewedがメインサポで成果挙げてるのがおかしいのである。
Twilightが使わないならCh0rongゼニで勝負しない方がいいかも。



Glav Bagの記事は短い期間の集計のためLip やIzayakiがワーストといった予想外の数字が出たりするためあくまで参考程度に。例えば去年のゼニスタッツはこうなる。


Stats Lab: Teamfights | The Overwatch League

(2021年50分以上のゼニスタッツ 縦がファイナルブロウ、横がダメージ)

右上は順に
Crimzo
Izayaki
MCD
Fielder
Shu
Mmonk
Alarm
BEBE
Lastro
となっており、
ファイナルブロウだけ見れば
Viol2t
Creative
Jjonak
も上位だ。
(このとき左下にいるボストンのMyonbongとフロリダGamnamjinがともにNYというのやはり採用ミスかなあ)

この表のほうがデータ信頼度は高いので、なぜ現パッチで去年右上にいたはずの
Izayaki MCD Lastroが苦労してるか推察すると面白いかもしれませんね。

OW1のリーグでダメージ7500平均だったのが、OW2で10分平均4500になってるのは1タンク化と不破ナーフの影響がもろに出てます。

OWL 2022 Week7のソジョーンスタッツ。OW2にオフタンクはいらない?

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NA1週分のソジョーンスタッツが出てきたのでレビュー。
その前にタンクの使用率。



NAでザリアとウィンストンの使用率が極端に下がった分、シグマが急上昇。
ドゥームフィスト、レッキンボールも使用率を10%以上あげてます。
ダブルフレックスメタにゼニヤッタ不破までついてくるとウィンストンは耐えられない。
ゼニヤクザキックのノックバック効果で接近戦の駆け引きもしづらくなりました。

OW2のプロシーンで問題なのは、ザリア、Dva、ホッグ、オリーサが全く役に立たないこと。機動力で場を荒らす事ができず、シグマのような2重のバリアスキルもないこの4キャラは、あくまでオフタンクであり単独でタンクの役割をこなせません。


前回のKickoff Clashでザリアが採用されたのは、リーパーが2重のバリアをもらい、さらにHPスチールで耐え、レイスフォームで安全に帰ってこれるというメインタンクリーパーがザリアで成立したからです。ゴーストダイブNo1の使い手ダラスは、NA決勝でこそGLAに破れましたが、ソジョーンやダブルフレックスサポにナーフが入れば再び登場するかもしれません。

Dvaも高台のヒットスキャンを追い返しつつ拠点を踏むイリオス-ライトハウスやドラドでこそ採用されますが、敵を追い返し味方を守るDvaでは前線へ圧をかけれず受け身になりジリ貧。他の高台多いマップではヒットスキャンに逃げられ、遠くから撃たれ厳しい状況。


マトリクスもセルフバリアも持たず機動力までなくてOW2でどう戦うんだという2人。
どこかのチームがうまく活用するのを期待したいですが…
プロレベルの連携がないランクマならあり?


オフタンクという概念が崩れ去って役目のない3人と、リワークに失敗したオリーサ。リーグ基準だとバフ調整するか、みんなリワークする必要ありそうですが今後どうなるでしょうか。


本題のソジョーンスタッツ

ファイナルブロウでソートされてます。
NA1週分、10分以上のプレイヤー。

オーバークロックキルに修正が入ったのでこの記事も修正。



総合的な順位で並べかえます。


1.Kai
レールガン命中率 60% (1位)
ファイナルブロウ 12.45 (2位)
オーバークロック 2.14 (7位)
ダメージ9097 (1位)

試合中リーガー達みんな「KaiのPCをチェックしろ!」とドン引きのTwitter流れるほどのキルログを出したKai。ウィドウやアッシュだとオフアングルはあまり狙わず正面の安全な場所からガンガン撃ち抜く珍しいタイプのスナイパーです。しかしソジョーンとここまで相性が良いとは。

安全に立ち回り正面火力を出すスタイルですが、人数有利をソジョーンで追い込むアグレッシブさは、これまでのKaiにはないイキリっぷりを発揮して珍しくイキリ死んでしまうことも。ダラスとボストンを抑え、今週文句なしのNo1ソジョーンでした。

www.youtube.com



www.youtube.com

Kaiのダラス戦個人視点が上がっていました。

 

この試合2位にダブルスコアつける異常なファイナルブロウ数。



2.Kilo
レールガン命中率 56% (3位タイ)
ファイナルブロウ  14.74 (1位)
オーバークロック  7.37 (1位)
ダメージ8758 (2位)

スタッツはKaiに負けないハイスコア。
オーバークロック 7.37はダントツで1位。
ただし下位ボストン相手に10分出場の参考値となります。
ショックはViol2tがルシオから開放され狙い通りのダブルフレックスサポメタとなったことで、NA一番の優勝候補となり、ハワイ頂上決戦が見えてきました。


3.Hydron
レールガン命中率 56% (3位タイ)
ファイナルブロウ 10.92 (4位)
オーバークロック 2.09 (8位)
ダメージ7712 (7位)

ULTのオーバークロックキル1位はHydron。
高いレールガンACCでチームをキャリーします。
メイヘムはXziが調子取り戻すまでHydronで安定しそうですね。

 


4.Mer1t
レールガン命中率 53% (5位)
ファイナルブロウ  10.03 (7位)
オーバークロック  2.26 (6位)
ダメージ8152 (5位)

スタッツは平均以上で、Pelicanエコー、Dantehトレーサーとともにワシントン、ヴァンクーヴァーを撃破。ヒューストンはシグマOTPのPiggyがいることもメタの追い風です。

 


5.Flora
レールガン命中率 51% (8位タイ)
ファイナルブロウ  10.32 (6位)
オーバークロック  3.01 (3位)
ダメージ 7973 (6位)

シーズン通してまだ1勝しかできてないNYにしてはかなり健闘してる数字のFlora。ソルジャーのときのようなファーストデスもしないので勝てないチームにしては悪くない数字です。今回NYにも待望のダブルフレックスサポメタがきたのですが、それでもサポのパフォーマンスが上がらず第3のフレックスサポ Ho1加入を発表しました。

中国の方のTeamCCで活躍してたフレックスサポ。
今のValiantに元TeamCCのDiya inovation EZhan そしてNohilコーチがいますね。
7/28で18歳になり試合に参加可能。
MidseasonMadnessには間に合わないようです。

 


6.Heesu
レールガン命中率 51% (8位タイ)
ファイナルブロウ 11.9 (3位)
オーバークロック  3.09 (2位)
ダメージ 7357 (10位)

ファイナルブロウ3位、オーバークロック2位となかなかの好成績ですが、ULT頼りでダメージ出てないのが惜しい。Heesuはソジョーンというよりソンブラ使ったマップを全て落としてるので、現パッチ最弱候補のソンブラは早々に諦めてほしいですね。

 


7.Sparkr
レールガン命中率 52% (6位タイ)
ファイナルブロウ 9.27 (8位)
オーバークロック 1.81 (10位)
ダメージ 7694 (8位)


ここから平均下回るかなというところ。チームはHadi Landon Shax Backbone らとキャリーして下馬評覆す健闘をしています。ロンドンはメタと違ってハルトを押し通して連勝してるのが好印象。



8.Patiphan
レールガン命中率 52% (6位タイ)
ファイナルブロウ 10.63 (5位)
オーバークロック 0.91 (12位)
ダメージ 7444 (9位)

ファイナルブロウこそ悪くないですが、オーバークロックの使い方で悪い数値出てます。VALORANTジェットで世界8位まで上り詰めたPatiphan。まだOWの勘が戻ってないのでしょうか?
個人視点が見れないので囮としてうまく活用できてた可能性も?
Patiphanはプレーオフまでにソルジャーを改善したのでもう少し様子みたいです。

 


9.Happy(ワシントン)
レールガン命中率 57% (2位)
ファイナルブロウ  8.01 (9位)
オーバークロック  2.04 (9位)
ダメージ 6805 (12位)

スナイパーでトレーサーも扱うHappyにとって扱いやすいソジョーン。レールガン命中率2位からももっと上位になれる素養がうかがえます。ただオフアングル狙いすぎなのか死にすぎたのか、ダメージ、FBは下位。あるいはAssasinソンブラのセットアップで足を引っ張ったかも?


10.Kevster
レールガン命中率 46% (13位ワースト)
ファイナルブロウ  7.28 (11位)
オーバークロック  2.57 (3位)
ダメージ 8315 (3位)

なんでもトップクラスでこなす天才AI Kevsterですが、さすがにハードヒットスキャンまでは使いこなせずちゃんと人間だったようで一安心。ダメージ値が高いのはさすがの立ち回り。しかし一番重要なレールガン精度でワーストなのが響いてます。今週はヴァンクーヴァー、パリと最下位2チームを下してますが、KickofClash優勝チームとしてはPatiphanともに不穏な数値。


ここでハードヒットスキャン担当ANSに期待したいところですが、ANSはリーグの中でも特にオフアングル狙いで弾数少ない一発必中型スナイパー。アグレッシブなソジョーンとして登場するかが見どころです。

 


11.Guriyo
レールガン命中率 51% (8位タイ)
ファイナルブロウ 7.41 (10位)
オーバークロック 0.57 (13位ワースト)
ダメージ 8196 (4位)

ダラスのハードヒットスキャン担当Guriyo。ダメージこそ出てるものの、オーバークロックがダントツで低いです。

Guriyoはリーグで経験積むほどウィドウクラッチを決める場面も出てきて少しづつ慣れてきてますが、スナイパーで撃ち負け、マップを落とし続け、キルログ無しでHanbin Fielder Chiyoにキャリーされ、化け物ウィドウ揃いのオーバーウォッチリーグにはまだついていけてない印象。KickofClash準優勝チームのヒットスキャンとしては頼りなく、今後手のひら返しさせて欲しい所だけど年内の急激な成長は期待薄でしょう。


ダラスは去年Xziが手術で離脱し、ヒットスキャン不在だったのが逆に功を奏し、リーパー、メイ、シンメ、エコー、ドゥームが去年はメタの正解としてそれを得意とするSp9rk1e DOHA共に大暴れできました。

KickofClashはHanbinがリーグNo1のザリアとして、死にたがりトレーサーEdisonがリーグNo1のリーパー専として大活躍しましたが、ゴーストダイブは終わり、頼れるヒットスキャン不在のダラスは今後のOW2で苦戦が予想されます。今後ハードヒットスキャン補充はあるでしょうか?



12.Shockwave
レールガン命中率 50% (11位)
ファイナルブロウ 5.44 (12位)
オーバークロック 2.27 (5位)
ダメージ 7090 (11位)

0勝絶不調のヴァンクーヴァーゆえ引きずられてる数値でもありますが、キャリーしきれません。新コーチDpeiと、MirroRドゥームでGLAに内容ある戦いできたかと思いましたが、数値見るとGLAのソジョーン2人とも不調だったため結局ヴァンクーヴァーのポテンシャルが見えない結果に。



13.Wub
レールガン命中率 49% (12位)
ファイナルブロウ 4.42 (13位ワースト)
オーバークロック 1.53 (11位)
ダメージ 6566 (13位ワースト)


今週、対NY戦で初勝利を得てやっと0勝から脱出したパリ。
2人のルーキーDPS Wub Doveがチームに馴染むまでまだ時間かかりそうです。
Glisterで勝てないのは分かるのですが、なぜ昨年大活躍したNagaをたった2試合のゲンジ不調で第1週最速リリースしたのか。オーナーの気分でチームがやる気失ってないか心配です。



10分以上使ってないのでスタッツには上がってませんが、シーズンMVP、ルーキー・オブ・ザ・イヤー、ダブル受賞最有力候補のProperもサウンドバリアを撃ち抜く大活躍でした。


でもトレーサー担当でもあるので

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さっそくトレーサーひとりでサポ二人をソロキルするゲームクラッシャーな場面をまたまたまた演出し、Proper Kiloの最強DPSラインがOW2でどこまで上り詰めるか見ものです。

Overwatch League 2022 - Midseason Madness - Qualifiers - Liquipedia Overwatch Wiki



来週 日本時間26日午前5:30頃に、ATL vs SFS のソジョーントップ対決があります。
ここがNA優勝を占う争い。

SFSにとっては去年、今年と2連続でプレイオフを蹴り落とされた相性悪いリベンジ戦でもあり、熱い戦いが予想されます。

OWL 2022 Week4までのソルジャースタッツを見る

overwatchleague.com
ちょうど前回の記事がカメラでところどころ映る印象だけでソルジャー立ち回り評価したので、実際の数値はどうなのか答え合わせ。


プレイタイムでソートされてます。60分以上はこの23人。
(カラーハイライトは元記事での言及関連なので気にせずに。)

ソルジャーはヘッショも狙えて、プロジェクタイルのロケットもあり、キルタイム長いOWで重用なトラッキングAIMランキングとしてもうってつけです。

注目はトラッキングAIMとしてのダメージ。(平均9652)
次にリスク取る立ち回りのセンスやチーム力にも関わる
ファイナルブロウ(平均8.76)、
デス率(平均5.48)。
この指標で改めてソートし直してみましょう。


===ダントツ文句なし
1.Proper 11.658/11.01 D:4.25

===AIM 立ち回り チーム力共に文句なし
2.Kilo 10291/10.88 D:4.25
3.Carpe 10431/10.83 D:5.01
4.LIP 10509/10.90 D:5.30
5.kevster 10261/9.17 D:3.97

===立ち回りかチーム戦術でひとつ劣るもののハイレベル。
6.Heesu 9935/10.35 D:5.18
7.Victoria 10608/7.35 D:4.64
8.Happy 10513/7.85 D:4.96
9.Kai 9360/8.93 D:4.18

===ここがリーグソルジャーの平均
10.Fits 9542/8.91 D:4.88
11.Sparkr 9598/8.64 D:4.58
12.Shockwave 9737/7.95 D:4.64
13.Mer1t 9672/9.27 D:5.72
14.Hydron 9283/9.49 D:5.90

===トラッキング 立ち回り チーム戦術 どこかに問題あり
15.Shy 10279/8.22 D:6.15
17.Leave 9445/9.10 D:6.94
16.Striker 9077/8.53 D:5.01
18.Flora 9735/6.03 D:5.92
19.Glister 9617/7.51 D:7.60
20.Edison 8829/9.87 D:7.07
21.Diya 8043/7.77 D:5.73

22.Patiphan 9553/7.13 D:6.92
23.Develop 8029/5.80 D:7.03



1.Proper DM:11658 FB:11.01 D:4.25

前回トレーサーなみにアグレッシブ過ぎてリスク高いソルジャーと評しましたが、そのハイリスクをイカれたAIMで正解にしてしまうパワー。63分の参考値とはいえダメージ2位に1000以上差をつける最新OWL2022のさらにネクストレベルプレイヤー。現状MVPもROTYも優勝も総ナメにしそうな勢い。


2.Kilo DM:10291 FB:10.88 D:4.25

Properの前にはかすみがちながら、Kiloもチーム戦術とガッチリ噛み合いトップレベルの数値。SFSはまずチームとして強いですね。



3.Carpe DM:10431 FB:10.83 D:5.01

今季ロスターをZest MN3に奪われ、今はコントロールソルジャーのレジェンドCarpe。それでも衰えを見せない数値を叩き出す。MN3の数値も見たかったが60分未満のもよう。



4.LIP DM:10509 FB:10.90 D:5.30

去年のプレイオフMVPとしてはEastゲンジ達に苦戦し平均デスに近いLIP。
それでもリスク高いソンブラのような立ち回りをイカれたAIMで正解にしてしまうパワーは健在。


5.Kevster DM:10261 FB:9.17 D:3.97

どのキャラもトップレベルでこなすスウェーデンの天才プレイヤーKevster。第4週でPatiphanとソルジャーを交代してからが真のGLA文句ない数値のうえ生存率1位ではあるが、ソル出場2戦のうち1つはソルジャーに好きに撃たせてしまうロンドンのハルト構成だったのも考慮。



6.Heesu DM:9935 FB:10.35 D:5.18

ダメージ1万にこそ届かないものの全て平均以上のハイレベルHeesu。


7.Victoria DM:10608 FB:7.35 D:4.64

実はダメージ2位がボストンVictoria。生存率も高い。
ファイナルブロウが平均(8.76)より低いのはボストンがウィンストン構成でほとんど勝ててない事や、Valentineトレが1人でバックラインに離れてる事もあり、可能性を評価。


8.Happy DM:10513 FB:7.85 D:4.96

こちらもトップレベルダメージの割にFBが平均より低いHappy。
これもHappyのセンスというより、Decayトレーサーがバックライン1人で戦ってソロキルしまくってる要因がある。Decayトレは異次元だが、それでは前線やバックライン負けてしまいがちで「戦術Decay」が不安定なワシントン。


9.Kai DM:9360 FB:8.93 D:4.18

生存2位でダメージは平均を下回る正面パッシブなKai。
後ろから安定した生存力で手堅い仕事をこなすものの、OW2で優勝するにはもう少しリスクを取ってさばきたい所。


10.Fits DM:9542 FB:8.91 D:4.88

ソルジャーとしては平均的な数値のFits。



11.Sparkr DM:9598 FB:8.64 D:4.58

ソルジャーとしては平均的な数値のSparkr。

 


12.Shockwave DM:9737 FB:7.95 D:4.64

ソルジャーとしては平均的な数値のShockwave
0勝で平均値を出せてるのは評価に値する。

 


13.Mer1t DM:9672 FB:9.27 D:5.72

ソルジャーとしては平均的な数値のMer1t。
ヒューストンのナノはPelican Dantehに集中しMer1tは基本ナノもらわない運用なので、それで平均なら個人能力高いかもしれない。

 


14.Hydron DM:9283 FB:9.49 D:5.90

ダメージが生存が平均より低く、FBが高いHydron。
前回アナルシオと3人小隊で動いてるのを評価したが、パッシブでダメージでないのは仕方ないものの意外とデスが多い。この表には「ファーストデス」というもうひとつ重要な指標がないため、数字の印象と違い高いファイナルブロウを出しているとも考えられる。あとSirMajedアナがやたら攻撃的でハイリスクというのも一考。結果はWest4位でトーナメント進出。



15.Shy DM:10279 FB:8.22 D:6.15

中国一のスナイパーShyは1万超えのダメージを出すもデス6.15を記録。AIMよくてもハイリスクな立ち回りでファーストデスを重ねるソルジャー運用は苦戦を強いられる。ダメージ通り爆発力はあって、Shyが先に死んでもROTYの候補に上がるAlphaYiとGuxueウィンストンが巻き返してくれてるため、不安定ながらEast1位通過。Sparkとしては初の快挙。


17.Leave DM:9445 FB:9.10 D:6.94

去年のシーズンMVP Leaveは高いFBとは裏腹に不名誉なデス6.94。
それでも死んでる印象ないのは相方のJinmuが先落ちしすぎてるため。第4週はJinmuに合わせて得意の速攻ラッシュにかじを切ってあたりあい多くなったぶん、さらにデス増加につながっているかもしれない。パンダには毎年の事ともいえるが、このパッチで安定したメタや勝ち方を物にできずトーナメント進出ならず。


16.Striker DM:9077 FB:8.53 D:5.01

トレーサーOTPとも言われるStrikerソルは消極的な数値。今季わずか2戦でのチームリリース。去年のSFSでも存在感を示せなかったので、リーグに戻ってくるにはContendersでよほど成果を上げないと難しいかもしれない。


18.Flora DM:9735 FB:6.03 D:5.92

前回立ち回りとファーストデスをひどく酷評したFlora。FBがワースト2位だが、それにしてはダメージデスが平均を保ってる。AIMはよく、チームが噛み合えばまだ可能性あるかもしれない。


19.Glister DM:9617 FB:7.51 D:7.60

ダイブ相手にもサイド取りすぎ、狩られすぎてデスワースト7.60を記録するGlister。今季パリ不調の一因にも見えるのでNagaは残しておきたかった。

 


20.Edison DM:8829 FB:9.87 D:7.07

60分ギリギリの参考値ではあるが高いFBとは裏腹に、デス7.07、ダメージ8000台のEdison。ダメージ8000台は3人。あまりにもアグレッシブにキルを取りに行くためやはりソルジャーよりリーパーなのだろう。ダラスはSp9rk1e DOHAもソルジャーを使ってるが60分未満で数値みれず。

 


21.Diya DM:8043 FB:7.77 D:5.73

大会予選最終でVALの初勝利を飾り、宣材写真加工の疑いがあるエースDiya

しかしダメージは平均より1600も低いワーストレベル。
ソルジャーとしてアナより後ろの立ち位置が多いのはまずかった。
次の大会はソルジャーナーフされて別ロールの可能性あるとはいえ、この数値が続くとBecky  inovationの控えになりかねない。



22.Patiphan DM:9553 FB:7.13 D:6.92

ソルジャーでの裏取りがとことん刺さらず、全て平均を下回るタイの神童Patiphan。GLAの不安材料だが、ANSのピックプールも広くないため、Patiphanが今季どれだけOW復帰に適応していくかが勝負の分かれ目となりそうだ。


23.Develop DM:8029 FB:5.80 D:7.03

Diyaに並び8000も切りそうなダメージワーストはDevelop。FBもひとりだけ6を切るワーストを記録。デスも7台でいいとこなし。ウィドウに関してはそれなりに見せ場を作ったのでスナイパーでのスポット活用はあるだろう。ソルジャーはEileenを試すべきだった。チームとしてはタンク負けしてる場面も見受けられ、ChoiSehwan Farwayの活躍以外問題山積みかもしれない。

OWLがちょっと楽しくなる観戦。なぜ上海はValiantに2Map取られたのか?

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Chargと最下位争いをしてるまだ0勝のVALだが、去年の王者上海に対して3-2で惜敗と予想以上の接戦。今回はソルジャー視点を見ていく。

今季の上海は試合こそ勝ち越しつつも、初戦のPhilyに0-3とボコボコにされ、VAL以外のチームにも全て3-2のギリギリの試合で調子が出ない。むしろ0勝のVAL チャージ相手に2Map取られて全く調子が上がらないかのようだ。


これはLIPソルジャーの立ち回りがもうひとつ良くない事があげられる。
ソルジャーで裏取りを多用するソンブラのような立ち回りだ。


裏を取るもゲンジに見つかると…


詰められて斬られる


隠れてフォーカスのタイミング合わせようにも


うまく追い返される。この間火力は出せないし敵を釣れるわけでもない。

OW1でフラッシュバン持ってたキャシディと違って、ソルジャーでの裏とりは旨味が少ない。ドゥーム、ウィンストン、Dva、ゲンジ、トレーサー、至近距離の遮蔽物にシャドウステップしてくるリーパーなどにつめらると反撃の力は弱く逃げるか死ぬからだ。

AIMが抜群のエースなんで決まれば華があるが、LIPが裏とりしてる時間や、それが刺さらなかった時、上海の前線は不利な状況に追い込まれる。


対してVALのDiyaはアッシュなみのロングレンジにポジションを取り継続的に火力を出す。これはウィンストンに飛び込まれない距離であり、手前で襲われるアナやルシオをも援護する。ロングレンジ取れるポジションはそう多くないが、リーグのソルジャーの中でも極端に後ろのポジション。

この死なないDiyaのソルジャーがずっと火力を出し続けるため、VALは予想以上に勝負できている。しかし逆に後ろ過ぎて敵を追い込めない、ファイナルブロウできない、勝ちきれない理由でもある。

この試合、上海が落としたのはLIPが裏取りしにくいエスコート(ルート66)と、ハイブリッド(ミッドタウン)。

VALはこの構成でミッドタウンを勝ったが、同じ構成でPushのクイーズストリートを負けた。コントロールや、クイーズストリートはLIPが駆け回りやすく裏取りしまくってこの構成では誰もLIPを止める事ができずに包囲されて撃たれるばかりだった。

LIPソルジャーの裏取り能力は、コントロールやPushでこそ活きるため、後半のPushとコントロールで逆転勝ちするスコアになりやすい。Diyaの立ち回りとLIPの立ち回りは全く違い、それぞれ一長一短といえる。


他のソルジャーの立ち回りも見てみよう。
特にひどいのがNYのFlora。

小部屋に追い込まれてファーストデス。

サイドを取ったつもりがやはり追い込まれてファーストデス。

初動でサイドを取り、、

アナのヒールが通らないとこいるので大パック取りに戻り、

その間前線が負け

何度も死んじゃう


Floraは射線を多く作ってクロスファイアをしたいのだろう。ソルジャーは正面から撃っても敵はすぐ遮蔽物に隠れてキルが取れない。射線を広くクロスファイアにすればキルチャンスが生まれる。

しかし前述の通り、ソルジャーは簡単に詰められやすい。継続火力はかなり高いのにOW1のリーグでほとんど出番がなかったのはこのためである。ではどうすればよいか。


一番良いのはSFS Kiloのソルジャー。
アナやルシオと一緒に動いて、正面から火力を出し続けるのが一番チームに貢献できる。ファイナルブロウは相方のトレーサーやゲンジ、ウィンストンにとってもらえばいいのである。

ただし3人一緒にいると、ドゥームのスラムやパンチを3人でもらったり、ゴリラのバリアとともにフォーカスされたりサージに巻き込まれたりするリスクはある。そこはケースバイケース。そこでたまに分散したりする駆け引きをしたうえで、正面から火力を出し続けるのが強い。

ソルジャーが火力を出し続けることで射線で正面を制圧し、敵のタンクやサポートに良いポジションを取らせないよう、余計なスキルを使わせるよう、味方アナのため1秒でもバリアを早く割ってやるよう有利を持っていけば、味方のPropperもColugeもずっと動きやすくなる。自分でキルを取る必要はない。


ここでの対戦相手のGLA Patiphanはやはり裏取りやサイドを多く狙うソルジャーだったため、火力を出す時間よりも逃げ回ったり死んだりする時間の方が多かった。サイドや裏を取るのが悪い訳では無いが、アナのヒール届かないところまでいくとリスクのほうが高い。

ここは人数有利の場面ではあるが、ウィンストンから逃げるところも

バイオフィールド置いて、アナとルシオのヒール受ければ逃げ回らずにずっと火力を出し続けられる。

先のこの画面もスラムとパンチを受けるが、アナのナノとスリープで耐え、メテオストライク退却を引き出すところ。

同じSFSのPropperもソルジャーを使うが、こちらは正面火力、クロスファイア、高台、裏とりと、トレーサーみたいにアグレッシブに動き回るソルジャー。AIMがピカイチなので決まれば華があるが、仕掛ける前に見つかるとどうしようもなく死ぬのは同じ。ただ、正面火力の割合も多めなので立ち回りのソル評価はLIPより上。


ソンブラみたいな立ち回りのLIP。
トレーサーみたいな立ち回りのProper。
アッシュみたいな立ち位置のDiya
裏とりのセンスに乏しいPatiphan。
クロスファイアが全く成立しないFlora。
といろんなタイプのソルジャーがいるが、、

ソルジャーの価値を一番引き出してるのはkiloであり、Kick of CrashにおけるSFS快進撃の土台となっている。


では結構ギリギリの戦いしてる上海はどうしたらいいかというと、LIPソルジャーが正面火力に徹したまま駆け引きするか、LIPにリーグトップレベルだったトレーサーやらせてFletaやWhoRUがソルジャーやると王者の輝きを取り戻すだろう。クイーズストリートなど刺さってるマップはそのままでOK。はたしてトーナメントどうなるやら。


以上、下手に逃げ回り続けるソルジャーかどうかをみると、ちょっと観戦楽しくなるワンポイント解説でした。ソルジャーだけで勝敗決まるわけではないけどね。


追記:

 

アトランタのKAIは、ウィドウアッシュ時代から正面火力重視で余計な立ち回りしない安定した頼もしさがあるが、Diyaと同じスナイパーポジションで生き残りやすいがもうひとつ火力不足。包囲したほうが優位な対ゴーストダイブ、ハルトラッシュにも正面からの1択しかないのは弱点。

Patiは裏取りで死にすぎ。

GLA Kevster。ATL戦でPatiに変わってソルジャー担当したら安定の正面火力で高評価。GLAはKevソルが正解だったのかも。他キャラの立ち回りからすると今後の柔軟性も期待できる。



メイヘムのHydronも余計な事せず火力出し続けていい感じ。

 

ワシントンHappy。マクリー時代ロームでMayMelee優勝したぐらいサイド取りたがるので評価しづらい。


パリのGlister。クロスファイア狙い過ぎであかん。
相手がゴーストダイブでソルジャー詰めにくいときは火力出せていいのだが、ドゥームゲンジトレーサー相手には走り回るだけで火力出してる時間が少ない。


SparkのShy。こちらもソルジャーでハイリスクに走り回ってファーストデスしがち。



こうやって見ると、トレーサー、ソンブラ、スナイパーなど元の担当キャラ立ち回りがソルジャーに反映されてる選手が多くて面白い。

OWL 2022 Week3までのザリアスタッツ

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今季はスタッフリリースでStatsLabも動いてなければ、OW2もベータ段階でリプレイビューワー作ってる場合じゃないので、公式の週間ニュースを元に数字を読み解く。


ザリアのハイエナジーファイナルブロウでソートされてる。

1位 Hanbin
いち早くザリアリーパーというゴーストダイブ(※注)を完成させたダラス。
なかでもHanbinはウィンストンにスイッチしても勝つ大活躍。
10分ダメージ8600も圧倒的。
OW2で強化された重用な1タンクでメインタンクとオフタンクをスイッチできる選手は少なく、早くも今季のMVP候補と注目。

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アグレッシブすぎて死にやすかったEdisonがだがリーパーでのゴーストダイブは相性良すぎる。


※: キャスターのレインフォース命名ゴーストダイブ

核はザリアリーパーで、他3人はメタピック。
タンク1人になったOW2でリーパーにメインタンクのような強気のエリア取りしていくのが特徴。HP250、ダメージ回復、レイスフォーム、ザリア2バリア、ときにナノまでつけてもらえるメインタンクが放つデス・ブロッサムは誰にも止めらない。ただし射線広いMapは詰める前に追い返され、高台がら撃ち下ろされるMapはザリアがついていくの難しい。

2位 smurf
得意のウィンストンで活躍しながらもゴーストダイブにメタられ厳しかったが、ザリアマップは取れてたので本格的にザリア運用してから復調。本職がメインタンクながらザリア2位はhanbinに劣らない多才さが光る。オフメタDvaでもマップを取りスイッチできるタンクのMVP候補。10分ダメージ8000。


3位 BERNAR
ハイエナジーファイナルブロウ3位、10分ダメージ7470は上の二人に比べるとそこそこに見えるが、Sparkの構成はリーパーでなくエネルギー溜めづらいエコーアッシュという点に注目。リーパーがいないのでザリア自身がタンクとして前に出てかつ生存1位ゆえのダメージ効率は特筆に値する。



4位 Punk
Marve1,ITSALという両ウィンストンがゴーストダイブにメタられるなか、Crimzoアナと組んでボストンを引っ張る立役者。ワシントンのMAG相手にウィンストンでも活躍し今後、先発タンクとして期待される。

 



5位 Hotba
DPS出身だけあってかダメージは8115の2位。エネルギー値1位。対ボストン戦でValentineにカバーできない距離のバックラインを荒らされながら人数不利の前線をなぎ倒す高火力。今年のトロントはMuzeとHotbaの両タンクが大活躍。



30分以上ザリアをプレイした下位2人にもふれておく。


10位 Daizi(Hunters)

11位 Void(上海)

この2チームはリーパーよりも、Jinmuゲンジ、WhoRUゲンジ、Fletaエコーでザリアを使う機会があったためエネルギー溜めづらい構成であったといえる。メタを返され去年優勝チームである上海がPhilyに0-3でやられたり、格下と思われたチャージにパンダも0-3でボコられたが、2人のザリア性能が悪いというわけではない。

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ゲンジは初期パッチで進行中のOPソルジャーに刺さりやすく、スタンが減って環境バフ。とはいえ全体的にULTコストが上がったOW2においてナノまで要求する竜撃剣はオーバーキルであってコストが重く回転率が悪い。チートAIM揃いのリーグアナスリープで2ULT分寝かされるリスクもあって、NAでは回転率良いパルスボムでワンキル狙えるトレーサーが第3週をキャリーしている。トレーサーはダメージナーフされつつもマトリクスDvaが出てこれない状況は追い風。コロナで2週遅れのASIA開幕週はまだゲンジ優先のようだ。



余談だが、ボストンのMarve1 Strikerリリースについても触れておく。


このアナウンス通りだとMarve1は韓国に戻るもよう。
ただ、Marve1 MCDアナにしたALL KRボストンでは勝てなかった。これはゴーストダイブにメタられた事もあれば、Crimzoアナの方がリーグで結果出してきたことも関係してるだろう。

STRIKERはチームと合わなかったということだが、ta1yoさんの配信でSFS1のtoxicということが漏れ聞こえていた。確かに負けた悔しさを感情に表す、チームに対して言いたいことをズバズバ言うそれは韓国OWの強さでもある。負けムード引きずって何も言えないくなるチームはゲーム中の修正もできない。

とはいえ、若い選手にありがちなメンバーに敬意を欠く誹謗中傷にまでなるとそれ以上に空気が悪くなることもある。toxicな選手は自分にも苦手ピックの高いハードルを課し、乗り越えれない時はさらに悪循環におちいり、いずれ選手自体自滅しかねない諸刃の剣。本人の引退だけでなく、長期ストレスによるチームメイトの引退や離脱にも関わるため、長く戦い続けるリーグではハードなtoxicよりも、負けてるときも次々に手を打てる引き出しの多さと、引き締めるところは締めながら風通しのよい雰囲気作れるリーダーシップが求められるだろう。

【AIM考察26】ダイヤル持ち



ツマミ持ちの亜種。
腕、肘、手首を浮かせて、指に重心を預け、金庫のダイヤルを回すようなイメージで左右の微調整を行う操作方法。マウスセンサーは回転の中心から少し上か下に外れている必要がある。

図がちょっとわかりにくいな。



こういうエルゴノミクスマウスなら親指をサイドボタンの上に置くぐらいてっぺんをツマム感じ。

欠点としては、奥のサイドボタンが戦闘中は押せないとか、マウスによってはホイールも届きづらいとか、そもそもメインクリックの根本が軽いマウスに限られるとか、一番致命的なのは「持ち上げにくい」こと。これは軽量マウスや、グリップテープで補完する必要がある。


さまざまな欠点を持ち、しかも使えるマウスが限定されるであろうダイヤル持ちではあるが、それを踏まえてなおメリットが有る。指先の力をマウスに伝えづらい点、手首のロックが軽減されて可動域が増える点だ。


サイドやホイールを使わず、持ち上げない範囲ならどのマウスでもボット撃ちで試せるので興味ある方はやってみてほしい。100人に1人ぐらいハマるかもしれない。


指先の力が伝えづらいというのは、指をすぼめるほど同じ力でちょっとしかマウスが動かないということ。微調整の下限が増えるということである。しかも左右の微調整は「回転」なので安定する。大きく動かしたいときはマウスごと動かせばいいのでそのときは力は五本指で充分伝わる。指をすぼめて微調整は鉛筆のように、大きい動きは筆のように。


マウスは普通手首で左右の微調整を行う。
しかし手首の可動範囲には限界があるため、OWのような360度敵が飛び回るFPSでは手首がロックしてそれ以上追えなかったり、マウスを持ち直す必要が出てくる。


しかし、ダイヤル持ちは回転の基準が手首ではなく「指のダイヤル」なのだ。
手首も肘も、指で大きくマウススケートするとき自動的についてくる関節でしかなく、回転の持ち直しも手首ではなく指の置き直しでずっと簡単だ。指でダンスダンスレボリューションを踊ろう。


もしマウスを持ち上げない範囲のボット撃ちで感じが掴めそうだったら一考の余地はあるだろう。持ち上げにくいという欠点解消のため、

・軽量マウス
・クリック根本が軽いマウス
・上部が掴みやすいマウス
・小型マウス
・必要に応じてグリップテープ

といった特徴でマウスを選びたい。
小型マウスがおすすめなのは、軽量もあるけどダイヤル持ちでマウスを置き直すとき、筆を払うようにマウスを払うと思う。このとき大きいマウスは払いにくく扱いづらい。

最近流行りの、EC2クローン Xlite ワイヤレスだと122mmの標準サイズはやはりこの持ち方では大きく、ホイールも少し遠く、根本のスイッチは固いと感じてしまう。ダイヤル持ちには適さないかもしれない。(でも今度EC3クローン? のminiが出るらしいね)


 

図解に利用したDeathAdder V2 Miniは個人的にお気に入りのマウス。
114mmとかなり小型で、Razer第一世代光学スイッチは根本押すにも軽い。
ホイールにも届くし、ホイール下のボタンもダイヤル持ちでは扱える。
上部が掴みやすい形状とはいえずグリップテープ必須だが、確か標準でついてたはず。
廉価版センサーを使ってるせいか価格もかなり安い。

そこそこ条件は揃ってるものの、小さすぎるのとやはり天井をツマムというのは安定して持ちやすいわけではない。


そこでダイヤル持ちにおすすめなのが、MM720だ。


CoolerMaster初の光学スイッチは根本も押しやすく、49gと超軽量。
長さ105mmはかなり小型のようで幅は広いのでちょうど丸っこい。
グリップテープ無しでもあまり滑らないサーフェスと形状。
センサーも都合よくちょっと前方より。
薬指が置けるつかみ持ちマウスというのは、癖があって人を選ぶが、、

これをダイヤル持ちで扱う場合、丸い土台により小さなマウスが乗ってるとイメージして上部をつまむととてもしっくり来る。



つかみやかぶせと違って、ツマミ持ちは指でマウスに圧をかけてトラッキングやフリックを調整するといった事は難しいが、MM720は薬指で圧をかけれるためむしろツマミ持ち向けのマウスとも言えるだろう。


指先でマウススケートし、ダイヤル操作で微調整するダイヤル持ち。
100人に1人はハマるかもしれないのでお試しあれ。