beansgunのOverwatchメモ

ブロンズプレイヤーがAIM研究やオーバーウォッチリーグを楽しむブログ

OW2でタンクがIGLやることの重要性


昨日、2024年 OWCS Japan Open Day2で結構波乱が起きました

Group-1
韓国選手2人を加えた6blowが順当に1位通過
2位はドゥームOTPうまるくんのうんちら部

Group-2
去年から頭角を表し始めたArise Projectが1位通過
元日本代表でもある鯖神(旧Jupiterメンバー)がOW2環境ブランクのためかトップ通過ならず。Day3 LCQ行き。

Group-4
現日本代表メンバーVARRELがALL 3-0の1位通過。
しかしわびさびさび、NyamGamingは結構くらいついた模様。

Group-5
Top3チームがみんな韓国Contendersクラス選手の補充をして死のグループとなったグループ5。Top通過と目された元Invincible-Vesta後継のInsomniaがREVATI JPにまさかの0-3敗退。と思ったら今度はPandiaがREVATIを3-0撃破。HP250になったシーズン9初の公式大会で強豪チーム同士が当たるタイミングゆえ、お互いメタ対策が立てづらかったり対戦相手との噛み合わせもあったでしょうが、Insomniaはタイブレークマッチをなんとかこなしてギリギリ翌日のLCQにつなぎます。

Group-3
去年目立ったチームがなく一番注目されてなかったグループ3。しかし「9位の門番」には競技勢のLapinさん、Mazzlessさんがいて賞金の門番としては余裕で9位以上を狙えるチーム。しかし1位のナメクジブラザーズに3-1で勝つ寸前からの逆転劇をくらいました。


なんとここはOTPプレイヤーを集めたチームだとか。
実際はそれなりにピックチェンジしてましたが、ホッグやウィーバーを中心に動いてたのは事実。

d3watch.gg

著名人のTireListを合成した現シーズン9のランクマ結果がこれで、基本的に上位のメタキャラ(+ソンブラ モイラ)を使うチームが多い中、ハンゾー、ホッグ、ウィーバー、ファラはかなり下位。常時メタに合ってたのはゼニヤッタぐらいでしょうか。
 

いつまで残ってるかわかりませんがアーカイブはこちら。

https://www.twitch.tv/videos/2068315631


そして本題。
ホッグをプレイするNOZLさんのフック命中率やキル性能でのハイキャリーも見どころですが、NOZLさんのIGL(インゲームリーダー)としての才能が抜きん出てます。


僕の個人的な偏見か「タンクがIGLをやる」というケースはわりと少なく、フォーカスコールをするDPSがやったり、後ろから全体を見渡せタンクを回復するサポートが押し引きを決めたりします。というのもOW1のメインタンクも、OW2の1タンクも後ろを見たり全体をカバーする余裕はないから。まあウィンストンぐらいでしょうか。戦闘領域全体を見渡し、飛ぶポイントを決めて自分で押し引きコントロールしやすいのは。


そこで1.5倍ぐらい強くなったOW2のタンクがIGLやった方がいいのでは? という仮説。

タンクが王様であって、タンクがこうしてほしいこと、タンクがやりたいことにDPSやサポートが合わせる。そもそもDPSやサポートの射程や機動力ならタンクに合わせるのも可能ですが逆は無理。DPSやサポートに合わせれるタンクはウィンストンかドゥームしかいません。


もちろんフォーカスコールは誰がしてもいいし、押し引きの判断をDPSやサポがやってもいい、誰の提案でもお互い修正していけばいいのですが、OW2(シーズン9)の現状、いろいろ不自由なのはタンクで、他に合わせづらいのもタンク。

だとしたらタンクをIGLとし、タンクがやりたいことを決め、タンクが押し引きを決め、タンクをカバーし、タンクにみんなが合わせるタンク中心のチームを作ったほうが底力出しやすいかもしれません。17歳の若いタンクが受け身にならないよう、新チームならタンクを一番年長者にするとか。

バックラインの戦闘はタンクが見きれないためそこは勝ってもらわないといけませんが、そのための構成や動きの修正はチーム次第ですかね。


長年OWをやっているとOW1からの流れで指揮系統決めたり、すでにチームリーダーがいたり、あるいはみんな平等だったりするかもしれませんが「タンクを王様として扱う」ことは、1タンクとして強化されたOW2において、特にヒールの価値が下がったシーズン9以降で重要なポイントになりそうです。こんな性格悪い王様いるわけないじゃんと思うならタンクの言葉には1.5倍重みがあるぐらい受け取るでも。


王様といっても言うこと全部聞くわけではなく、例えばバックラインが狩られやすいこととホッグに阻害きついこともあってNOZLさんがキリコ要求したとき、じそさんがそれでは耐えるだけになるとゼニを諦めず、お互いのカバーライン修正で対応したのは結果的に良い判断でした。お互いの見える景色や体感を共有してどっちかを妥協するのではなく、より上の対応となるアイディア、リスクにチャレンジするの大事。それでも死ぬときはしゃあない。チーム戦術やカバー対応が正解でもフィジカルでどうにもならん事あるのがOW。敗北でもナイストライで多くの経験を得よう。


IGLは一朝一夕にできることではないですし、タンクに相応の実力や状況判断能力が要求され、無理にやらせるよりはロールに関係なく適正ある人がやった方がいいでしょう。もちろんこの記事が正しいとも限らず、チームで話を展開するネタのひとつにでもなれば。