OWL2022 Week10 トレーサースタッツを見る

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第10週のGrav Bag。

この週はMN3がとんでもないスタッツをソウル相手に達成した。



Fletaもチャージ相手にモンスタースタッツ。

Hesuu もパリ相手にモンスタースタッツ。

MN3が凄いのは、NA最弱のパリや、East最弱のチャージではなく優勝チームのソウルに対してそれを達成したことである。これだけやってもそれなりの接戦ではあったのだ。

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ハイライトはこちら。

PhilyからのシーズンMVPやルーキー・オブ・ザ・イヤー候補はZESTになるかと思ってたが、この1試合で評価が繰り上がったといっても過言ではない。もしこの調子が続くならProperと争うMVP候補となるだろう。

これまでもMN3はCrapeと分け合うスターティングメンバーであったが、ここまで目立つ爆発力はなかった。スクリムではずっと強く評価高かったらしいので、今大会プレイオフもこの実力が発揮されるか目が離せない。



MidseasonMadness レギュラー期間におけるトレーサースタッツ。プレイ40分以上。
ファイナルブロウソート。26人。

OW2で今後もメタに居続けるであろうトレーサーが40分以上と、これまでのレジェンドと大型ルーキーの比較、今季の優勝を占う貴重なスタッツデータ。以下もファイナルブロウソート。トレーサーのファイナルブロウはダメージよりも、生存率と比例してる傾向があります。



1.Proper
ファイナルブロウ 10.84 (1位)
ダメージ 7525 (6位)
パルスボムキル 1.83 (11位)
デス 3.50 (生存4位)

FB10.84 1位は文句なくProper。
超大型ルーキーの名に恥じないスタッツは、ウィドウ、ソジョーン、ゲンジとどれも大活躍なままSFSを優勝へ導きます。



2.Kevster
ファイナルブロウ 10.53 (2位)
ダメージ 7598 (5位)
パルスボムキル 1.84 (10位)
デス 3.53 (生存5位)

2位はスウェーデンの天才Kevster。
特にトレーサーとゲンジを使ったキャリー力は抜群。
そういや顔出し前のアイコンはゲンジでしたね。




3.Valentine
ファイナルブロウ 9.17 (3位)
ダメージ 7778 (4位)
パルスボムキル 2.35 (1位)
デス 4.91 (生存14位)

3位は意外。ボストンのValentine。
シグネイチャーはエコー、ゲンジ、メイのプロジェクタイルプレイヤー。
パルスボムキル1位獲得がファイナルブロウもおし上げています。この中ではプレイ時間一番短い46分の参考値とはいえ、一人で2-3人引っ張ったりバックラインをキルしながらも、前線のチームが崩壊してるアンラッキートレーサー。ゲンジも超高性能でチームは不調でもCrimzoと一緒にキャリーしています。去年からボストンに残るのも分かる目立たぬ実力者。



4.Decay
ファイナルブロウ 8.56 (4位)
ダメージ 6631 (19位)
パルスボムキル 2.18 (2位)
デス 3.24 (生存2位)

初契約金が150K sinatraa の倍、300K男と言われたDecayも健在。参考値のValentineと違って216分でパルスボム2位は本物でしょう。ダメージ低く生存率高い数値は、スニーキングからのパルスがとても上手い事を物語ってます。



5.Checkmate
ファイナルブロウ 8.24 (5位)
ダメージ 6861 (15位)
パルスボムキル 1.66 (17位)
デス 5.35 (生存16位)

こちらもメイヘムに去年から残った目立たぬ実力派プレイヤー。
もう少しスポットライトを浴びてもよさそうですが、ダメージやパルスボムで目立ってないせいか。



6.Fleta
ファイナルブロウ 7.87 (6位)
ダメージ 5656 (25位)
パルスボムキル 1.98 (3位タイ)
デス 2.74 (生存1位)

今季8週までパッとせず、第9週から大活躍のFleta。
生存率2.74のダントツ1位ですが、それに比例してダメージもワースト2位。
よほどチームのフォーカスコールが機能してるかのような数値です。
パルスボムも3位とパッシブにリスク回避しながら高性能キャリー。



7.Profit
ファイナルブロウ 7.86 (7位)
ダメージ 6746 (18位)
パルスボムキル 1.62 (18位)
デス 4.69 (生存9位)

派手にキャリーするときと、ファーストデスするのが極端なProfit。
それでもめげずにハイリスク取る姿勢は好感もてます。
Profitが死んでもFits Stark3r Smurfがそのままウェーブ勝ち切るチームの強さも盤石。


8.Flora
ファイナルブロウ 7.61 (8位)
ダメージ 8333 (1位)
パルスボムキル 1.80 (12位タイ)
デス 4.78 (生存11位)

8位も意外、いまだ2勝目が遠いNYのFlora。
ダメージは圧巻の8333 で1位です。
ソジョーンも悪くなかったのですが、特に最後のダラス、HOU戦での高火力はTeam DiamondでAlphaYiと組んでた頃の輝きを取り戻したかのような活躍でした。むしろこれだけの活躍できる選手だからこそ、上位入賞もしてないTeam Diamondからリーグに招聘され、NYでも一人だけ残留できたわけです。今後のトレーサーとしての活躍で2勝目を期待。



9.AlphaYi
ファイナルブロウ 7.55 (9位)
ダメージ 7523 (7位)
パルスボムキル 1.89 (8位)
デス 4.77 (生存10位)

元Floraの相方、プロジェクタイル担当ながらトレーサーもやるAlphaYiが仲良く9位。
こちらも大型ルーキー。Shy AlphaYi どちらも爆発力あるキャリーでリーグ参戦からずっと低調だったSparkが快進撃です。


10.Shax
ファイナルブロウ 7.37 (10位)
ダメージ 6721 (19位)
パルスボムキル 1.80 (12位タイ)
デス 5.16 (生存15位)

ファイナルブロウ10位はShax。今やトレーサーOTP。ハイリスクな立ち回りで生存15位が少しスタッツを引っ張りますが、VAL時代にKAIと組んでたときからのキャリー力は健在。



11.Sp9rk1e
ファイナルブロウ 7.30 (11位)
ダメージ 7156 (11位)
パルスボムキル 1.87 (9位)
デス 7.03 (生存26位 ワースト)

本来はドゥーム、ゲンジプレイヤーなのですが、去年Xziの手術離脱に伴いトレーサーを使えるよう猛練習の結果持ち前のキャラクターコントロールでトレーサーもかなりの精度で扱い大活躍。ただ今年はひとり7.03のデスワーストで死にすぎか?



12.Zest
ファイナルブロウ 7.00 (12位)
ダメージ 6960 (12位)
パルスボムキル 1.42 (19位タイ)
デス 4.83 (生存12位)

ZESTもシグネイチャーはゲンジ、ファラ、エコー。
デビュー序盤にビッグキャリーを連発しつつ、WhoRUに格付けしたあたりでEastゲンジNo1候補に。チームが安定すればROTY候補にも。



13.Yaki
ファイナルブロウ 6.98 (13位)
ダメージ 6864 (14位)
パルスボムキル 1.38 (23位)
デス 3.31 (生存3位)

去年からずいぶんアグレッシヴでハイリスクになった印象のYaki。それはメタロールの影響だったのか、トレーサーでは一昨年以前の安定した生存率を確保。



14.Pelican
ファイナルブロウ 6.86 (14位)
ダメージ 7418 (9位)
パルスボムキル 1.42 (19位タイ)
デス 4.01 (生存6位)

シグネイチャーはエコー、ゲンジ、メイ。
Dantehがドゥームでタンクを担当したり、Mer1tがハードヒットスキャン担当だったりで、ソジョーンやる人も必要だったり、今季はプロジェクタイルプレイヤーがトレーサーも活用しなくてはいけない場面が各チームで多い模様。



15.Venom
ファイナルブロウ 6.76 (15位)
ダメージ 6917 (13位)
パルスボムキル 1.91 (7位)
デス 5.68 (生存18位)

実はフラグムービーだけ見て結構期待してたルーキVenomですが、さすがにリーグはバケモノ揃いで15位。でもパルスボム7位はその素養をうかがわせます。



16.Jinmu
ファイナルブロウ 6.75 (16位)
ダメージ 6493 (20位)
パルスボムキル 1.33 (26位 ワースト)
デス 4.38 (生存8位)

KickOfCrashとは違い、MidMadはかなり活躍してるJinmu。
とはいえさすがにトレーサーはトップトレーサー達に譲る形。
パルスボムワーストも素養を感じませんが、元記事ではJinmuがトレーサーを担当することで増えるパンダの戦術幅に価値があると評されています。



17.Leave
ファイナルブロウ 6.67 (17位)
ダメージ 8013 (3位)
パルスボムキル 1.77 (14位)
デス 5.88 (生存20位)

去年トレーサーメインでシーズンMVPを獲得したLeaveが17位。
やはりパンダはウィンストン構成でないとエリアを取れずにDPSが火力出しづらい。
しかしダメージは8000超えのTop3を維持し、今回ソジョーン担当でトレーサー50分という参考値でなければもっと期待できるキレの良さはある。



18.Aspire
ファイナルブロウ 6.63 (18位)
ダメージ 6404 (22位)
パルスボムキル 1.93 (6位)
デス 5.94 (生存21位)

去年、CountDownCupからの参加でトロントをキャリーしたAspireは、VANでもファーストキルを取りまくる力で善戦。チームが弱くてスタッツは悪いがパルスボムの数値が素養の証。



19.Finale
ファイナルブロウ 6.43 (19位)
ダメージ 7259 (10位)
パルスボムキル 1.37 (24位)
デス 4.86 (生存13位)

試合ではHesuuよりもキルログが出てる印象のFinale。(Hesuuがソンブラ使い続けたのが悪い) 立ち回りがとてもよくダメージ10位も、パルスボムが伸びずトップトレーサー対決には及ばないか。




20.Ezhan
ファイナルブロウ 6.34 (20位)
ダメージ 6450 (21位)
パルスボムキル 1.98 (3位タイ)
デス 5.55 (生存17位)

スタッツはVALが弱すぎたせいもあり、パルスボム3位に可能性をみせるEzhan。



21.Choisehwan
ファイナルブロウ 6.05 (21位)
ダメージ 6303 (23位)
パルスボムキル 1.95 (5位)
デス 4.17 (生存7位)

East最下位ながら、パルスボム、生存率でひとり頑張ってチームをキャリーするsehwan。チームが違えばもっと良い数字を残せただろう。次の大会からついに初期メンバーかつメインタンクのRioが離れ、Huya経営難でリリースされたパンダアカデミーから、Apr1ta Jimmy Yveltal(Xerneas)が参加。リーグ直前参加のFarwayと合わせ実質パンダアカデミーとなる生まれ変わったCHARGEに期待。

しかし、パンダアカデミーが解散する以外にも本気で探せばいくらでも有力なリーグ候補はいるだろうに。元のDevelop Mollyも上海のおさがりで、Farwayも今回の3人も2wayと選手採用にまるでコストをかけないあたりCHARGEがOWLにかけるやる気の無さを感じずにはいられない。(リーグ盛り上がってなくてコストかけても元取れないじゃんというのはわかる)



22.Dove
ファイナルブロウ 5.30 (22位)
ダメージ 6772 (16位)
パルスボムキル 1.72 (15位)
デス 6.16 (生存22位)

緊急補強したわりにはシグネイチャーのトレーサーでもイマイチのDove。2020年にOdysseyでContendersNA優勝経験あり。Doveを入れたいからGlisterをリリースしたのではなく、Glisterをリリースしたから仕方なく補強したような運営のチグハグさが垣間見える。



23.Edison
ファイナルブロウ 5.29 (23位)
ダメージ 8022 (2位)
パルスボムキル 1.70 (16位)
デス 6.61 (生存24位)

トレーサーOTPだったはずが、いつの間にかNo1リーパーOTPとなったEdison。
そのハイリスク、ハイダメージな立ち回りはATL時代から変わらずダメージは8000超えの2位で、生存24位… さすがにリーパーほどの生存力はなく、Hanbinもトレーサーにバリア貼る機会は少ない。

ダラスのDPS陣はいろいろ尖ってていびつだ。



24.Innovation
ファイナルブロウ 4.99 (24位)
ダメージ 6013 (24位)
パルスボムキル 1.41 (22位)
デス 6.65 (生存25位)

これといって特筆すべき数値がないInnovation。トレーサーとして悪くないMapもあったが、NohilコーチはDPS4人抱えてローテーションしつつも、トップチームと張り合えないDPS陣に頭抱えてるかもしれない。ベースはContendersCN優勝のTeameCCながら、やはりKR、NAとのレベル差は歴然としてありそうだ。



25.Victoria
ファイナルブロウ 4.63 (25位)
ダメージ 7509 (7位)
パルスボムキル 1.35 (25位)
デス 5.79 (生存19位)

3位Valentineの相方となる、VictoriaがFB パルス共に25位でワースト2位。
Valentineが敵を2-3人釣っても勝てない理由がちょっとわかったかもしれない。
とはいえシグネイチャーはアッシュ、キャスディ、ウィドウのハードヒットスキャン担当。51分の参考値でダメージは7位なのでトレーサーは適正違いということだろう。



26.Wub
ファイナルブロウ 4.26 (26位 ワースト)
ダメージ 5382 (26位 ワースト)
パルスボムキル 1.42 (19位タイ)
デス 6.31 (生存23位)

シグネイチャーはゲンジ、ハンゾー、エコーなのでこのスタッツもまあ仕方なし。
ただ他チームのプロジェクタイルがトレーサーで成果上げてる分、緊急補強したわりには結果がでないWub。AmericanTornadeで2年間NA優勝してるので実績は大きいのだがOW2は勝手が違うのか?  Wubを入れたいからNagaをリリースしたのではなく、Nagaをリリースしたから仕方なく補強したような運営のチグハグさが垣間見える。


このスタッツ見て結構意外だったのは、Valentine Checkmate Flora。
下位でも今後のプレイ時間や、構成次第では素養あるトレーサー達。
40分に達してないものの去年プレイオフMVP取ったLIPもベスト5には確実に入るでスタッツ気になる所。

liquipedia.net

7/19 火曜朝8:00から始まるプレイオフが楽しみです。
日本では平日朝となかなかふざけた時間のスケジュールですが、
ハワイ13時、ロサンゼルス15時、ワシントン19時とNA東部がギリギリ見られる時間でイギリスは深夜24時です。

費用の都合でハワイ渡航1週間内に終わらせ、アジアにも配慮して、日曜にグランドファイナル(NAは土曜) とするには、このタイミングしかないでしょう。


さてどこが優勝するでしょうか。
今回ハワイ行きで個人的に注目してるトレーサーは、
Proper  Kevster  LIP  Checkmate  Fleta  Shax  

ゲンジ、エコーは、
Zest  AlphaYi  Kevster  Proper  Pelican  Checkmate  WhoRU  Sp9rk1e  Fleta

タンクは、
Reiner  Smurf  Muze  Fearless  Guxue  Hadi  Hawk  Fate  Someone  Mikeyy(ボールOTP)

ハードヒットスキャン
Proper  MN3  LIP  Shy  KAI  StarK3r  Kilo  Patiphan  Hesuu  ANS  Carpe  Mer1t  Xzi  Hydron 

メインサポ
Vindaim  Chiyo  skewed  FunnyAstro  LJG  Sirmajed(のルシオ)

フレックスサポ
Shu  Fileder  Viol2t  FINN  Creative  Izayaki  Twilight  Aimgod  Sirmaged

メイ
Backbone



5人とも安定してる優勝候補はやはりこの4チーム。


DPS火力ではトップレベルのこの2チームも優勝チャンスあり。

 

KAIとHawkに賭けるなら前回もプレイオフでSFSを倒したATL。



サポートタンクはトップクラス。
尖ったDPS陣から毎回独自の構成でチャンスを作るダラスだが今回のメタはさすがに?



ハルト構成は強いしウィンストンも使えるが、あくまで中堅上位でまだトップチームに勝てるわけではない。


こちらは爆発力不足で優勝は遠いか。

 


といったところ。
大会を楽しみましょう。