本日はグランドファイナル出場をかけたルーザーズ2試合
LDN vs BOS と
DAL vs HOU
コーチオブ・ザ・イヤーはフロリダメイヘムのGUNBAコーチ。オーストラリア出身でリーグ初年度はロサンゼルスヴァリアントを率いStage4優勝してます。
予算のないフロリダをここまで育て上げ、いち早くアナブリギッテに注目しプロアマ大会を優勝。サマーステージからここまでのプレイオフはさまざまな構成じゃんけんに答えを出すなどメタが固定しない現環境に置いてはとても頼りになるコーチ。マクロミクロのチーム連携においても今年はGUNBAコーチか、ロンドンのクリストファーコーチといったところでした。
2023 ルーキー・オブ・ザ・イヤーはアトランタのメインタンクで若干17歳のDonghak
舞台で緊張してるのかあまり喜びの表情は見られませんが、昨日チームが予想外の2連敗で敗退してしまった影響もあるでしょう。ATLが勝ってこの舞台に立つ笑顔がみたかった。
「常勝ATLとしては」という枕詞をつけるなら今季先落ちすることも多い印象でしたが、決して総合的にデスが多いわけではなくウィンストンやボールのキャラコンやアベレージスタッツは新人として文句なし。ウィンストン勝率は当然ダントツ1位と素晴らしいデビューを飾った年でした。今後にも期待できます。
僕からも個人的ルーキー・オブ・ザ・イヤーとしてデビュー2023にとんでもない働きを見せてくれた
Sugarfree (ヴァンクーヴァー)
Viper(上海)
DJ Bliss(ダラス)
を表彰したいと思います。
4人ともおめでとう!
第1試合は ボストン vs ロンドン
ただしロンドンは今季一度もボストンに勝ててません。昨日は一度どころか1Mapも取ったこと無いアトランタに奇跡の3-0を演出してくれたので期待したいところ。でもアトランタは久しぶりの再戦でしたが、ボストンは初日のプレイオフでロンドンを破ってます。2度目の奇跡はおこるか?
昨日Sparkにまさかのリバーススウィープくらった後、飲んだペットボトル投げ捨てた行儀悪さをネタにされるLeejaegon ww
韓国と中国の選手でうまるOWに欧米チームの生き残り、かつハルトOTPチームとして会場から熱狂的指示を受けるロンドン。レインフォースに勝利予想を求めるダニーだが
予想はボストンで会場から大ブーイング。机の下に隠れるレインフォースw
試合始り、対ロンドンの初日は1つだけ落としたコントロールを無事勝って余裕のSmurf
ハンドサインはなんの意味でしょうか?
ハルトOTP対策にはオリーサバスティオンゲンジを構成
窓ガトリングしてくる時こそジャペリンスピンで突っ込んで
サージ龍撃剣をあわせます
ロンドンも負けじと完璧なテレポシャターからの
えげつない空爆
プレイオフはみんなとんでもなく集中してるのか全チーム全プレイヤーが2段階バフもらってるような、クラッチプレイの応酬で見ててほんと面白い
AIMIRAL 残ったシンメトラを救うつもりが間に合わず自分一人だけのサウンドバリア
この試合に限ってサウンドバリアがうまくハマりません
前のマップで抱え落ちしたまま負けたのが2度あったので修正するつもりだったか、いつも以上のクラッチプレイ出さないと勝てないという焦りか
Map4 エスペランサ初動。
Smurfがハルトをスピンで無理やり孤立分断まで運んでいき撃破。
Wave2も勝ってボストンいきなり中間ポイント獲得
ただ中間ポイント獲得のため4人で前を押さえてたのでロンドンは5人でカウンター成功
4wave目もロンドンが高台先に押さえて迎撃成功
5Wave目
ロンドンは高台から撃ち放題
ボストンは高台取りにいきたくても、絶対中間踏ませたくないため下に張り付く必要もあり難しい局面。エスペランサのこの形は圧倒的に強いです。
高台無視してロボットだけ押し返す戦術はハルトに止められあえなく迎撃
中間をとり6Wave目。ボストンの高台爆撃も交わし絶対高台明け渡さないロンドン
ボストンはずっと不利な場所で戦わされ、ULTすら使うタイミングありません
ロンドンがいやらしいのは、Wave勝つたびにロボットを15mほど進め
敵が戻ってきたらまた有利な高台ポジションにテレポで戻るというのを繰り返してることです!
じゃあ高台から攻略しようと3人が向かうと、ロンドンはすれ違いで降りてきてロボットを進め5vs2の有利な戦いへ。ほんとうまい
セルフ分断となったボストンはULT全部使ってまたも敗北。これはよくないWaveの負け方。高台維持しつづけるロンドン、Wave5連勝
残り3分半。勝利に近い105mを超えロンドンが戦うのはまたもこのポジション
いったん5人で上にのぼるしぐさを見せては戻って、対応に苦慮するボストン
少し考えたあげく、Smurfだけロボット止めるために残して残りの4人で高台へ
ここはロンドン大人しく明渡し、ボストン8wave目にしてやっと高台確保
こうなるとボストンのターン。3分切って差は50m
シャターをフォーティファイで無効化するSmurf
あくまで高台にこだわりたかったロンドンだが、もうロボットは進行ルート側で時すでに遅し
平地のロングレンジではハルトがかなりスキル不利を背負います。4wave連続で勝ちボストン逆転!
最後は時計塔中央のテラサージでトドメ!
Izayaki Leajaegonでグータッチ。ロンドンがあの高台譲ったのが勝敗の分かれ目でした。
さすがに2度目の奇跡はおきずロンドンここで敗退。
しかしハルトOTPのポテンシャルを示し、絶対王者アトランタを3-0。プレイオフ最大のジャイアントキリングを果たした事はOWL史上で語り継がれることでしょう。
第2試合 ヒューストン vs ダラス
ヒューストンは昨日コントロールだけ出場したBERNARが今日も先発。去年まではSparkのオフタンクで控えててこのプレイオフからヒューストンに加入しました。
ダラスのザリアとJQは昨日Someoneのシグマ構成にボコボコにされました。
Hanbinはシグマ使えるのでミラーにすると、ハルトが出て殴られるしまつ。
HanbinはオフタンクプレイヤーなのでSomeoneとハルト対決はしたくありません。
この回答を今日出せるかどうか。
FINAL BATTLE FOR TEXAS
ダラスとヒューストンは同じテキサス州ということでリーグ開幕からよく「テキサスダービー」としてライバル視されてました。OWLがもし今年で終わりならこれが最後の勝負になります。
BATTLE FOR TEXAS
舞台上に掲げられるテキサス州の旗
今思えば去年のグランドファイナルでEdisonがマントにしてたのはこの旗だったんですね。上の写真のファンも真似てます。
フロリダがダラスを完全攻略したのを真似てヒューストンもシグマ構成。ずるい。
シグマに対してザリアは悪くないどころか本来は盾の内側に潜って、岩を自分のバリアで受け、キネッティックグラスプでザリアのビームは吸えないためカウンターもできます。
ただそれはバスティオンがいないメタで、もう少し見合ってザリアがビルドアップできてたらの話。200のバリアや225の他バリア程度では、900のシグマシールドと数秒のダメージトレードで不利です。
シグマはザリアのビームを無視してバスティオン含む4人の攻撃を吸えますが、ザリアはそれもできません。
その上ザリアのバリアは、同じターゲットに連続でバリアを貼るには自身も含め2秒のクールダウン制限がかかります。2秒間シグマバスティオンの眼の前に裸でいるわけにはいきません。
ヒットアンドアウェイを繰り返す通常のビルドアップができるならザリア有利に持ち込めるタイミングもありますが、一度にスキルを使い切り数秒で決着つける短期決戦においてザリアのバリアはあまりに無力です。
昨日のフロリダが強引に詰めてきてむしろ圧倒的に見えた理由でもあり、一気に押しつぶすかザリアにビルドアップされるか迫られる戦いでした。
Hanbinここでハルトを選択。構成じゃんけんとしては正しい。岩も防げるし近距離で殴れる。バリアも1200。
でもHADIやSOMEONEでもないハルトはここ一番で出す経験値的に厳しいか
ドゥームに変えて1waveだけ取るもここはヒューストン
次のナイトマーケットはシグマにしてミラーマッチ。オフタンクBernarがハルトになることはないのでこの方が戦えそうに思えます。
しかし実はミラーではない。フロリダがやってたシグマブリギッテをヒューストンは徹底コピーしています。シグマが苦手なバリア近距離戦をサポートできるヒーロー!
フロリダはシグマバティストブリギッテという珍しい構成を今季初めのプロアマ大会から採用していて、サーキットロイヤルのシグマ対決に勝っています。普通サーキットロイヤルはゼニですよね? シグマでロングレンジであっても距離を詰める戦い方。Gunbaコーチの狙いをもヒューストンはコピーしてきました。
Hanbinはシグマ使えるけど、このシグマ対決でも負けた事でダラスの打つ手はなくなりました。チームとしてはプレイオフにザリアとJQ構成にスクリムを集中してたろうと伺えます。そのザリアがバスティオン短期決戦にはまるで歯が立たない。
もし昨日のように第2MapからFearlessが出るなら、ザリアバスティオンでも勝てる目はあったのですがBernar続投! 完全にフロリダ戦をトレースしていきます。ずるい。(ずるくはない)
とはいえ岩を避け斧で殴り自己回復するJQの方が全然戦えてます。これも他のチームは使ってないプレイオフの構成ですが、ダラスはこれで勝負するしかない。
いいぞHanbin! おまえがNo1 ジャンカークイーンだ!!
グランドファイナルまで仮眠取りたいのではしょりますが、ダラスはJQでヒューストンはBernarシグマで最後までお互いクラッチプレイにつぐクラッチプレイの応酬で最後までギリギリ戦いました。
スコアこそ3-0ですが、最後を飾る最高のテキサスダービー。ダラスは全力を尽くして破れたと思います。
Fearless返せ。
ヒューストンファンも狂喜乱舞
いいですね。男たちの背中。
優勝ロスター3人も引き抜かれ、低予算5人ギリギリのダラスで今季はみんなよく戦ったよ。内容的にはJQで勝てる目もあった。Bliss加入に関してはとても良い目の付け所だった。
Bernar加入でバスティオンメタに対応できるようになったヒューストン。
明日も熱い試合を期待できますね。
ちなみにBernarとMCDはSpark時代のチームメイト。
お互い久しぶりの再開に健闘を称え合います。
さりげなく映ってる友情いいですよね
Bernarなんですが、ずっとリーグ見てきた(全試合は見てないけど) 僕でもちょっと印象薄くて実はこんなに強かったの? と思ったのが今回の試合でした。
Bernarは2年間Sparkにいましたが上海が優勝した2021年はリーグ14位でプレイオフ出場すらできず。
2022年のSparkはEastの中堅的位置で弱い方。去年もWestが強すぎ。OW2で1Tankになってからは完全に出番が減ってサーキットロイヤルのシグマ要員みたいな。去年もウィンストンメタでしたしね。
プレイオフに関してはいきなり来たキリコメタに攻撃的Teruを活用し、レギュラーでは振るわなかった分、プレイオフは4位まで大健闘。もちろんオフタンクのBernarは出てません。
もうひとつさかのぼると2020年のロンドン最弱時代にBernarデビューしてます。
2020年メンバー
結果EAST 最下位。
下位のチームは疲れてチェックとばすこともあって、ロンドン時代の印象からSpark時代のBernarもチェックしなくなったようです。逆にBernarの実力を見抜いてたファンボやヒューストンは偉い。こういう選手選定はさすが。個人的に元ヒューストンのPiggyを戻した方が熱かったんですけどねw
昔はルール上制限されてたプレイオフ直前の選手加入がいろいろなし崩しになってるのはいいのか? という話題もあるようですが、個人的には正式19チームから負けたProperを引き抜くとかでない限り、在野の選手にもチャンスがあり試合はこうして面白くなるのでありかと。
明日は日本時間AM2:00から。グランドファイナルはAM7:00前後。月曜じゃなけりゃみんな見れるのにねえ。
明日気になるところ
メタが固定しない今、ウィンストンからオフタンクまで幅広くこなし構成じゃんけんできるのは
SOMEONEとSMURF
プレイオフににいないけどColuge、Marve1 あたりの4人でしょう。
そういう意味でボストン vs フロリダがどうなるか。
まだ今季一度もフロリダに勝ててないボストン。
でも明日は1回だけロンドンみたいな奇跡を起こせれば良い。
一応SmurfよりもDva火力でるオフタンクKaliosもボストンにはいますが、KaliosやBernarはどこまで出番があるのか。
Decayに最初で最後の優勝トロフィーが飾られるのか。
そしてヒューストンがバスティオンメタにも強くなったのは分かったのですが
問題はSPARKの方。アトランタとボストンがダイブ構成で戦ってくれたため、バスティオンを一度も攻略しないままグランドファイナルに来てしまいました。
Guxueが得意とするのはウィンストン、ボール、ドゥーム。そしてハルトも出せなくはないですがどれもメタではない。オフタンクの控えもいません。1Mapだけ出たボストンのバスティオンにはボコボコにされてます。
Guxueがシグマや出す選択もなさそうなので、オリーサ構成でしょうか?
それならまだ可能性はあります。ちなみに小雪じゃなく、孤雪でGuxue(グーシュエ)らしいですね。
オリーサよりもこっちで戦ってくれたら優勝確実なんですが、明日どうなるか期待して寝ることにしましょう。
グランドファイナル日本語配信
スキンやリーグトークンなど欲しい人は本配信も2窓で。
ゲーム音や観客の歓声などは本配信の方がダイナミックです。
競技シーンは続きますが明日が最後のOWLになるかもしれません。