beansgunのOverwatchメモ

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Overwatch League 2023 Season | Playoffs Day 2 感想

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2日目も4試合

ブラケット1 はATLかLDNのどちらかが敗退します。
ウィナーズ側はSPARK vs ボストン

ブラケット2
インファーナルか、ヒューストンが敗退を賭け戦い
ウィナーズはダラス vs フロリダメイヘム

まずはDPS ロールスター4人
ロールスターは東西から2人ずつらしいので選出されなくてもすごい選手はいっぱいいますね

 

ゲンジ、トレーサー、エコー、メイとなんでも構成に合わせてヒーローを変えたZESTは今年も大活躍でした。メイのスタッツ2位につけてますが1位はBackboneでしょうか? メイは数字に現れない壁やスロウ、オフタンク的な耐えの役割もあって数字意外のプレイがむしろ評価されます。


文句なく今年No1トレーサーに輝いたStalk3r
昨日はパルスボムレート平均36%と紹介されながら、試合中は83%ととんでもない数値だしてましたが、項目を「パルスボムキル」にしてALL スタッツ1位と見栄えがよくなりました。

昨日のタンクロールスターもそうですが、ピックアップ選手の数字項目やヒーローは見栄えよくなるよう、うまく調整しています。


2021 MVP にも輝いたLEAVE。エコースタッツ1位。
パンダ時代はアグレッシヴでとんでもないキャリーをするときと、リスク侵さずだいぶ消極的な印象をいったりきたりしてましたが、チームの構成と敵相性でハマるときが大きく左右されます。まあパンダが弱かったということで本人の性能は本物。


今季前半のトレソンウィンストン構成を無敗で圧倒したMr.ソンブラ。この男が3年間「ソンブラは強い」とリーグ全体を勘違いさせ弱いソンブラプレイヤーを大量に生み出しました。それだけ競技シーンに与えた影響力が強い選手。ただしレギュラーシーズン最後と、昨日の試合で確実に現ソンブラ時代は終焉を迎えようとしてます。

、、、えっ、2週間後のシーズン7パッチでソンブラリワーク来るって!?


続いてサポートロールスター



CHIYO リーグトップクラスのブリギッテ、ルシオの使い手
特徴的なのはルシオ17人中、ダメージが1位でヒール16位という数字。
戦術として相方のFielderにヒールを任せ、自身は火力やベイト、エリア取りなど明確に役割分担することで、FielderのULT回転率を上げる名コンビ。このサポートラインがいてこそ、ATLは人数不利を何十回と巻き返してきました。


そして相方のFielder
CHIYOとは逆にダメージが少なくヒールが多い。意外にもFinalBlows1位ですが人数不利でもWave勝ってしまう常勝チームゆえですかね。去年はこの2人ダラスにいてグランドファイナル優勝に導きました。


MVPノミネートShuを差し置いての元相方SKEWED。GLA時代はブリギッテで評価高かったものの今年はアナで大活躍どころかついにダメージ1位だったShuを超えるスタッツで受賞。GLAではShuが担当してただけにこんなにアナうまいなんて知らなかった。いや、この2人いてなんでGLA勝てなかったんだw  今年評価爆上げした選手。


印象的にルシオFinalBlows1位はBlissかと思ってたのですが実はFIXA
春ボロボロだったダラスと違ってEASTの常勝チームゆえという点もありますがかなり印象が変わる数字ですね。

ただちょっと気になるのは、FIXAルシオも、SKEWEDアナもルシアナで18人中ヒール14位という点。ATLはFilederが回復に専念してますが、インファーナルはサポどっちも攻撃的で攻撃こそ最大のヒールと言わんばかりのスタイルです。ヒーロー変えても攻撃的かヒール重視かのスタイルはほぼ引き継がれるのでOW2には適した考え方かもしれまします。


第1試合はATL vs LDN

 

ATLとLDNはリーグ前哨戦のプロアマ大会1回戦と、夏ステージ1回戦で戦って2勝0敗。かつ1Mapも落としてません。ロンドンはまだ上位4チームに1度も勝ててないので普通にやってたら勝てるでしょう。

 

ロンドンの応援。
男性ファンが応援する「HADI PIN❤ ME」は性的な意味で捉えるとやばいw
(LGBT的にいいんだけどねw)

ハルトOTPながらBOS相手に食いつき、フラッシュポイントをあと1手で取れてればワンチャンあったかというロンドン。練度もどんどん上がって10回に1回は勝てるかもしれない。優勝するにはそれを3連チャンで引く必要があります。


それが!! 今日だとは!!!

ファンも会場もまさかの3-0でLDN勝利は大盛り上がり!

LIPは呆然とし、挨拶に来たLDNに反応するのが遅れます


いや、そんなことある?
ATL優勝を予想してた僕は、まさか最有力優勝候補がプレイオフ2連敗ルーザーズ敗退。しかも順位的には7位8位のSpark、LDNに負けるとは一番ありえない結果でした。これで今季ATLは終了です。


ATLはこれまで1Mapも取られてないロンドンを舐めて充分な対策取ってなかったと思われます。なんならSpark戦も相手の得意なダイブに付き合う必要はなかった。ATL自身もトレソンダイブを一番得意としてましたが、バスティオン構成で蹂躙すればGuxueが機能できずに勝ててたでしょう。


昨日僕が言ってた2つの点、
「先落ち目立つDonghakよりHAWKを活用すること」
「LIPはソンブラよりヒットスキャンで勝負すること」
ここは修正が見られましたが、

イリオスライトハウス、超珍しくLIPゲンジの出場。もしかしてリーグでは初かも?
ただこれは刺さらず。

その後LIPはアッシュ、トレーサー、ソジョーン、ソルジャーとソンブラ以外でもトップスタッツなヒーローを送り込んでソンブラ頼りではなくなってます。


ただコントロールはDonghak続投。ドゥームのキャラコンもさすがにうまいんですが、ここはHADIが上手。17歳のルーキーはプレイオフで戦うにはまだ若すぎました。Donghak続投の判断もLDNをこれで勝てたたからという格下に見たおごりに思えます。


コントロール終了後即座にHAWKにチェンジ。もちろんATLとしてはプレイオフ全部Donghakで行く予定が狂ったため、HAWK中心にスクリム組んでなかったからコントロールぐらいはなどの事情などあったかもしれません。


HAWKドゥームはDonghakのような先落ちも少なくキル取って帰ってきて大活躍。HAWKに変わってもドゥームというのはDonghakドゥーム構成で戦うつもりで準備したのでしょう。ただ、ロンドン相手に急造のドゥーム構成が良かったのかというと結果論では対策不足でした。


白いポロシャツはロンドンのクリストファーコーチ。ドゥームOTPストリーマーで有名なChipsaのお兄さんです。ドゥームスペシャリストの弟をもったコーチに対してドゥームで勝負するのは分が悪かったでしょうか?


それとは別にロンドンのクリストファーコーチが目をつけたところはとても面白い



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ハイライトを見ると分かりやすいです。2:00:10頃。


今回何度も何度もATLがWaveを無駄にしたのは、アンプリフィケーションマトリクスから隙間を狙う、ファイアストライク、シンメ右クリック、バスティオングレネード。全部200属は1発即死ですが、敵見えてない運任せのハラスなんですね。


ATLは全てこれにひっかかりました。1ドットでも隙間空いてれば弾を通せてヒット判定はバカでかい1発死プロジェクタイル弾。特にATLは4人が遮蔽物に隠れて、タンクが荒らして目を引いたところを急襲するというスタイルなので(ゆえにDonghakは先落ちしやすいが、個人技での立て直しや少人数戦もまくりやすい)、遮蔽物の隙間に高確率でピークします。運任せという以上にロンドンには狙いがあったハラス。


また夏からのイラリーパッチメタは、バティストルシオでも、バティストイラリーでもほぼバティストが地上タンク含めた全体ヒールを任されるためどのチームも最速でバティストのULTが高回転します。


そう、ロンドンが好むこの構成こそ高回転となったバティスト窓が最大限活かせるメタで、ATLのプレイスタイルもスラバーサなどの入り組んだ地形をも味方にした。


低予算ロンドンを率いて、最高予算で優勝候補のATLをハルトOTPで破ったクリストファーコーチは2023コーチオブ・ザ・イヤーを受賞する資格があるでしょう。


もう3日目はじまるので、他の試合は巻きで


第2試合 HOU vs INF

MAG、Fearlessともにオフタンクの選択肢が取りづらいなか、HOUは補充のBernarで対応。ずるい。


Fearlessはウィンストン出すのに、MAGはボール。やはりボールやドゥームは高火力スタンとソンブラが混ざってしまう環境にはいまいち厳しい。逆にウィンストン相手ならバスティオンさえ出せばとも思うのですが。


INFは最後まで修正できず3-0。ロールスターにも選ばれるFixaが怪我をし、オフタンクの選択肢用意できなかった次点でメタの運命はとうに尽きてたようです。MAG推しだっただけにINFの構成選択などは残念。


第3試合 Spark vs BOS

こことても不思議なんですが、コントロールはBOSがバスティオンラッシュで圧勝しました。ウィンストンとドゥームしか選択肢のないGuxueはこれじゃ全く機能せず詰みです。


で、2Map目はお互いウィンストンダイブミラー対決

なんでBOSさっきのバスティオン使わないんでしょうか?
でもここもBOSの勝ち。


ダイブミラーはミッドシーズンマッドネスでも充分勝ってる経験があり、どうせなら構成で勝つより得意なメタで確実に勝つ方を選んだということなんでしょう。。。ATLのように。


相手の得意な土俵でこそBOSは勝てると思ったその結果、Sparkは2日連続のリバーススウィープ。とんでもない。素直にバスティオン出してたらGuxue何もできなかったのに。まあでもBOSがダイブで負けたなら本望か??



第4試合 ダラス vs フロリダは フロリダが圧勝

ダラス vs ヒューストン戦ではザリアバスティオンで圧倒したダラスですが、ピックプールの広さで常に構成じゃんけんができるフロリダは終始有利に試合を進めました。


ヒューストンはドゥームだったので同じようにバスティオン出してもザリアのバリア差で撃ち負けていましたが、ロンドンが出したダラス対策の答えはハルトとシグマ。どちらもザリアより高耐久のバリアでバスティオン同士の撃ち合いに勝ちました。



フロリダはリスボンタッチするほど圧倒したかに見えるんですが、ザリアにエネルギー貯めたままスキル回復させないよう、ルシオも活用し一瞬で押し潰しに行くという戦術を取らざるをえなかった。つまり圧倒するか、いなされてザリアバスティオンの火力に潰されるかの2択しかない試合で、構成と連携有利をずっと取り続けました。


OWLはいつも2週間ぐらいですぐメタが固まりミラーマッチになるのですが、今回のイラリーパッチはほんとにいろんな構成が見れてメタが固定されず面白い。ここで構成じゃんけんできるマルチタンクのSomeone、それに合わせられるChekemateはほんとにOverwatchらしいOverwatchしてます。ATLなき今いっきに優勝候補になりました。



さあDay3です

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