ついに始まりました。勝ち残った8チームが2023 OWLの頂点を決める戦い。
https://liquipedia.net/overwatch/Overwatch_League/Season_6/Regular_Season
2023 EAST レギュラーシーズンの結果はこちら上位3チーム。
Sparkは調子を上げてプレイイン含めダラスに3連勝中。
直近のダラスはSpark意外に全勝中。
元フィラデルフィアのソウルインファーナルは、中盤までに勝ち星たくさん稼ぎつつも、ダラスに負け、直近のKnockoutステージではO2やダイナスティにも負けながら、その貯金でプレイオフに選出されました。
ty fans, @infernal boys.. all staff and chara , ROSTON !! get well soon myself pic.twitter.com/e70MilykMN
— FiXa (@FiXa_ow) 2023年9月14日
Please give a warm welcome to @Hyunjae_OW ❤️🔥
— Seoul Infernal (@Infernal) 2023年9月8日
FiXa is dealing with an injury so Hyunjae will be stepping in for the rest of the season. Please wish FiXa a speedy recovery and give your full support to Hyunjae!#SeoulFighting #DemonMode pic.twitter.com/7KQM3OVhAN
実はこのKonckout直前、Fixaは階段からおちて小指を骨折してしまいKnockoutもPlayoffも出れません。急遽ContendrsのSPGからHyunjaeを引き抜き。そのせいもあるのか調子はよろしくないよう。
Westからは上位5チームですが、プレイイン勝ち抜いたのはヴァンクーヴァーではなく、ハルトOTPのロンドン。
トーナメントはGSL方式。グローバルスタークラフト2リーグ方式というらしく2ブロックをダブルイリミネーションで戦い、決勝と3位決定戦は1度のみ。通常のダブルイリミネーションは4-0Watchの塩試合決勝を2回やるリスクや、負けたチームが一度対策取る有利を得るなど、熱い決勝を2度やるチャンスもあれば、グランドファイナルの先が見えてしまうつまらなさもありますが、この方式はスタークラフトはじめ、R6SやCSGOなどでも実績ある方式のようです。
ちなみにシード権は東西1位のATL、INFが得てそれぞれ戦いたくない相手を1チームだけ別ブロックに送るドラフト方式。
アトランタ>フロリダ
フロリダ>(まさかの) ロンドン
ロンドン>ヒューストン
インファーナル>ボストン
ボストン>ダラス
で決定。
フロリダがなぜかハルトOTPのロンドンを嫌がったせいで、アトランタ戦以外はいつものEast Westマッチになりました。
試合前に2023タンクロールスターの発表。
後日DPSやサポートも発表されます。
SOMEONE
ウィンストンメインながら、1人でらマットラ、ザリア、Dva、シグマ、ドゥームなどマルチにこなしチームの連携力で勝ち進んでます。他の3人はメインタンクかオフタンクに得意キャラが絞られますが、試合中に構成じゃんけんできるSOMEONEはタンクとして総合力が高い。
MAG
今季のウィンストンメタで圧巻のダメージ1位。かつ生存率も1位。(生存2位はGuxue)
とにかく攻撃力に優れたメインタンクで、プライマルレイジは龍撃剣と変わりません。プレイオフはバスティオンが出るメタでオフタンクを得意としないMAGには向かい風。
HANBIN
No1ジャンカークイーンかもしれない最強オフタンク
ウィンストンメタでは苦しめられましたが、後半自身もある程度ウィンストンが使えるようになり、今はJQメタに入り直前にザリアの他バリバフもあったためここに来てかなりの追い風。ロールスター2連続受賞。
FEARLESS
ウィンストンメインで去年のグランドファイナルMVP
ロールスターは3回目
MAGと同じくプライマル龍撃剣の使い手
そして同じくメタに苦しめられそうです
第1試合、アトランタVS ハンチョーSPARK
Stalk3r試合前スタッツ。パルス意外全項目1位達成。
ついにProperからトレーサー1位の座を奪い取りました。
サンフランシスコショックは今年弱かったので仕方ないね。
今季ATLのキャリー枠。優勝すればグランドファイナルMVPもらえるかもしれません。
ダラスに3連勝ながらも、ドラフトで相手にされずアトランタと対戦するはめになったSpark。ダラスにはGuxueがウィンストンとドゥームを使い分けて勝ちました。ATLに通用しないだろうと思われてたのが大波乱。
キャスター予想はみんなアトランタ
一般予想PickEM はSPARKの調子良さと、アトランタが最後にフロリダ、ヒューストンに敗北したのを反映してか35%票が入ってます。
この第1試合だけ珍しく春のメタに戻ってお互いトレソンウィンストンアナブリ。Guxueとしてはウィンストンが使えるので悪くない構成なのですが、このミラーではNo1ソンブラLIPを抱えるアトランタが無類の強さを誇ります。
SPARKなんとか戦えてるもののやはりアトランタには及ばず2-0
通常3割。50%もあれば試合をキャリーできるパルスが脅威の83%。とんでもないプレイオフバフかかってます。
ところが勝ったのはSPARK!
ドラフトでどのチームからも相手にされなかった8位のSPARKが、最有力優勝候補アトランタをリバーススウィープで撃破! まるで優勝したかのような喜びようです。
Shyは喜びの興奮か、抱き合った時鼻ぶつけたのか鼻血出してますwww
アトランタが負けたポイントは2つ。
1,Donghakの先落ち
2.Lipのソンブラ信仰
Donghakの先落ちが目立つのですが、この試合のみならず今季通しての傾向です。
ただ「Donghakが先落ちしても、Stalk3r、LIP、Chiyo(うちほとんどStalk3r)が巻き返すので4vs5でもWave負けない」のがアトランタだったため、Donghakの先落ちはこれまで目立ちませんでした。実際この試合何度もStalk3rが人数不利を巻き返してます。個人技が圧倒的に強い。
D0nghakはまだ17歳と若くこれからも伸びるプレイヤーですが、そこに付け入るスキがあります。得意なヒーローはレッキング・ボールとウィンストン。Contenders タロン時代がボールメタでした。
2つ目はソンブラ
フラッシュポイント スラバーサに入ってからLeaveがソンブラをやめソジョーントレーサーに変更しています。Sparkはここからソンブラミラーをやめました。
実は1Map目のコントロールWellもソンブラ出さずに100-0で勝ってるんですね。その後Leaveソンブラを出し続けたんですが、No1ソンブラLIP相手にソンブラミラー対決するのは分が悪い。
それでもギリギリの戦いだったのでLIPがソンブラで勝つ可能性もあった試合ではあるんですが、この3年みんなソンブラ対策に慣れすぎて正直キャラパワーに衰えが。
シーズン6開始、イラリー実装時にしれっとULTコスト15%ナーフ食らってるので、このパッチ採用されたプレイインすっ飛ばしてプレイオフに来たアトランタからすれば初のナーフ戦。でもこの影響はLIPのULT高回転率の前ではそこまで大きくない。
アトランタがレギュラーで2戦負けてるのはこのパッチが入る前のフロリダとヒューストン戦。実はこの2戦、フロリダやヒューストンがついにソンブラ対決を諦めてATLに臨んだ初の試合でした。Mer1tやHappyがそこまでソンブラうまくないこともあって、素直にソジョーン、アッシュ、ソルジャー使ったほうがずっと戦えたんですね。
今日No1ソンブラのLIPが破れたことでリーグのソンブラ信仰は崩れました。現状LIPと Birdring 夏にソンブラ覚醒した MN3 Edison Heesu 意外のソンブラは意外性のあるアドリブEMPや、EMP成功率、ULT回転率に問題多いのでこの5人以外はソンブラ出さないほうが強いです。
ATLはルーザーズに回りますが、LIPがソンブラ使い続けたら優勝かなり怪しくなるかも。LIPはトレーサー、ソジョーン、ソルジャー、ウィドウでも全てリーグトップクラスで戦えるので、これまで圧倒的差をつけたソンブラは封印し、ヒットスキャンの微差で勝っていくほうがよいでしょう。ソンブラミラーならいいんですけどね。
オフタンクのHAWKはHanbinに次ぐ火力出るオフタンク。HAWKが出るならDonghakより安定します。ただ、ALL KRでの意思疎通はなくなるのと、メインタンクには変えれないので、最近ずっとDonghakだっただけにHAWKでどこまでスクリム準備してきたかによるでしょう。
スラバーサで10分1万2千ダメージというとんでもない数値叩き出したGuxue。
今回アトランタがウィンストンで挑んできたのでウィンストンで勝てましたが、バスティオン相手にはウィンストンは出せず、ドゥームもこの後他の試合観る限り厳しい状況。タンクとしてわりと明日以降打つ手がないように見られるSparkですが、優勝候補1位のATLを破ったことで奇跡を期待したいです。
波乱あったのは第1試合なので、他は軽めにw
第2試合ダラス vs インファーナル
2022開始のKickof ClashではHanbinのNo1ザリアとEdisonのNo1リーパーが猛威をふるいました。
そしてこのイラリーパッチ
去年のKickofClashほどではなくてもかなり近づいた超強化バフ!!
今度はNo1Hanbinザリア、ゼロ距離360度対応のEdisonバスティオン!!
ダラスは毎年メタに愛されてます。
インファーナルのPokoはミラー配信中。PLAYOFFにはでないと思われます。レギュラーシーズン最後に1MapだけPokoシグマ出しましたが、韓国に訪れたさい一度もスクリム練習せず急な召集だったとか。たぶんMAGが怪我か何かでトラブったとき代理で出せるかどうか試したのでしょう。
Edisonバスティオンが出てくる以上、MAGはザリア相手でも得意のウィンストンを出せません。そしてHanbinの的確なバリアで守られるEdison。
MN3もバスティオンで対抗するもののバリア差は埋めれない
ZESTもコピーでダブルバスティオン展開とか恐ろしいことしようとしましたが、守ってくれるバリアがありません
スラバーサはボールに変えてきたMAGですが、やはりバリアとバスティオンの前に有効なエリアは取れません。ダラスはドゥーム、ボール対策としてソンブラ出してるのもポイント高い。
なすすべなく3-0
MN3 ZEST MAG SKEWEDまで揃ってて完全にメタから見放されてます
それでもMAGがオリーサを使うか、Hanbinにかなわなくてもザリアで対抗した方がまだ戦えた気はしますね。今日までドゥーム、ボールで練習してきたろうから1日で修正するのは厳しいか?
MVPのHANBIN平均エネルギーは63%と、まるでバスティオンが2台いるようなダラス
第3試合 ロンドン vs ボストン
ハルトOTPチームで快進撃を続けてきました
実は2022去年も、同じメンバーのハルト構成で中堅上り詰める快進撃でしたが、どうしても上位4チームには勝てなかった。
今年も同じでWest上位のATL FLO HOU BOSにはレギュラーシーズン勝ててません。
レギュラーシーズンの終盤でこの4チームどこかに土をつかせていれば上位狙えるのですが、さすがにPLAYOFFは厳しい戦い。難しいでしょう。
LONDONは去年より上位を狙うため補強としてヒットスキャンのLeathalをShaxと入れ替えコントロールトレーサーで活用してましたがうまくいかず。Shaxの方がよかったかなあ。
バティストの強化としてSkairipaを消臭するもこちらもうまくいかず、春はボロボロ。
結局Backbone LANDONと去年メンバーの方が去年と同じように実力出せて夏は復調しプレイオフにギリギリ滑り込めました。ただ去年と同じということは去年以上の成績は望めなさそう。
対するボストンはレジェンドチーム。Decay意外全員リーグ優勝経験があり、オペレーションDecay's クラウン (ディケイに優勝王冠マークを) が発動してます。
今見たら途中加入のKaliosも優勝マークないですね
レジェンドチームボストンはATL FLO HOUに勝てず4位。ATLやHOUにも言えますが個人技が強すぎるチームは連携面の上達がしにくい印象あります。全チームの中で一番連携取れてるのはフロリダとロンドン。それでもフィジカルでワンピック取れたら勝ちのゲームではあるのでボストンは強い。ただ個人技で言えばアトランタやヒューストンがさらに強いです。
ロンドンはテレポート、ハルトの絶妙なチャージ、シンメのバリアの3つを利用してエリアを不規則に取りに来ます。
1回目のテレポは牽制で、敵が戦い慣れてるセットアップポジションからどかす。次のリソース(バリア、テレポ、バスティオン変形、イモータルなどが)貯まるまではHADIが壁ぎわでハンマー振ってお見合いのパターン。
どこかのタイミングでシンメ、バスティオンの超火力をハルトのバリアで守るゼロ距離テレポートでつめてくる。ボストンはそれをどう読んでいなすか、カウンターをあてるかの勝負。
この試合個人的にMVPだったのはLeejaegonルシオ。HADIを徹底マークしチャージを何度もブープしてシャター含む味方のピンチを何度もすくいました。
ただロンドンもコントロールを勝って、ニュージャンカーシティも2ポイント先取
99%のあと一歩というとこで勝てたので、先にマッチポイント取りエスコートマップまでつなげる未来はある。ハルトOTP構成にもうひと超え奇跡あれば上位4チームにワンチャンあるかもしれません。プレイオフだけ勝てればよいのです。
そろそろ2日目はじまるので巻きで
第4試合 フロリダ vs ヒューストン
ヒューストンはFearlessがウィンストンを封じられるためドゥームで戦うことになります
フロリダがオリーサソルジャーのときまではドゥーム通用してたのですが
ミッドタウン、そしてニュージャンカーシティでフロリダは答えを出します
シグマの岩は確実にドゥームのブロックにあたり、バスティオンの変形はスラムやパンチを耐えて溶かし、トレーサーにはスキルあたらず、ブリギッテは盾で防ぐ。バティストもタイミング読めたらジャンプで一度はかわせる。ドゥームを完璧に封じてそれ以上の手を作れなかったヒューストンはルーザーズに落ちました。
個人技ではヒューストンかと思うのですが、FearlessとSomeoneでタンクピックプールの差。持てる戦術の差でフロリダはヒューストンを上回ります。
ヒューストンはルーザーズからどう対応するのか。
もうプレイオフでドゥーム使うチームは出てこないかもしれないです。
さあ、2日目はじまります!