個人的にAIMは努力で身につけるところが3割、自分にあったやり方や設定のAIMを見つけるのが7割じゃないかと考えてます。いかに自分のAIMを発見するか、自分のAIMに気づくかが7割。
それでも100点満点は全弾ヘッドショットのチートツール使用者で人間が到達できません。
自分に合ってないマウスやマウスパッドやソールや持ち方や支点の使い方が全部で30点だとすると、2年頑張って努力して20点上乗せしても50点にしかなりません。自分に合わない間違ったフォームで練習しても上限は決まってて、フォームを直したときにまたこの30点をやり直しです。なので自分のAIMの「発見」や「気づき」を重視した試行錯誤が必要。
よく「センシを変更したら1ヶ月はそれで頑張ってください。それが正しいかどうか使い込んでみないとわからないので。」と言われたりしますが、それはセンシ以外もう満点のときのみですね。でないと、1年でマウスの持ち方やセンシの試行錯誤がたった12回しかできなくなります。
いろんな所で紹介されてるセンシ設定のテストです。
遠距離は簡単なので5Mぐらいの近距離で体を動かしてボットの目をクロスヘアがピッタリ止められるかどうかが基準になります。
当然センシが高いほどブレるので、クロスヘアがピッタリ止まるようにセンシを落とすのが最善です。(僕はまだまだブレてて、センシ落とさないといけないのですが、、)
しかしオーバーウォッチは振り向きやキャラコントロールもAIMと同じぐらい大事。机の広さや使ってるデバイスの都合もあるので、センシ高いなら高いまま止める手段を模索し、持ち方や支点の動かし方、ソールやパッドの変更などでいくつも試行錯誤します。
また、徐々にセンシを下げていけばいいかというとeDPI 5200でそこそこ上手くいってたのが eDPI 4800で手首の範囲に収まらなくなって手首AIMと腕AIMの境目で乱れたり、eDPI 4000だと自分の都合のいい境目になってうまくいく事もあります。センシを下げるというのはどこまで手首に任せるか、むしろ腕AIMを主体にするかにもよるので、ちょっとづつ下げて上手く行かなくてもそれはローセンシではなく境目の設定が悪いポイントなのかもしれません。
こちらもよくあるセンシ設定のテスト。
近距離の窓枠などの4隅を高速にトレースしてピッタリ止めれるか、直線がぶれないかを自分でいろいろ工夫して機械のように動かせる方法を探ります。
(こちらもまだブレブレですね)
こちらは50%スピードのボットをトレーサーで狩りながら試行錯誤しています。
(ちょっといじってソルジャーだけ通常のスピード)
先の2つのテストよりも敵が動いてるので、この簡単な的をまずDafran並に当てるのが指標。
例えばDafranはこんな感じ
OWリーガーの100%スピードかつ対人の動きに比べたら、50%速度で単調な動きのAIMボットに当てるのは止まってるようなもののはず。逆に50%ボットにさえきちんと当てれないとしたらもう自分の土台設定のいろいろが間違ってます。
トレーサーで試行錯誤するのはトラッキングAIMで振り向きも含めてチェックしたいのと、近距離でフルにヘッドショット当て続けるのは50%のスピードでも難しく、自分の立ち回り次第でテスト難易度を上げていくことができるからです。(そのため被ダメージ10%。ブリンク無限にしています。)
詳しい設定はこちら。
「50% トラッキングテスト」
●スカーミッシュ
●リスポーン時間0
●AIキャラ個別に移動速度50%
●トレーサー
ブリンク、クールダウン0
パルスボムチャージ500%
ライフ500%
被ダメージ10%
●ルシオ
サウンドウェーブ、クールダウン0
ルシオのサウンドウェーブ無限は、敵がジャンプしないので味方のルシオに敵を飛ばしてもらうため。いきなり空にふっとばされる敵を追い続けれるかもひとつの指標になります。
またトレーサーは、トラッキングAIMですがOWはウィドウやマクリーのフリックよりトラッキングAIMが基本だと個人的に考えてます。OWLエキシビションのウィドウ大会で優勝したSureforも自分のウィドウをトラッキングAIMだといい、ザリアやトレーサー使いがウィドウも上手いということはよく大会で見るのですが、TaimouやPINEなどのウィドウ使いやマクリー使いが大会でザリアやトレーサーを使うパターンはあまり見ません。
1ヶ月ごとにセンシを変えて年に12回試すのではなく、この3つのテストを繰り返すことでもっといろんな事を100も200も試せるようになります。クイックやランクマで試すより確実にブレてるかどうかよくわかり、修正も試行錯誤も早い。
ただAIM訓練を頑張って努力するより、Dafranや自分の目指すプロプレイヤーの動画を目標に何が違うのかという「気づき」と「発見」をいろんな試行錯誤から、まず50%の速度で達成するのが、自分の本来のフォーム、70点の土台の作り方だと今は考えています。
そしてここからは見つけ方というか「自分の手と目が感覚的にどれだけ一致しているか」の訓練です。ここは上の70点の土台を作る試行錯誤ではなく、残り30点を伸ばす訓練なので土台がしっかりしてないときはあまり重要視しません。
こないだeseharaさんに教えてもらったDTN.siorinのAIM練習方法から拝借。
序盤の3つの的と2つのランプを狙うというのを自分も昨日から取り入れてみました。
一番小さな2点距離
●1.左ランプと左的
●2.左ランプと真ん中の的
●3.真ん中と右の的
●4.左ランプと右ランプ
●5.左的と右の的
一番大きな2点距離
というふうに5段階に2点の的を広げる練習。
手首で全て捉えれたらOK。
最後の左的と右的の2点はもう画面外になるので、これを手首に含めるかどうか、つまり練習に組み込むかは検討中。1から4まででも小さな幅から画面外の幅まで感覚で捉えられると充分なフリック力となるでしょう。
次にこちら。
ボットルシオを300%の移動速度で動かし、威力500%のマクリーで倒します。
ほどよく止まってくれるルシオを狙うもよし、高速に動くルシオを狙うもよし。
自分が高台に登ったり、壁を背にして動かなければ定点にルシオが止まるので難易度は下がり、自分もひたすらランダムに動きながら広い場所を追い続けるほど難易度は上がります。
背後のルシオまで狙えるので手首だけではなく腕の降りも含めた訓練。
AIMヒーローなどのトレーニングソフトでこういう高速的当てゲームあるのをルシオで再現したようなものです。ただこういう正面のみでAIMトレーニングするより、ちゃんと360度かつ高低差もある3Dの舞台で練習したい。CSGOのMODトレーニングモードなどもいいですが、OWに合わせたセンシやターゲットやOWの感覚を覚えたいとするとやはりOWのカスタムで練習するのが一番かと思います。
siorinの練習にもある「ボットアナをヘッドショット限定で撃つ」というカスタムトレーニングも良い訓練かと思いますが「300%ルシオ」は振り向き込みの練習で「狙って撃つ」よりも「感覚で撃つ」という自分の限界突破に慣れるための超高速スピードです。副作用として30分トレーニングすると直後のランクマ1試合目だけ敵がスローに見えたりします。
詳しい設定はこちら。
「リアクショントレーニング」
●スカーミッシュ
●リスポーン時間0
●マクリー
デッドアイ OFF
コンバットロール、クールダウン0
サブ攻撃 OFF
与ダメージ500%
ライフ500%
被ダメージ10%
●ルシオ(6体)
サウンドウェーブOFF
メイン攻撃OFF
移動速度300%
目安としてTab見ながらその日の5分間で何体倒せたかを記録するといいかもしれません。もしくは「6連続キル」というコールを何回出せるか。立ち回りで難易度は変わりますがあくまで目安として。(ちなみに僕は1時間やった後の5分記録が120体でした。)
今はこうやって自分が何をどうできてないか試行錯誤を重ねながらいろんな気付きや発見があるのですが、これが完璧な訓練というわけでもなく「練習方法そのものも発見、改善していく」のもAIM力を上げていくうえで今後のテーマとなります。