beansgunのOverwatchメモ

シルバーレートがオーバーウォッチにおけるAIMを考察するブログ

なぜOWLプレイオフで1ヒーラーが流行り出したのか?

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OWLシーズン1 プレイオフの準決勝まで。
ここに来てマーシーワンヒーラー構成が目立ってきた。
ワンヒーラーは試合の1/3以下ではあるがかなり試合を揺さぶり相手を翻弄している。


ステージ4でも少しだけ見かけたがここに来てワンヒーラーが目立つのはなぜか?

ワンヒーラーというと、今年のはじめステージ1でダラスがジャンカータウンの攻撃で採用しガッチリハマったのが目立つ。これが定着してからは、防衛側もワンヒーラーじゃないと防げなくなった。

オリーサ
ホッグ
Dva
ウィドウ
ジャンクラ(ハンゾー)
マーシー

というのが基本構成。
ゼニを抜く理由はなにか?

理由は「一撃必殺」のキャラクターが増えて、ヒールが意味なくなるから。

異常なレベルのウィドウ、ハンゾー
ジャンクラのタイヤも、ゼニの光彩で防げる攻撃ではない。
オリーサのストップとホッグのコンボも一撃必殺。
ジャンカータウンは広いのでDvaの自爆も決めやすい。
一撃で死んだらヒールで回復できない。
ゼニ出してもただ一撃で死ぬ的が増えるだけ。

もちろんゼニも右クリック5連射というスナイプ能力あるので、一撃必殺をもってないわけではない。ただヒールがあまり働かないのなら(旧含む)ハンゾーのほうがより働ける。そして右クリックもステージ4あたりで連射能力がナーフされたのでさらに意味が減ってしまった。

ジャンカータウンの理論をいろんなステージで活用しはじめたロンドン、フィリーが3DPSや3Tankなど戦略の幅を大きく広げてきた。ジャンクラのタイヤスピードはナーフされてしまったが、新ハンゾーはさらに強い。プレイオフではウィンストンDvaのダイブ構成もでてくるようになった。

ワンヒーラーのメリットは他に、ワンヒーラーの仕事量が100%に近くなりult回転率が上がる。ヒーラーは味方の体力が減ってなければ仕事量が減る。2ヒーラーだとヒール分担を半分にするから、仕事量も減り、ult回転率も半分。それを一人で回さないといけないからこなしきれないぐらい仕事量が増える。良くも悪くも。

むしろなぜリーグから8ヶ月もワンヒーラーの選択肢がジャンカータウン以外で出てこなかったか?

これは多分、シーズン1MVPプレイヤー「JJONAK」のゼニの存在が大きいと思う。
一番勝ってるチームの、一番活躍してるプレイヤーが「ゼニヤッタ」なんだよね。
JJONAKが活躍するのはNYの死なないDPSスタイルにもよるのだけど。

あれだけの可能性を見せてくれたゼニがいるからこそ、誰もゼニを否定できなかった。実際強いし。そこに迷いが生まれたのがNYのステージ4の成績。ゼニのナーフ。そして新ハンゾーのライブサーバー登場で、OWLステージ4の旧ハンゾーも見直されて大活躍したこと。

トップリーグでステージ4まで旧ハンゾーが見落とされてたように、ワンヒーラーの可能性も見落とされていた。2-2-2でメタもほぼ固定化されていたOverWatchだったが、まだまだ見落としは多いのかもしれない。

そのうちランクマでもワンヒーラー採用の可能性は出てくるだろうか?
(ごくまれにあるけど、まだみんな2-2-2を希望する。)
今ワンヒーラーやっても「ワンヒーラーだったから負けた」とみんなのストレスになるだろう。絶対勝てるわけではないから50戦ぐらいやって勝ち越せるかどうか見る前に諦めてしまう。

例えば、ランクマシーズン1はワンヒーラー体制が常識だった。
プロが大会で2ヒーラーを採用しはじめたが、
それは「プロのフォーカス力とAIMがあるからこその2ヒーラー。普通の人が1ヒーラーやったら火力でない」というのが定説。
しかしそれもシーズン2あたりから変わってきて、いつの間にか2ヒーラーが常識となっていった。それぐらいの時間差、シーズン12あたりからあるかもしれない。


まだまだいろんな可能性があるという意味では、ロンドン vs ヴァリアントのOASIS戦が面白い。
https://www.twitch.tv/videos/287157635?t=1h28m

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ワンヒーラーダイブ構成を採用してるのはヴァリアント側。
ワンタンク3DPS構成がロンドン。
現メタであるマーシーをロンドンは採用していない。
しかも、ヴァリアントのSpaceについでDvaスタッツ2位のFuryがソルジャーを選ぶという見たこと無い変則3DPS構成。これでロンドンは1本目取る。

DPS増やすメリットは、人数不利にかかわらず戦況をひっくり返す可能性が増すこと。

ロンドン側は一撃必殺のウィドウでもハンゾーでもなく、リーパー、ルシオ、ブリギッテで速い足から地上をフォーカスし、ウィンストン、ソルジャー、トレーサーで囲い込む戦略。

ブリギッテは遠くにもヒールを正確に飛ばせて、ルシオと一緒に範囲回復を重ねがけできる。トレーサーは回復パック取れるキャラだし、ソルジャーは自己ヒール持ちゆえ囲い込みやすい。リーパーがいる以上ヴァリアントのウィンストン、Dvaがうかつに飛び込めずフランカーの3人も足があって狙いづらい。Soonのウィドウが抜くか、ロンドンが囲い込んでブリギッテやタンクをフォーカスするのが速いかの戦い。

こういうチームそれぞれのピック戦略をもちいた戦いこそ本来のOverWatchが目指していたところではないだろうか。みんなが同じメタで、同じ戦略というのはさすがに飽きるので、プレイオフに来て固定観念が外れ、やっとOverWatch始まったなという気がする。