Hero Meta and Pick Rates: Overwatch League
Stage3に入りパッチは1.36 でまだDvaナーフもマクリー強化もないですがDvaよりソンブラが使用され、ゼニよりアナが使われるという逆転現象に。パッチはStage2と変わってないのでゼニDvaのスタンダードなGoatsが最強のはずだが?
この組み合わせはなぜ減った?
Surefourいわく、各チームDPSをやりたいからやってるだけで現状Goatsがベストなメタであることには変わりないと。
まあ、Goatsで格付けされたチームはDPS構成やソンブラに頼る必要がありそうですけどね。そこでソンブラGoatsですよ。
なぜ火力もあり、サージも吸えて、高台にも対処でき、自爆も強力なDvaをソンブラに変えるのか? 3tankだからこそ3サポのヒールも最大限活きるのに火力ないソンブラ?
Stage2まで結局ソンブラGoatsの勝率は良くなく、結局スタンダードで超攻撃的なGoatsをするTitansと、続いてShockがステージチャンプとなってます。
変わったのはStage3になってソンブラの練度が上がってきたこと。
EMPでゼニを完全に抑え込めるようになった
これまでEMPで仕掛けるときは、ロケーターが上空に飛んできたときや、後ろでステルス解除の声(「ここよ、ここ」)がしたときなどにゼニが反応して光彩を放つ場面がありました。
そこで、ソンブラは投げたロケータを解除したり、後ろでステルス解除しながら元に戻ったりとフェイントを掛けつつゼニの光彩を空打ちさせるのですが、状況によってはそのフェイントでソンブラが次の行動遅れるため、光彩のまま一気になだれこんだりする駆け引きとなる。
先日Stage1全敗のヴァリアントが、前人未到レギュラーシーズン19連勝中のTitansについに土をつけた試合を見てみましょう。(PCのOWLビューワーの方がわかりやすいですね)
https://www.twitch.tv/videos/443387903?t=14m
ビューワーでチーム名が逆になってますが、互いにウルトがTwilightが光彩のみをもってて、ShaxソンブラがEMPのみをもってるという、まさにソンブラとゼニの駆け引きで決まるシーンです。
ゼニ含むTitansは当然EMP持ってるのを予想してハルトをカバーできるように四方に分散しています。ハルトにEMPかかったら全力で光彩、バリア、ヒールパックを投げる準備。
ソンブラ出現予想位置としては、ゼニとハルトの間でしょうか。
しかしShaxソンブラは正面突破でここでステルス解除しています。乱戦なのでゼニの支点ではステルス解除の声が聞こえません。
そのままハルトを押し切り「正面から姿を表しながら」EMP発動で4人ハックが決まります。正面から押されると、ロケーターや、ステルス解除の声という予備動作が全く無いのでTwilightゼニは駆け引きすらさせてもらえません。
Titansはこれまで、ハルトを餌に「3人ぐらいEMP掛かる位置はここしかないですよ」という布陣を敷いて敵のソンブラは仕方なくそこに出現しEMPを吐きつつ成功しないという返し方をやってきたのですが、この布陣は裏を返すと「EMP吐かずにそのままハルトだけ潰す」とか今回のように「ソンブラごと中央に前線お仕上げて、ゼニが入るところでEMP吐く」とすれば確実にValiant有利なんですよね。
これまでEMP対策にはルシオのサウンドバリアと、ゼニの光彩の両方回ってる必要がありましたが、光彩がEMPのカウンターに使えないとなるとGoatsのソンブラ対策の前提が崩れます。
そうは言っても、ゼニの火力あってこそのGoatsなわけです。次のあたりあいはEMPもなくTwilight光彩と、JJANUサージ。チーム名逆のValiantはKSFのサージだけ。お互いDvaがいないのでサージで耐えれるTitansが圧倒的有利です。
ここでKARIVアナが高台のポジション取りに壁を登ってる最中KSFが先にサージを放ちます。
Twilightは当然光彩。JJANUもカウンターサージを決め近距離サージで殴り合いとなるとValiantピンチです。KARIVすかさず反応して瓶を投げ込む。
普通ハルトが盾構えてるので瓶は入らないのですが、ハルトの盾を超えて壁にぶつけて光彩中のTwilight以外3人に阻害が入ります。このファインプレーで光彩とヒールが完全無効化。
ついでに瓶でナノブ溜まったのでハルトにつけて確実に殴り勝ちしていきます。
こけでまったく駆け引きさせてもらえないTwilightはアナに変更して、ソンブラアナGoatsでのミラーマッチとなりました。
このジャイアントキリングのマッチがまさにソンブラアナの象徴ですね。とはいえ、Dvaゼニと比べるとソンブラアナでは全然火力足りないので、ソンブラの練度とアナの阻害瓶にスリープの精度がかなり求められます。ミラーマッチで王者TitansにValiantが圧倒できたのはまさにソンブラ差と、アナの立ち位置、スリープ精度でした。
Twilightアナは瓶やスリープを当てるためわりと単独で離れてサイド取る事が多かったですが、そこをShaxソンブラに狩られたり、先に発見されてポークもらっても瓶は使えないしヒールもらえないし、チームに再合流する3-4秒の差で負けてしまいます。敵にDvaいないので高台取るのはいいのですが、OWLで本体からアナが離れるのはリスク高いですね。
1年前にContendersでGoatsが誕生したときはモイラだったようですが、
阻害とスリープが決めてとなるアナのほうがいいのではというところから、
ゼニで火力出して光彩カウンターしたほうが全然強いという結論で1年やってきたんですよね。
今回のようにサージの後ろにうまく壁があって阻害瓶決めるとかなかなかないので、やるならルシオに運んでもらってゼロ距離阻害瓶というリスクを取らないといけません。(KARIVそれときどきやったり、事故死したりしますがw)
ハルトの視界が防がれてたら、盾の横に阻害落としてもいいですけどね。
それがまさか弱いと言われてたソンブラ Goatsの比率が上回るとは。
ちなみにもうひとつの王者Shockのソンブラ対策としてはVioletゼニがモイラに変えるという手段を取ってます。相手からDvaがいなくなるので玉も吸われないですしね。
しかしそこでもStage3のジャイアントキリングが発生。Stage2全敗のHoustonがShockを撃破。HoustonにいるDantehがリーグ1のソンブラ使いなんですがソンブラ対策のためゼニでJjonakとスタッツを争うVioletがモイラ使わざるをえなくなり、スキが生まれます。普段ならShockにとってソンブラなんてたいした事ないのですが、相手がDantehとなると話は別。リーグ1のソンブラ相手に、リーグ1のゼニを引っ込めないといけないという相性はよくありませんでした。
ではこの火力激減したソンブラアナGoatsでどうやって火力だしていけばいいでしょうか?
それはDantehを超えるShaxソンブラの使い方にあるのですが、、そろそろそのValiant vs Spark戦が始まるのでまた後日。
https://www.twitch.tv/overwatchleague
Stage3はメタが変わり始め、ジャイアントキリングが続くのでどの試合も見逃せないです。ビデオで見れるとはいえ見逃したらとても悔しいw
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