beansgunのOverwatchメモ

ブロンズプレイヤーがAIM研究やオーバーウォッチリーグを楽しむブログ

【AIM考察32】韓国のAIMコーチ動画

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タイムラインに流れてきたためになる動画の紹介。
韓国のAIMコーチryanguru(リャングル)さんのAIM理論。
日本のGoogleアカウントで見ると多分タイトルが

「[必須視聴]FPSプロのエイムコーチが教えるエイム講義-基礎 (JP SUB)」

になり、勉強中であろう日本語字幕もつけられてます。

プロ・アマ問わず1500人に指導。
2020からはOWLチーム(にいった選手?)にも続々と実績ありますね。
ざっくり意訳。

■マウスを動かす基準は指や手首や腕じゃなく「センサー」

■ペンの端を持つと字が書きにくいようにセンサーから遠くなるほどディレイが起こる

■筋肉がロックしてしまうので手首や腕という軸でAIMしてはいけない

■手首や肘の回転でAIMがピッタリ一致する場面はあるが限定的
リコイル、ジャンプ、立体的なスキルや複数の敵には追いつけない。

■手首や肘を動かさないというわけではない。手首や肘を動かしてマウスを操作するのではなく、センサーを動かしたい位置に手首と肘が後からついてくる。すると手首がうごめくように見える。

■マウスを意識しないよう綿棒を挟んで自由に動かしてストレスフリーで軽く自由な感覚をつかみ、それに近づける。

■ゲームしてるとマウスが下がってくるのは手首や肘という軸でワイパーみたいに孤で振ってるから水平の動きとなり切り返しで下がる。持ち直しで問題なければOK。とっさに狙いづらいなどの問題あるなら修正。

■(手首や肘の話をしてるが) マウスの持ち方に関係ない基本的な話。つまみ持ちもこの理論がベースとなる。

■(動画でこうやって説明すること自体に矛盾するが) 言葉や理論ではなく感覚的に覚える必要がある。言葉で100回言うより、ただ基礎の動きを練習するほうが学びが早かった。

■プロでもうまく言語化できないし「手首を使ってAIMしてる」は人それぞれ同じ「手首の感覚」を言ってるわけではない。

■プロの手元を見て「手首を使ってる」と判断するのも正確ではない。

■手には3つの筋肉が通ってて全部(指5本)を使うのが効果的。一つの筋肉で他の2つを引っ張るよりは全体を使うほうが自由に動かせる。

■手首はみんなが思ってるより上(親指の付け根のライン)にある。そこが靭帯と手筋肉の開始可動域。

■「マウスの上の方を握るとよくなる」というプロもいる。
(手首の軸に頼りにくくなるため必然的にセンサー中心に動かすのだろうか? 例Dafran Proper)

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(1:12秒頃に一瞬Properの持ち方映ります。とはいえ動画の理論は持ち方に依存はしません)

■AIMを(マッスルメモリー的に)暗記してはいけない。その場面場面その手の姿勢での、手首の緊張によってマウスの扱いが変わるため、実際のゲーム中に筋肉と手の姿勢が理想的なボット撃ちの状況にはならない。そのためのセンサー基準。

■ブロンズでも一番良かった時をつなげてウィドウハイライト作れるが、重要なのは悪い状況でも良いAIMができるようボトムを上げること。

■オススメの姿勢としては、マウスがパッドにかかる重量と、手首から腕までがパッドにかかる重量が1:1であれば不自由なく動かせると思う。とはいえ姿勢というのは結局個人に合わせて設定するもの (他のプロが言うマウスの上を持つとよくなるもそう)

■ハイセンシも変わらずこの理論が基本。動かす範囲が小さくても手首を軸にせずセンサー基準の方が次のAIMにスムーズに移行できる。

■でもハイセンシはハイセンシが上手い人が使う特殊なもの。真似てランカー級まで成長したケースはなかった。適応する人もいるだろうが、やはりそのゲームの平均センシがオススメ。

■(Q&A 軸を使うことはないの?) リコイルが少なく、ターゲット切り替えが頻繁なゲームでは手首や肘を軸にするのが役に立つかも。CSGOでヘッドラインを水平に保つためとか。でも結局その条件以外では当たらない。そういうの(軸に頼って失敗する例)をたくさんみてきた。

■PUBGランカー、CSGOグローバルエリートが他のゲームではゴールド・プラチナで当たらないというのはある。ゲームごとに違う方式、感度でAIMをするのはOK。この基礎を知っておけばよりよくできる。

■センサー基準を抑えた上で、部分的に手首や肘を使うのはOK。

■Kovaakなどは確かなガイドラインがないとやらない方がいい。シナリオに合わせた筋肉の動きを予め準備した状態でAIMを覚えてしまうので、悪いクセがつくこともある。補助として使うなら点数は気にせずやったほうがいいでしょう。予測できる練習はよくありません。


とても良いAIM動画でした。
でも言語で伝える限界は確かにあるかもしれませんね。

僕もつまみ持ちを手首だけで動かしてた時、どうしても可動範囲外への移行でロックがかかる感じがあって、つまみ方をマウスの高いところに変えてマウスを起点に手首が後からついてくる方が自由度高くなったことはあります。それでも振り向きなどいろんな場面で手首を軸に孤のAIMしてますね…

そのほうがトラッキングもフリックも正確で再現性あると思ってたんですが、それは特定の状況のみで次の移動へ自由に移行できてなかった。センサー基準の水平移動から覚えなければ。それとペンの後ろを持たずペンの先を持つ動作。


本来指でマウスパッドに自由に素早く文字を書けれるのだから、そのレベルでマウスを自由に素早く動かせなければまだ何か違うのでしょうね。この動画をヒントにAIM探究の日々は続きそうです。