Twitterでもちょっとしゃべったけどこれ見てほしい。
3時間49分ごろ。
飛びかかるドゥームにヘッショとコーチガンで即死のシーンをみた
— beansgun (@_BeansGun) 2020年11月28日
実況「はっはーーww」
解説「ぎゃっはっはwww」
韓国の実況楽しそうだなwwhttps://t.co/jTsTr71dcY pic.twitter.com/8QdR0tRBQm
4時間10分50秒ごろ。karayanからパルスボム。
Karayan死ぬとこ
— beansgun (@_BeansGun) 2020年11月28日
実況「Karayan! Karayan! Karayan! あーーーー」
パルスボム3K
2人「ぎゃあああああああああ」
ContendersKR、英語の同時配信見てたけどこれから韓国語チャンネル見るわww 視聴者視点で騒ぐ実況おもろい。https://t.co/E8Q4ZgKDSC pic.twitter.com/dzh70u5UvO
OWLでは、こういうとき「わー」とか「ぎゃー」とか素人みたいなこと言わずにきっちり状況説明するもんである。驚くようなクラッチプレイの場合でも「are you kidding me!?(冗談でしょ?)」とかでアッシュを称えるべきで、死んだドゥームを品なく笑ったりは(めったに)しない。
でもこれは実況が凄く試合を楽しんで見てるのが伝わる。プロの実況解説より「ガヤ」としての視聴者代弁を優先してるわけだ。
3年以上前の記事ですが、2回目のワールドカップ実況でYamaton、Stylishnoobが担当だったがこれも同じ理由でOW本家の実況よりよかった。
「大げさな感情」を表現できる芸人枠であるほど見てる人に面白くなる。極端に言えばドリフや志村けんのコントを外から見て笑い声を発するおばちゃんみたいな役割であってほしい
Yamatonさんは「うそだろ!! うそだろ!!」と、もはや実況じゃなく純粋な驚きを表現してますがそれがいい。しっかり実況の仕事するよりもそういう感情的な声が聞きたいし、本放送よりも盛り上げ方が上手いです。
極端に言えば韓国のOverwatch芸人、MirageやSp9rk1eが実況解説やれば楽しいだろうな。というのを韓国の実況解説者はそのうえでプロの実況解説加えてるわけです。むしろ逆説的に、OW初心者が実況解説やるぐらいのほうが目が肥えてないぶんいろんな驚きを表現できるでしょう。
Mirage
40. やめてくれ . . .
— 辛いOW (@spicy_ow_) 2020年11月26日
オーバーウォッチ / ランクマッチ / ウィドウメイカー#ow #overwatch #オーバーウォッチ #ゲーム pic.twitter.com/Omr9su4Cti
Sp9rk1e
まあでも、品のない笑いも、実況後回しの素人っぽい反応も失礼な話ですよね。選手にも視聴者にも。アメリカや日本だと一部の人からプロフェッショナルじゃないと怒られそうです。
でもOWLに足りないのはまさにその「視聴者の感情の代弁」という「ガヤ」。見てる人の楽しそうな雰囲気が伝わりづらい。リーグの実況きくよりDiscordで友達とワイワイ見るのが楽しいのは一緒に驚いたり笑ったりを共有できるから。韓国の実況解説はそこを優先してるんですね。
本来のスポーツ実況はどうあるべきかと考えると、OWLに足りないのは「観客の歓声」。サッカーのワールドカップだったら観客の応援や声援が大きく聞こえますよね? BllizardARENAには観客数百名も入らないし、OWはゲーム内のキャラボイスもたくさんあって、実況もっあって解説もあってで、歓声の声を拾うのは難しい。
これを今年解決する予定だったのが、各チームの大きな会場、ホームスタンド戦でした。(ダラスのホームスタンドはダラスがいいとこ見せるときだけ盛り上がるという欠点はありますが)
2時間49分ごろ
そう、、コロナさえなければ、、、、
今季はこの後、すべてオンライン戦になってしまったので大会場の歓声など拾いようがありません。無観客の漫才で綺麗にボケとツッコミを決めても、笑ってくれる観客がオンラインの向こうではいまひとつ成立しませんよね?
なのでコロナ禍の今だからこそ、オンラインの観客と感情を共有する、なるべく初心者が初めて大技みたかのように、驚いたり喜んだりするこの2人の名人芸が重宝されてるのだと思います。これはOW初見の人にも受けるし、大会場でも成立するでしょう。10年先行した韓国esportsが、放送盛り上げるために行き着いた場所かもしれません。
実は日本でも一番ガヤガヤやってたコミュニティ大会があって、春頃行われた平均レート3250の即席9チームで行われた「第1回汚染品カップ」。
汚染品カップ
https://www.twitch.tv/videos/596695123?t=3h38m50s
みんな素人でノリノリで、普段は罰ゲームで強い酒飲むとか暴れ倒してる人たちです。大会でもタバコ吸いながら、物食いながら7時間半ぶっ通しで進行ww
こういうキャラを受け付けない人もいるかもしれませんが、ぜひ3時間39分頃からの名勝負をどうぞ。1回戦はBO1(コントロールは3ポイント先取) と短いので1試合だけすぐ見れます。
実況解説の3人も、視聴者も大爆笑してますが、これ真面目に実況解説しておとなしく見ることもできる試合なんですよね。3人が初対面の選手を失礼な感じでいじりたおして、試合を楽しみすぎてるww
韓国プロの「ぎゃはは」という笑いは、真面目な実況解説9に対して笑い1ぐらいの割合ですが、汚染品さん達は笑い8に真面目2ぐらいですねw とにかく楽しんでるのが伝わります。
知名度のない大会、知名度のないダイヤ選手、知名度のない即席チームでしたが、ピーク350名の大盛りあがりしたコミュニティ大会でした。なれない運営のなか第2回も切望されてます。7時間半ぶっ通しだと勝利チームの時間拘束長過ぎとかは改善してくれるでしょう。
選手にとって(かなり)失礼でもある「笑いの共有」は放送を盛り上げ、Yamatonさんのように、実況より感嘆の声を優先するのも有効です。プロesportsにバラエティのいじり要素を持ち込んだりするのはどうかという意見もあるでしょうが*1 コロナオンラインの今だからこそ、リーグもesportsを盛り上げる韓国の(失礼な)実況解説には見習うべきものがあるのではないかと思うのです。
以上。
次の大会はAsia ガントレットです。
Overwatch Contenders 2020: The Gauntlet: Asia - Liquipedia Overwatch Wiki
12月10日から始まるAsia ガントレット戦ではまた韓国2人の実況が聞けると思います。
韓国4チーム。中国4チーム。パシフィック1チーム。オーストラリア1チームでAsia No1を決める戦い。
公式Youtubeはこちら。
大会が始まれば公式ページのYoutube埋め込みでも見れます。
公式でログインして見ると時間に応じてContendersスキンがもらえるかもしれません。
いつもなら英語実況配信も同時にやってるのですが、予選Qualifierは今回なかったのでページ右上でログイン後、言語を韓国にしましょう。韓国実況のほうが盛り上がるので。
英語配信はApex大会をContendersKRとして縮小運営してたOGNや、キャスターの契約都合次第でしょうね。