beansgunのOverwatchメモ

ブロンズプレイヤーがAIM研究やオーバーウォッチリーグを楽しむブログ

Mob OverWatch

simplearchitect.hatenablog.com

 

上の記事は「Mob Programming」というチーム運営手法なのですが、普通5人がそれぞれのモジュールを並行に同時に作って、リードプログラマーが組み合わせるものを、 1台のPCだけで5人が見ながら、なんならプログラマー以外も参加して目の前で組み上げていくという方法らしいです。

 

普通はこれだと開発速度5分の1になると思いますよね? でもバグが5倍早く見つかって、全員の知見や、ライバル商品の動向を観察しながら仕様変更も柔軟で、暗黙知みたいなのが一切なくて、5人を同期する管理が必要ない状況が生み出せます。

すると、いつもは後から見つかるバグで遅れて、仕様変更で大幅に作り直して、全員の共通ルールが必ずどこかで聞いてない人やコミュニケーションミスがおきてさらにやり直して、それを管理したり、同期したり、すり合わせの作業にみんなさらにたくさん時間使って、、、といういつものやり方より、この5分の1しか進まないやり方のほうがずっと早く、ずっと良いものができるという手法らしいです。

 

OverWatchの6人チーム」もそうですよね。

個人それぞれがソロでランクマ廻して、それぞれの暗黙のルールと常識と戦法で動いてもお互い上手く行くわけがなく、6人それぞれがウィンストン、Dva、ゲンジ、トレーサー、ゼニ、ルシオ と個別のトレーニングしながら、APEXなどプロの大会をみて一緒に研究します。それを共有した上で作戦を立て、声出ししながらフォーカスをしていくために別チームとスクリムをして、それを第3者視点でビデオに取って、それを全員でShareVideoなどで見ながら作戦を立て直したり、修正したりするのを繰り返すことでしょう。多分プロや特に韓国チームなんかは特にそういう時間を大きく取ってるんだと思います。

とはいえ、そんなにスクリムの都合がついたり、メンバーが時間通りにそろったりというのは難しいですよね。「それぞれのキャラがどう動いてるか?」「何を考えて、他のキャラに何を期待しているか?」「今何が出来て、何が出来ないか?」これをもっとお手軽に共有したりチェックしたりするの方法はないものでしょうか?

 

「Twitchや、Youtubeでランクマをライブ配信する」

のが一番手っ取り早い方法だと思います。

そうすると1台のPCをみんなで見ながら、プレイヤーもリアルタイムで今何を考えてこういう行動をしてるのか好き勝手に言い合うことができます。後でビデオにも残せますからその時見れない人でも見れますしね。

 

もうひとつ

「クイックをみんなで観戦する」

という方法もあります。

これはメンバーがPC性能低くて動画取れない環境、ADSLなどでライブ配信や、すぐに動画アップが難しい環境、ポケットWifiなどで7GB制限あるから動画アップ向かない環境などでは気軽にそれぞれの思考や、動作をチェックできますね。観戦プレイやったことありますがこれは好き勝手言いながらプレイしたり、無責任に言いたいこといえたりするので、結構楽しいですよ。

マチュアのチームだと、それぞれがランクマ廻して、お互いのやりたいことや常識や暗黙知があまり共有する時間もないまま遠慮してプレイするということもありがちです。しかし、韓国プロみたいに全生活をOverWatchに捧げてる人は少ないでしょうから、こういうのも取り混ぜて一見時間が無駄にかかるように見えても、チーム活動でそれぞれの暗黙知を共有したり、お互い知らない知識やスキルを手に入れるのも悪くないかもしれませんね。