もちろん方位磁針じゃなく製図用のコンパスである
手法としては0.45mmぐらいの点ソールをセンサー下に2枚重ねて0.9mmぐらいの高さを確保し、(なんなら底面ソールは剥がし) 先端が浮くようにする。
実際はほんの僅かな傾むきだがイメージとしてわかりやすく。
お尻を持つ浅いツマミ持ちになる。
リフトオフディスタンスが高くなるのでちゃんと反応するセンサー、マウスパッド、LOD調整できるマウスを選びたい。
この動かし方はコンパスと同じようにマウスのお尻が回転の軸となるのでカーソルがブレない。上下の調整も浅いツマミで充分な手のひらの空間を動かせる。
軸を中心に動かすとブレないというのは「手首」でも同じことは言える。
しかし「手首」は筋肉がロックしがちで持ち直しが頻繁に発生する。
コンパス持ちはマウスのお尻が軸で手首は追従してうごめくため軸ではない。
また、センサーにある点ソールがセンサーの位置を意識させやすく、ただ1点の荷重によって強いストッピング能力を発揮する。
「肘」を軸に動かすというのもあるが、それはローセンシでぶん回す場合。
ミドルセンシ以上だと振り向き以外、敵を追うほとんどの場面は手首が軸になるだろう。
人によってストッピング強すぎるのはマイナス要素になる。
浅いツマミ持ちの欠点としてサイドボタンは押しにくく、マウスによってホイールも届きづらい点は挙げられる。
ポピュラーなEC系やFK系の形状は中央が高くお尻が平ぺったいためお尻をつまむのに適していない。
グリップ力も含めKONEシリーズを推したいが、軽くてお尻がツマミやすいマウスならどれでもいいだろう。
書いてて思ったのだがFK、EC系のマウスで「つかみもち」というのがそもそもマウスのお尻を軸に回転させるための持ち方かもしれない。マウスのお尻と手首に体重を分けるためにお尻が低く平ぺったいのかも。
それでもコンパスモチーフの浅いツマミ持ちは、
「手首がロックしないブレなさ」
「ツマミ持ちによる上下移動の自由さ」
「点ソールの止め性能」
あたりで差別化できるかもしれない。