前にかぶせ持ち用マウスを検討していた中から、Naga Trinity を購入してみました。
Razer Naga Trinity サイドボタンを2/7/12ボタンに付け替え可能 MMO/MOBAゲーミングマウス 【日本正規代理店保証品】 RZ01-02410100-R3M1
- 出版社/メーカー: Razer Inc.
- 発売日: 2018/02/24
- メディア: Personal Computers
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薬指が置けるかぶせ持ち(本来はMOBA、MMO向け)マウス Naga Trinity 買ってみました。今まで使ってたG903との比較です。
ワイヤレス ゲーミングマウス ロジクール G903 ワイヤレス充電対応 LIGHTSPEED 軽量構造 左右対称
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: Personal Computers
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メリット 1.「かぶせ持ちで薬指、小指からガッチリホールドでき、僕はG903よりAIMが向上」
やはり薬指が乗っけられて、指を少し伸ばしたまま小指でサイドをきっちり挟み込める形が素晴らしい。マウスのホールドが5本指全部カッチリして、かぶせ持ちではとてもAIM安定します。薬指と小指がきっちりホールドできるのは安定感にかなり寄与します。まさにかぶせ持ちAIMのために買ったかいがあるというもの。
G903も、薬指と小指を曲げて側面のくぼみをつかみ持ちすればカッチリホールドできるのですが、僕の場合その持ち方でマウス降ると手首が少しつる感じがあるんですよね。なので薬指、小指はくぼみより先の方をゆるく支える分だけ力をいれて指2本が浮いた感じになってちょっと安定感に欠けます。
メリット 2. 「G903に比べ全てのボタンが軽い」
左クリック、右クリック、ホイールクリック、チルトホイール、サイドボタン、全てG903より軽くて押しやすいです。これもお気に入りポイント。押しやすくてサイドボタンに設定してたウルトを一度誤爆してしまいましたが。
懸念点の Synapse 3 Beta は今の所問題なし
まだ使って2日というところなのでどうなるかわかりませんが、AmazonのレビューにあったSynapse3の酷評はとりあえず発生してません。Synapse3がメモリ1GB食うなんてレビューもありましたが、一応タスクマネージャーでは82MBというところ。
(見るタイミングで23MBだったり48MBだったりもします。)
USB3.0 につなげてるのも良かったのだろうか?
言語設定は日本語のままです。
Verは3.3.1031.102917。
ただSynapse3以外にRazerの余計な関連ソフトも何本か推奨されましたが全部無視しました。それがメモリ食うのでしょうね。Beta版のせいか特殊なショートカット割当(コピー・ペースト)などは「RazerSynapseが必要ですと」表示されまだ使えないみたいですが、Ctrl+c,Ctrl+vなどを登録すれば済むのでなんとかなる。
書いてて気づいたのですが、Synapse3を通さないという意味では、ゲーミングマウスらしく内蔵メモリに4つのプロファイルを記憶できるので、内蔵メモリに設定をコピーして、マウス裏のボタンで設定を切り替える方法もあります。これならSynapse3が入ってないPCでも設定を使える。僕もSynapse3は立ち上げたままですが、以降は内蔵メモリで運用してみます。
仕様からセンサーも最新で、5000万回耐久のオムロンスイッチなのでチャタリングもあまり心配なさそう。
さて、ここからデメリットですが、、
デメリット 1. 「実測120g で重い」
ケーブルを計りから垂らしたうえで120g。
ワイヤレスのG903は107gでした。
たった13gですが実感できるほど違ってきます。
慣れもあると思うのですが、2日目であまりマウスぶん回したくないほど違和感あります。重さが安定感の向上に一役かってるところはあるかもしれませんが。
追記:分解しても中に重りは無かったです。
左サイドに6ボタンを搭載したマウス「Razer Naga Hex」レビュー。「MOBA&アクションRPG向けモデル」の価値を探る - 4Gamer.net
昔のモデルだと16gの重りがあったというので分解してみましたがありませんでした。
付け替え可能のサイドパネルに4つの小さな磁石があるので重りといえばそれが重りですね。さすがにこれを取るわけにはいきません。
デメリット 2. 「マウスの形状が山なりで持ち上げにくいから重い」
重く感じる大半はこのせいだと思います。
G903含むたいていのゲーミングマウスは持ち上げやすいよう側面にくぼみがあると思うのですが、Naga Trinity は後ろから見てこんな感じ
ちょっとわかりにくいですが、側面は左右ともスリットのゴムが貼られてあって、薬指を乗っける構造上、親指と小指で120gのマウスを持ち上げないといけない。これが過剰な重さの原因。
薬指を挟む形に力いれることも可能ですが、そこはプラスチックでもう2度ほど傾斜あるのであまりひっかけてもちあげるのに効果的ではない。
持ち上げることに関しては体感的にG903の1.5倍から2倍めんどくさい感じ。
G903がかなり軽量化された一つの完成形マウスだった反動でもありますが、この点があまりオススメしづらいマウス。
もともとMOBAやMMO向けに設計されてるので、ローセンシでマウス持ち上げてぶん回すより、あまりマウスもちあげないハイセンシ向けかもしれない。
もちろん、サイド2ボタンのFPS用パーツもあるのでOWでも使えますが。
ただ、両側面の大きなゴム剥がしたらちょうど指置くくぼみになって、慣れる前に一気に問題解決するんじゃないかと思案中。さすがに買ったばかりの高価なマウスをいきなり保証なしにしてしまう勇気はないのでまずこのまま慣れようと思うけど。
追記。ゴム剥がしてみた
マイナスドライバーで丁寧に剥がしてみると2mm厚ぐらいのゴムが両面テープではられてるだけでした。きちんと貼り直すことも可能。プラスチックのヘリにテーピング貼って使ってみたところ、、
剥がしてみるとたしかに持ちやすくはなります、ゴムの分6g軽くなって114g。これは体感でわかるかなと言う程度。それでもやはりG903ほど軽いという印象には程遠い。
しかし、くぼみができて持ちやすくはなるんですが、Naga特有の「ガッチリ感」がなくなってしまいます。このガッチリ感は薬指を置くところがあるせいだけではなく、Nagaの横幅も重要。両側のゴム合わせて4mmほど細くなってしまうとその分指を少し曲げてしまう違和感。
1日それで使ってみましたが、AimがうまくあわずこれならG903をつかみ持ちしたほうがいいなと思い、ゴムはもとに戻しました。やはりNagaはゴムも含めた「ガッチリ感」があったほうがいい。どちらにせよ慣れかもしれませんが、ゴムありに慣れたほうが良いと個人的には思いました。
4mm程度のくぼみなんてほんの僅かな差に思えてかなり影響ありますね。
Zowieのマウスが細かく3サイズ用意してるのも納得。マウスはほんの僅かな差で個人の手の影響大きそうです。
デメリット 3. 「7ボタンはさらに山なりで持ち上げにくく、12ボタンはもっと持ち上げにくい。」
僕はモンゴリアンスタイルなので、マウスであれこれできる7サークルボタンを使うつもりだったのですが、7サークルはさらに2度ぐらいやまなりで親指ゴムも当然小さく持ち上げにくいです。
通常の2サイドボタンのほうが親指ゴムも大きく貼ってあって丸みがついてるので持ちやすい。このへんも慣れやセンシの問題かもしれませんが、OWやるなら2サイドボタンかなと。僕と同じように、7サークルボタンでいろんなスキルやコミュニケーションショートカット登録しようとすると、持ち上げにくさで痛い目みるかも。
1万以上する高いマウスでしたが、まさか使わないと思ってた2サイドボタンを選べたことはむしろ良かった。12ボタンに至っては親指グリップなどなく、そもそも持ち上げることを前提にしてないMMO向けですね。
持ち上げなければこれらのデメリットはないも同然なので。
デメリット 4. 「慣れないケーブルがわずらわしい」
G903以前からずっと無線マウスだったので、ケーブルはちょっとわずらわしいです。
別にケーブルが引っかかるとか、ケーブルに引っ張られることも無いのですが、今までなかったものがあるだけで違和感がある。これも慣れなんでしょうけど。
ファーストインプレッションはこんなところですね。
個人的なかぶせ持ちAIMがはっきり安定したのがかなり満足度高いところ。
持ちあげにくい重さに慣れるかどうかが不満なところ。
マウスと持ち方変わるので改めてセンシ設定考え直してもいいかも。
AIM安定しても価格と持ち上げにくさ、かぶせ持ち専用というデメリットゆえ誰にでもオススメとはいかないですが、このまま慣れなかったらいつか側面のゴム剥がして適当なテープ貼って、持ちあげやすくなったときまたセカンドインプレッション書いてみたいと思います。
他人に薦めるとしたら「かぶせ持ち派」「今のマウスは薬指と小指が浮いてなんか落ち着かない」「すでに120g以上のマウスを使っている」「持ち上げは慣れでカバーする」ぐらいの条件満たす人でないと難しいかも。
あとがき。「つまみマウス」「つかみマウス」「かぶせマウス」を揃える利点
Naga Trinityで実現できてるAIMをG903に落とし込めれば一番いいとは思っています。G903はオーバーウォッチリーガーも愛用者多いし、持ち方、振り方、支点の使い方によって上手く扱えるはず、、、以後の検討課題ですが、マウスと人の相性はあるかもしれません。
これで僕は、つまみ、つかみ、かぶせ、に合わせた3つのマウスが揃いました。
モンゴリアンスタイルに合わせて全てチルトホイール付きマウス。
Logicool ロジクール MX1600sGR ANYWHERE 2S ワイヤレス モバイルマウス グラファイト FLOW Bluetooth/USB接続 Windows・Mac対応 レーザー採用
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2017/06/15
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ワイヤレス ゲーミングマウス ロジクール G903 ワイヤレス充電対応 LIGHTSPEED 軽量構造 左右対称
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2017/09/21
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Razer Naga Trinity サイドボタンを2/7/12ボタンに付け替え可能 MMO/MOBAゲーミングマウス 【日本正規代理店保証品】 RZ01-02410100-R3M1
- 出版社/メーカー: Razer Inc.
- 発売日: 2018/02/24
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愛用マウスなんて1つでいいと思ってたのですが、自分のAIMを向上するにあたって、つまみ、つかみ、かぶせに合わせた、「小型マウス」「縦長シンメトリマウス」「横長薬指置きマウス」を用意しておくのはありなんじゃないかと思います。
というのも小型マウスでできてた精密な動きをどう本命に反映するかとか、横長マウスでできてた安定感をどう本命マウスに反映するかとか、それぞれの長所や可能性をボット撃ちしながら、マウスの持ち方の微妙な支点をずらしたり、指先、手首、腕の振り方をちょっとづつ変えながら試したり、POVの画面どこまでを手首に任せるかセンシ再調整したり、AIMを見直すたびにマウス一つより、3つぐらい幅が合ったほうが調整しやすいと思うんですよ。実際現状の僕はNaga が一番弾当てれてるので。
野球のバッターが、あえて軽いバットや、重い金属バットや、幅広のタイカップバットで、きっちり玉捉えたり、遠くに飛ばしたりする基礎的な「正しく当たる感覚」を体に覚え込ませて、本来のバットへフォームを見直す感じですかね。
MXAnywareはゲーミングマウスじゃないし、G903は一つ前のハイエンドだし、Naga Trinityは側面のゴム外す勇気が出るまで真価がわからないのでまだオススメしないですが、僕がモンゴリアンスタイルじゃない場合に揃えるならこのへんでしょうか。
Logicool ロジクール PRO HERO ゲーミング マウス G-PPD-001r
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2018/09/06
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Logicool ロジクール PRO LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス G-PPD-002WL
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2018/09/06
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【国内正規品】 ゲーミングマウス Mionix Naos 7000 NAOS-7000
- 出版社/メーカー: Mionix
- 発売日: 2014/03/20
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Naosは小指も置けるようですね。薬指置けるかぶせ持ち専用マウスって、SteelSiriesのIkariが終了してから、有名所ではNaos か Naga Trinityあたりしか見当たらないですが需要ないのでしょうか? よく知らないメーカーのもっと安いマウスでは結構あるようですが、さすがにちょっと手が出しづらい。
追記:1ヶ月使ったセカンドレビューはこちら。
追記2: 2ヶ月使って、実はつかみ持ちマウスとして優秀なことを発見