🗼FLASHOPS TOKYO 2018 FALL ショートムービー🗼
— Green Leaves (@GreenLeavesGG) October 15, 2018
先日Green Leavesが出演させていただいた #FLASHOPS の模様をショートムービーにて公開いたします!
新生GLの初お披露目の場でもありましたので、是非とも映像にてご覧ください🌱#オーバーウォッチ pic.twitter.com/ro82ByEpbP
Green Leavesに突然現れた F1PHT選手ですが、こないだのみずイロさん主催のFlashOPSに出て改めて「FIFTY」という名義で出演。Green Leaves紹介の最後の人ですね。ContendersTrialをギリギリまで戦ったのがなんと15歳。FIFTYって15歳という年齢のことだったのか!中学生じゃんw
しかし、こないだのワールドカップでタイ代表のスーパーDPS、PATIPHANは14歳登録、大会1週間前に15歳になったばかりでした。
なんなら2017年のワールドカップ時のTAIYO選手やJASPER選手は17歳(たぶん)だったわけで、今年のDEP選手も17歳。
元ルナティックハイのWHORU(フーアーユー) も17歳で、2017韓国WCの代表だったFl0w3r(NANOHANA) も17歳で今年のOWL出れずじまいでした。17歳のまま登録して、リーグ中に誕生日迎えたSinattraやSuper、Spaceなどはシーズン後半から出場。
もちろんOWLに20歳超えた選手もいっぱいいますし、EnvyUsに戻ってきたDPSのTaleSpinなんかは30歳ですから一概には言えません。学生の方がよりたくさんOverWatchに時間を費やせるという環境の違いもあります。大人はオーバーウォッチリーグにでもいかない限り、ちゃんと就職して働いたほうがお金もらえますからね。中高生のプレイタイム層が厚いという仮説はあります。
さらにこれは僕の仮説なんですが、
「過去の経験から大人は頭で考えすぎ」
「経験の少ない学生は感覚で捉えすぎ」
という傾向があるのではないかと考えてます。
OverWatchはゲーム展開がとても早いので、頭で言語化して反応していたら間に合わないんですね。言語野を通さず無意識で反応しなければいけない。「e」スポーツですから。味方と敵がどこに展開してるか12キャラ全て俯瞰予測したイメージで動く必要がある。じゃないと、不意に裏取りされたり、高台取られたり、ult先打ちされたりと対応が全て後手後手に遅れる。
だから年取って「頭で考えすぎる」ようになるほどいろんな反応が遅れる。もちろん学生でも「頭で考えすぎる」人は反応速度で勝てないです。一つ一つのスキルやコンボをまず無意識で感覚で扱えるように(カスタムなどで)練習しないといけない。
AIMも頭で考えてはいけない
AIMも同じで「狙おう」と頭で意識してたらフリックもトラッキングも追いつかないです。偶然でも良いからまず「当たる」といった体験を繰り返して、自分の意識の限界を超えた速度でその無意識の感覚を身につける必要があります。
VC聞くのも頭で考えてはいけない
ソロのランクマだと強くて、チーム組んでボイスチャット(VC)やると弱い人が結構いたりします。これは普段無意識で出来てるレベルのことすらVCという言語野を通してしまったり、VCが最優先で気になってしまって、全ての反応や予測が遅れるわけです。(Discordなどは VC上の遅延もありますしね)
もちろんult合わせや、敵の位置報告、ショットコールや、臨機応変な戦術は大事な要素です。敵と当たる前は意識的に処理しても大丈夫でしょう。でも敵と当たり始めたら、それらを無意識で処理する必要がある。
例えば、敵のultボイスなんかみんな無意識で即反応できると思いますが、VCも本来はそれぐらいの無意識レベルで処理できないといけない。
自分の無意識の判断こそ最優先で、VCは敵のultボイスと同じような2次情報です。それを無意識で処理できないと、VC使うことが足を引っ張る事になる。まあ、慣れるしか無いんですが「一生懸命頑張ろう」では逆に意識しすぎて突破できなくて、自分なりの視点や捉え方、哲学を変える必要がある。言葉にするのは難しいけど、「一生懸命頑張ろう」の先にある次元、CPUのultボイスと、VCのボイスを同列に扱うぐらいの視点かと思います。
強敵チーム相手にするときも頭で考えてはいけない
「大会で強敵チームに萎縮する」のも「頭で考え過ぎ」で実力が出ない例です。
強敵だと思うほど確実な狭い戦術でリスク取らず、みんな頭で緊張して不安がって、いつものやってること、やりたいことが何もできずに終わってしまいます。なんなら、相手のチーム名伏せて、知らないサブアカウントとして相手の選手名もわからないようにして、野良ランクマとして対戦したほうが自由に力を発揮できるでしょう。
強敵チームとあたっても、常にその感覚でいられるか。頭で余計なこと考え過ぎてないか。強敵だと必要以上に思い込みすぎてないか。ここは経験値高い大人ほど、過去の経験から逆に強い敵に飲まれやすくて、初めて力比べをする若い学生ほど感覚のまま戦えます。だから若い人が強いとも言える。
経験を重ねると強い敵に呑まれてしまうというのは、脳の仕組み上仕方ないのですけどね。本来の生き物は強い危険に立ち向かわず逃げないといけないわけで、過去の強豪が強くないと脳の辻褄が合わないわけで。その一貫性を脳は保とうとします。負ける回数と、負けた悔しさが強いほど、頭で考え過ぎてしまう傾向はあります。
しかし本質的な改善は頭で考えないといけない
ここが頭で考える人の強さです。
構成や、戦術、戦略は、当然頭で考える必要がある。
AIMの向上だって、とんでもなく細かな粒度で多角的に見つめ直す必要がある。
それらを感覚と偶然だけで修正しようとするのはほんとに運任せの改善だ。
それでは発見できない視点や、改善が無数にあって感覚だけではそのうち伸びなくなる。
だから頭で考えるべきことと、それを無意識に落とし込むこと。
両方必要になってくる。
プレイが伸びないときは、頭で考えすぎて無意識の次元に到達できてない場所があちこちにある場合と、無意識でできることだけやって、細かな粒度で1から見直して考えてないかなので、自戒を込めて意識と無意識の次元を使い分けていきたいところです。
Don't think feel
こちら、俳優さんらしいですが似たことを解説しています。
「自分の技をどうするかを考えるな。相手がどう出てくるかを感じて的確に対応するんだ。」
「自分の演技の事ばっかり考えてると、肝心の芝居をモノにできなくなるぞ」「Don't think! Feel.
(自分の演技をどうするかを考えるな。芝居が求めるままに演じろ。)」
「家でとにかく脚本を読み込んで演技プランを考えまくりなさい。でも本番ではそれを全部捨ててまっさらで演じること。」
ブルース・リーは、自分を水に例えて、水は何の型にでもハマり、時に緩やかに、時に流れが激しく、点となった水は岩をも砕くと言ってます。
まさに技を磨いたうえで、実践では水になれと。
OverWatchもいろいろ対戦相手向けの戦術考えても、相手が初めて見る戦術出してきたり、実際の試合は予想外のこといろいろ起きますからね。自分たちのやりたい技を押し付けるのを目的とするのではなく、水のように、勝つためにその時求められる立ち回りを6人がそれぞれ感じられるままに演じれると良いのかもしれません。
■ 月=目標・結果・ゴール
■ 指=手段となるでしょう。
ゴールや結果にフォーカスするからこそ、達成があります。
目標達成のための手段が目的になっては、当然ながらうまくいきませんね。
(運が良ければうまくいくこともあるかもしれませんが・・・)
頭で考えた手段にこだわってると、月へ至る道を見失う。
だいぶ脱線したような気がしますが、若さからくる才能は「感覚」の為せる技。
それだけでは伸びるのも限界があります。
頭で細かな粒度を見直すことと、実践であるがままに水のような感覚に身を任せるのは、年齢という脳の経験上の防御手段、自己防衛、錯覚、ミスリードから逃れる両輪かもしれません。
ブルース・リーは結構、おばっちに通じる名言多いです。