発売が今月の9/6ですね。
僕はG900(G903)を使ってるのですが、これを買うべきかどうか、ロジクール好きとして今年のハイエンドマウス記事をチェックしていきたいと思います。
ロジクール推しの理由
僕がロジクール推しなのは4gamerの記事で毎回ボタン反応が最速だから。
あとワイヤレスでワイヤードに負けない反応速度をうたってるのが、現時点でロジクールとCorsair DARK CORE RGB SE ゲーミングマウスしかないのですが、CORSIARはワイヤレス以外のレビューが今ひとつ。
センサーは最近どのメーカーもPMWセンサーやそれに負けないものを採用したりで遜色ないトラッキング。もちろんマウスは反応速度だけじゃなく、自分の持ち方での「手のフィット感」も大事で、そうなるとZOWIEやSteelSrieseやRazerなどガッツリ選択肢増えるのですが、自分の持ち方にあったマウスを探すのではなく、反応速度という基本性能に自分からマウスに持ち方を合わせていこうという考えです。
もちろんms単位の反応速度より手にしっくり来るかどうかが大事という考えもありです。プロがみんなロジクール使ってるわけでもありません。
Overwatch Pro Settings and Setups
ロジクール多めですが、Zowie、ファイナルマウス、Razerも見られます。
1世代前のデータですが、有線最速と言われるG Pro、ついでワイヤレスの903 403ですね。
去年のハイエンドがG903で
【PUBG JAPAN SERIES 2018推奨ギア】ワイヤレス ゲーミングマウス ロジクール G903 ワイヤレス充電対応 LIGHTSPEED 軽量構造 左右対称
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
今年はこっち
Logicool ロジクール PRO LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス G-PPD-002WL
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2018/09/06
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
これからはe-Sports意識してか「PRO」とつくのかな。
先月のOWLグランドファイナルで先行してロンドンスピットファイアが使用してたということでも話題になりました。ユニフォーム左肩にあるように元の(KongDoo)Cloud9がロジクールスポンサーチームですしね。
ロンドンのProfitがグランドファイナルでLogitechの未発売新型マウスを使用していたことが明らかに | D3Watch
で、何が変わったか?
109g から 80gへ
29gの軽量化ですね。
穴あきファイナルマウスが67g+ケーブルということを考えるとワイヤレスで穴あけずにかなり限界まで軽量化できたんじゃないでしょうか。これはぜひ体感してみたい。
センサーがPMW3366から HERO 16Kへ バッテリー30時間が60時間へアップ
HEROセンサーはPMW3366並の高精度トラッキングを持ちつつ、バッテリー消費量を10分の1に抑えたロジクール独自設計のセンサーです。総合的にはバッテリー充電が60時間へアップ。
G903よりもバッテリー重量を3分の1にしたらしいですが、それでも60時間。Gプロの軽さにも HEROセンサーの役割が大きい。
ただ4Gamerの検証によると、HERO 16Kという型番はわずかにカウント飛びが発生してる模様。4Gamerの検証でも1世代前のHEROセンサーではなかったと思いますが、まあゲームで体験できる飛びではなく、有線接続には起こらないようです。ちなみに1世代目のDPIは200-12000。2世代目は16Kの名前の通り100-16000DPIが可能。
あとPMW3366とのもうひとつの違いは、ロジクールソフトウェアでのマウスパッドキャリブレーションがないこと。この辺の調整はさすがのマウスセンサーPixArt Imaging PMWというところでしょうか。といっても記事ではいろんなマウスパッドできちんと動いてるので問題なさそうですね。個人的にこの辺は許容範囲。
ボタン数は11個から 7個へ減少
ホイールのチルトもオミットです。
G903がたくさんありすぎなんですけどね。
僕はOWで「回復要求」「ありがとう」「ULTレディ」などラジオチャットから「タブ機能」「各種スキル」まで登録してるのでボタンたくさんあってもかなり便利なんですよね。そこはちょっと残念というか、多ボタンマウスの直系ではないハイエンド。
幅3.5mm、長さ10mm 小さい
Pro Wireless (W)63.5 (D)120 (H)40mm
G903 (W)67 (D)130 (H)40mm
一回り小さくなったようでこれも好ポイント。
G903は、つかみもちも、つまみもちもできますがちょっと大きめかなと。
かぶせ持ちもしやすい? マウス形状を評判高いZowieに寄せてきた?
僕はもともとかぶせ持ちでしたが、G903は左右対称なのでかぶせ持ちするには薬指、小指の置き場所がなく困りました。結局僕は最近になってつまみもちに変えることになりましたが、マウスに合わせるつまみもちもよりAIM正確になって悪くないです。4Gamerレビューでもありますね。
Logicool G渾身のワイヤレスマウス「G900」レビュー。「ワイヤードより速い」は本当なのか,テストで明らかにする - 4Gamer.net
左右対称形状らしい制限はあるものの,「かぶせ持ち」以外なら握りやすい
「かぶせ持ち」の例。両利き対応マウスの常ではあるが,ベタ置きする小指と薬指が若干配置しにくい。そこで,筆者は右メインボタンとサイドパネルの隙間に引っ掛けるように薬指を配置して位置を固定し,小指はサイドパネルにベタ置きしている
左右対称形状のマウスということで,かぶせ持ちでは,薬指と小指の配置場所が定まりにくい問題はある。筆者の場合は置く場所を少し工夫することで解決したが,それでもしっくりこない人はいるかもしれない。これはもう,左右対称形状のマウスが持つ宿命みたいなものなので,なんとかして慣れるか,諦めるかするほかない。
残る3タイプの持ち方に関していえば,これといった問題はない。
ところが同じ左右対称の Pro Wirelessは
Logicool G「PRO Wireless」「PRO HERO」レビュー。重量約80gのワイヤレスと約83gのワイヤードは軽量マウスの最適解か? - 4Gamer.net
かぶせ持ちの例。側面の凹みが小さいため,本体との間に無駄な空間が生まれてしまうこともなく,薬指と小指ベタ置きできる。接地面が増えることでグリップ力も増して快適だ
実際にPCのデスクトップ操作やゲームプレイを何度も行ってみたが,どの持ち方でも非常に使いやすい。一般に,左右対称形状のマウスで左右の凹み量が大きいと,薬指と小指を配置できる場所が限られてしまい,また,指と本体との間に予期せぬ隙間が生じて安定感を奪っていくのだが,PRO Wirelessでそういう心配は無用だ。過去に左右対称形状のマウスを使って違和感を覚えたことのある人ほど,PRO Wirelessの「しっくりくる具合」には感心するのではなかろうか。
とあります。
(同じ記者の手でマウスが一回り小さくなったのも確認できますね)
発売されたばかりのAmazonでもかぶせ持ちいけるというレビューがあり、左右対称なのにどうも評判いいんですよね。マウスの形がロジクールらしくなく、かなりZowieに寄せてきてるので、握りで評判高いZowieを相当研究したのではないでしょうか?
ロジクールは(フラグシップでチャタリングも起こさなくなったし)基本性能は文句なく高いけど、手が合わないという人も多かったので、今回は軽さと、一回り小さく、もちやすい形状が待ち望んでた革命かもしれません。
PRO Wirelessは買いか?
・ワイヤレスなのに80gの軽量設計
・ロジクール設計の反応速度
・ワイヤレスでも有線に劣らないLightSpeed
・バッテリーが60時間に
・G903より一回り小さい
・形状がZowieに近くなって握りの評判がアップ
と、個人的にG903から買いかえたい理由が3つあるのですが、、
・ホイールにチルト機能がない
というどうしても個人的に譲れない所があります。
僕は右利きですが、マウス設定は右クリックがメイン攻撃で、左クリックがサブ攻撃
チルトやホイールにスキルを割り振ってます。デフォルトで人差し指はホイールにあり、ホイールの上下とチルトの4つへのアクセスが最速で、サブ攻撃も最短にアクセスできる状態。
これは何かと言うと「指の移動距離で数十msのロスが生まれる」からなんですね。G903にはホイールの下にも2つのボタンや、右側面にも2つボタンありますが、ここへのアクセスは10msどころか100ms遅れてもおかしくないので特に反応速度遅れても構わないラジオチャットや機能を割り振っています。
ロジクールの最大の利点「ボタンの反応速度が最速」で、他のマウスより10msや20ms稼いだとしても、指の移動で30ms遅れてたら意味がないわけです。5msのIPSモニタより1msのTNモニタのほうが4ms早いからFPSのプロは絶対TNモニターというのは決まっていますが、指を移動させずにどれだけボタンを押せるか? は30ms以上稼ぐのにかなり重要な指標だと思います。
例えばTVの「リアルタイム」字幕放送などでは、ステノワードという特殊なキーボードが使われます。普通のQWERTYキーボードはローマ字文字列が3段、かな文字列は4段あるわけですが、こちらは基本1段の10個のみで、それらの同時押しを駆使して扱います。リアルタイム字幕に速度あわせるには指をなるべく移動させないという設計思想です。親指シフトなどを超えて速さを極めた究極系キーボードといっても言ってもいいでしょう。
別にOWLプレイヤーだってチルト機能ないマウス多いので(G903人気だけど)この考え方は特殊ですし、ウィドウマクリーなどを考えたらプライマリの反応速度が早ければそれでよいのですが、スキルをキーボード側において、指の移動で10msのロスがあると、スタン、風切り、ブリンクなどで負ける可能性も高くなるわけです。ま、これはほんと個人的特殊な考えなので普通に良いマウスだと思いますけどね。G903が現役のうちはとりあえず保留ということで。そのうち考え変わるかも。
もうひとつの Pro Gaming mouse
記事のついでにもうひとつのワイヤードマウスも見ていきましょう。
去年のG903 を数ms上回る最速のマウスがこちら。
【PUBG JAPAN SERIES 2018推奨ギア】ゲーミングマウス ロジクール PRO G-PPD-001 eスポーツ FPS 対応
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2017/03/30
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
今年はこれ。
Logicool ロジクール PRO HERO ゲーミング マウス G-PPD-001r
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2018/09/06
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
小さく軽く、反応も最速と基本性能に特化した日本人にも大好評のマウスです。マウス重さはケーブル含まない本体だけで83gと軽い。それより2-3g軽いPro Wirelessよりはよほどフラグシップとして頑張ってる感じありますね。
記事でもあるように今回はセンサーがPMW3366から、第2世代HEROセンサーへの変更と、ケーブルが編み込みケーブルから少し細いビニールケーブルに変わったことぐらいの変化ですね。HEROセンサーの真価は省電力だと思ってたが、、
こちらの結果を見る限り,まずまずの結果を残していた初代PRO Gaming Mouseと比べても,PRO HEROはトラッキングの正確性が向上している印象だ。1600および3200DPI設定時にやや飛ぶ傾向が見られるが,プロゲーマーの多くは800 DPI以下を好んで使うので,そう大きな問題ではなさそうだ。
ということなので今シンプルで最速で小さめのマウス買うとしたら新しい PRO HERO モデルが良さそうだ。pixart任せのPMW3366と違って、ロジクール自社でトラッキングアルゴリズムを改良できるHERO 第2世代センサーの面目躍如かな。
以上。
個人的にチルト機能あれば絶対買ってましたが、それは個人的で特殊な考えなので、PRO WirelessもPRO HERO も最新PRO フラグシップの名に恥じない、おすすめできるマウスだと思います。