A.
「国内最強のメンバーを揃えてるから」
ものすごく当たり前の話。
だがこれは本来不可能なのだ。
国内最強選手というのは、時代によって常に入れ替わる。
6人それぞれの役割で、よりハイパフォーマンスな選手が出現する。
もし当初の6人が国内最強でも、より強い選手が他のチームに出現し、時間が経つほどCAGも普通のチームに平準化されていく。
だから本当の答えはこう
A.
「常にメンバーを国内最強選手と入れ替えてるから」
これは普通できない。
1年とか何ヶ月も一緒にやってきた仲間をあっさり切り捨てるのは難しい。
情もあり、まだ伸びる可能性も考えてメンバー内からの反対もあるだろう。
そのうち6人全員入れ替わる可能性もあるなんて考えられない。
モーニング娘。が、なっちやゴマキの事ではなく、AKB48が大島優子や前田敦子ではなく「つんく」や「秋元康」というプロデューサーの元で変わり続けるように。
しかし、これをやってるのがCAG。
オーバーウォッチでは1年前からずっと国内最強だったが、本当に当時の国内優勝メンバーから6人全員入れ替わってる。選手と距離を置いてただ勝利のためにスパッと切れるプロデューサー、オーナー? がいることの証明だ。
【新メンバー加入のお知らせ】
— CYCLOPS athlete gaming (@CYCLOPS_OSAKA) July 13, 2018
Overwatch部門に新しく SABAGOD(さばげー)(@SABAGOD2)、Dep(@Owdep123)が加入しました!
お二人は現在OW部門が出場している『OVERWATCH CONTENDERS』に出場中で、明日が2週目の試合です!
対戦相手は「XAVIER ESPORTS」チーム。熱い応援をよろしくお願いします!#CAGWIN pic.twitter.com/fLNJPxStbo
つい最近でも2メンバー加入。
去年のワールドカップでも存在感を見せつけ、国内最強のゼニ使いだったYOZ選手を差し置いてさばげー選手のロスターいり。そして同じく去年のワールドカップで大活躍し、国内最強トレーサーTAIYO選手を差し置いての現固定ロスターがDep選手。
こんなにドラスティックに主要メンバーを入れ替え続けることは、他のチームではできない。オーバーウォッチ最強の韓国チームですらこういう運営をやってるところはないかもしれない。(OWLや各地域のContenders引き抜かれまくるから変えざるを得ないところは多いが。)
逆にOWで古くから残ってるチームはもう「GREEN LEAVES」しかいない。
TF2勢だったせいか、OW初期から強く国内大会の準優勝を何度も手にしてたはず。
元々社会人で構成されたチームゆえ、その後スポンサーを得てチームがプロ化したタイミングや、台湾のContendersへ向け数ヶ月のフルタイム出場できる、人生賭けれるプロ選手へ入れ替えをする必要があった。
本日行われた「CKJ-OW Community-Vol.2-」最終戦を勝利し見事GLが優勝しました。長らく勝利から離れていましたが、この調子で一歩一歩力をつけて世界で戦えるよう精進して参ります。
— Green Leaves (@GreenLeavesGG) July 21, 2018
大会運営ならびに参加選手・視聴者の皆さまお疲れ様でした。
今後ともGL並びに選手達をどうぞよろしくお願いします! pic.twitter.com/mFfP1Y5Qgc
なので初期から残ってるのはもうHOSHIMI選手のみ。
<試合経過報告>
— Green Leaves (@GreenLeavesGG) July 21, 2018
現在開催中の-CKJ-OW Community-Vol.2- Day2 先ほど勝者側決勝戦 HyperLifeに勝利し、グランドファイナルへ進出しました。
一意専心、優勝を目指します!
引き続きみなさまの応援、よろしくお願いします!!
📺https://t.co/KGG0E42eLZ#CosmicKnightJP #GLWIN pic.twitter.com/m2RBXLbs5C
一番近い国内大会で記憶に残ってるのはV3 の両チームか。
Detonator,
DNG,
野良連合,
Rampage,
USG,
LIVELENT,
ENCOUNT NG,
SCARZ,
HANAGUMI,
RJM,
CrestGaming,
サイコパス大阪,
7th heaven
おなすび幼稚園
Naturals北海道
みんなどこ行ってしまったんだ。
(残ってるチームいたら悪いけど)
ただそのおかげというか、有力チームのほぼ全てが解散したからこそ、日本一のCAGに集まった、集められたとも言えることはある。今集まってるメンバーがDetonator、Rampage,Naturals,USGなどから来てるため、これらが解散しなければ今のCAGもなかったかもしれない。
そして日本のOWシーンを破壊したのは、このContendersという仕組みだ。
「台湾に渡って2-3ヶ月リーグ戦を戦い続ける」
プロでもこの条件は厳しすぎるのに、アマチュアチームは旅費から無理だ。
アマチュアでこれできるの台湾チームだけだろう。
日本や東南アジアのPacificチームはあまりに条件厳しい。
結局この条件で解散したOWチームは数知れず。
他の盛り上がってる国はそれぞれ自国開催のみなので、アマチュアチームでもそう心配することはない。惜しむらくはContendersを自国開催できるほど日本で盛り上がらなかったことか。
実は今大会からContendersPacificのみ特殊な条件を考慮して、自国から大会参加可能になった。これだとブリザード側の不正チェックが難しくなるが、プレイオフだけ台湾に渡ればいいことになる。
それが1年、いや半年でも判断早ければ日本のOWチームがあれだけ解散する必要はなかったかもしれない。
日本のOWシーンは、CAGがContendersやワールドカップで大活躍し、誰かがOWLに出場することになればまた盛り上がるかもしれない。できればトヨタがCAGまるごと抱えて日本からリーグ出場。それは夢物語だが、そうなったら昔のチームが復活とはいわないまでも、新しいプレイヤーやチーム達がまたいろいろ出てきそうなんだがなあ。