ヒーラーがゼニルシ構成で2つ抱えてるとき、飛び込むにしろカウンターにしろ個人的には「サウンドバリアが先で、それでも足りなければ光彩」という形がいいかと思います。
理由1、光彩→サウンドバリアだと体力が回復しない。
こちらの6:25:00頃のシーン。
USG Supreme側が光彩とサウンドバリア2つを持っていて、どちらも他にウルトがまだないのでここを守りきればラウンド取れるここがまさに先出し光彩→サウンドバリアでなぜか負けてしまう場面。
瀕死のタンクを続けてサウンドバリアでシールド+500になったとしても、体力が回復するわけではないので5秒後にすぐ瀕死に戻ります。この5秒間でヒールをかける必要がありますがルシオでは全快も難しく、ヒールではなくスピードが欲しいときも多いです。
敵とあたりはじめに先に光彩出しても体力の上限は増えず、サウンドバリアを後出しにしても体力が回復せず、特にダイブで広く展開してる味方を今の10m範囲のルシオが5秒以内に回復しきるのは不可能です。
逆にサウンドバリアが先なら体力の上限が増え、光彩が後なら体力も回復します。
理由2、サウンドバリアが先だと、ゼニヤッタが火力を出せる。
光彩中はゼニヤッタが火力出せません。
先にファーストキルするのが大事なこのゲームで火力が5vs6になるのは避けたいところ。サウンドバリアならゼニヤッタも火力出せるので、このときにファーストキル取って必要があれば光彩に繋げたいところです。
理由3、サウンドバリア中はワンピックされにくいが、光彩中はワンピックされる恐れがある。
光彩中でもパルスボムやウィドウのヘッドショット、ゼニヤッタの右クリックに抜かれる可能性がありますが、サウンドバリア中はこの危険性が減ります。ファーストキルされないことが大事なこのゲームでそれを防げる方を先出しに使うのも重要です。
ではUSG Supremeはなぜ光彩を先出しにしたのかというと、僕がいま考えられる理由が1つ。
光彩先出しメリット、ultの回転率はゼニヤッタの方が早い。
overwatch-wiki.matome-jyoho.info
こちらによると、何もしない状態で光彩が使えるまで165秒。
サウンドバリアは210秒となってます。
ヒール量やダメージでもチャージするので、プレイヤーの腕にもよりますがやはり光彩が先に溜まる印象がありますね。そうすると ult の回転率を考えれば光彩を先に使うほうがいいでしょう。しかしそれでも上の4つのメリットからサウンドバリア先出しの方が有効な差を付けやすいかと考えます。
光彩先出しメリット2、相手にソンブラがいる場合は、サウンドバリアがカウンターされ、ゼニがすぐ死んじゃうのであたる時に光彩先出しが望ましい。
これは上の動画とは関係ないのですが、ソンブラが敵にいるならEMP使われる前に先出しするしかないですよね。そもそもソンブラ相手が予想されるところにゼニ出しにくいと思いますが。
とはいえ、これはただ僕の考えが浅いのかもしれません。光彩先出しのメリットが他にあるのならコメントで意見がほしいところです。
※追記
Letswiseさんの解説から、以下の理由で光彩先出しのメリットをススメてました。
光彩先出しメリット3、光彩後のゼニヤッタがフォーカスされるのをサウンドバリアで助ける
光彩のとき前に出る必要があるので、ゼニヤッタは乱戦から逃れられません。もちろん光彩終わる2秒前ぐらいにひいてもいいのですが、ダイブ構成相手からワンジャンプで襲いかかる位置からは逃れられないでしょう。そのときサウンドバリアがあると、安全な位置まで逃げ切れるという考え。
もうひとつXQさんの解説から、サウンドバリア先出しのメリット。
サウンドバリア先出しメリット4、敵のシールドや乱戦時に散った味方へサウンドバリアが全員に届かない。
最初に固まって動いてる間に6人全員にサウンドバリア入れるのは簡単だけど、光彩で乱戦になったあとはダイブ構成だとルシオの視界から外れる味方が出てくるから、タイミングが難しくなる。
こう並べると、光彩の時間6秒で固まって動くのと、サウンドバリアの+500が約5秒で0、実質サウンドバリアから強気で自由に動ける時間3秒程度と考えると、特性の違いから「ゼニの火力含め、自由に動ける攻撃的なサウンドバリアカウンター」と「6秒耐えれて全回復、ult回転率と2個目の節約判断しやすいの受身的な光彩カウンター」という違いが見受けられます。
とすれば一気に攻撃的にかたをつけたい、取り返したい場面にはサウンドバリア。受身的に時間を引き伸ばして戦ったほうがいい、拠点守りたい場合は光彩を先出しにするほうがよさそうです。
これは構成にも言えて、トレゲンの攻撃的なダイブ構成ならサウンドバリア先出し。トレソルの受身的なダイブ構成なら光彩先出しのほうが相性よさそうですね。